日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
スイスのカジノの禁煙状況
禁煙では気分も乗らず
http://www.swissinfo.ch/jpn/society/detail.html?siteSect=601&sid=10727658&cKey=1242983785000&ty=st
2008年、スイスのカジノ業界は2001年に営業が認可されて以来初めて業績が下がり、前年比3.5%のマイナスとなった。その原因の1つには禁煙も挙げられる。「スイスカジノ連盟」のダニエル・フライ会長は、そのほか、経済危機、インターネット賭博、ポーカー・トーナメントなどもカジノの減収の一因として挙げる。昨年は3160万フラン ( 約27億円 ) の減収となった。
種々のカジノに種々の顧客
しかし、昨年の売上統計には禁煙の影響が顕著に現れた。フライ氏は「禁煙が導入された時期から売り上げが落ち始めた」 と言う。
例えばティチーノ州では2008年4月にカジノが禁煙となったが、メンドリーズィオ ( Mendorisio ) のカジノでは売上が15.4%減少、ルガーノ ( Lugano ) ではマイナス23.3%にも及んだ。一方、2008年3月に禁煙が導入されたグラウビュンデン州のカジノの減収はこれよりかなり少なく、サンモリッツで0.9%、ダボスでも5.1%にとどまっている。
「クランカジノ・クアザール・ベルンAG ( Grand Casino Kursaal Bern AG ) 」社の経営責任者であるクリスティアン・アウミュラー氏は、客質の違いが禁煙の影響に対してこのようなムラを生じさせていると考える。「どのカジノもそれぞれ異なった客層を持っている。スイスの市場はまったく多様だ。観光客が多く訪れるカジノもあれば、近隣の人口集中地域からの客で持っているカジノもある」
アウミュラー氏はまた、「国境近くのカジノは、外国の禁煙導入で甘い汁を吸ってきた。しかし、スイスの州にも禁煙が導入され出して、状況はまた相対化した」 と分析する。スイスの喫煙に関する法律は各州で異なる。そのため競争に歪みが生じているというのがアウミュラー氏の見方だ。
フライ氏もまた州ごとに異なる法律を問題視しており、スイス全土に適用される解決策を求めている。だがいずれにしても、カジノに関しては比較的厳しい規則が採用されているという。「フランスとドイツでは、禁煙導入後、総収入がおよそ3割落ち込んだ。ドイツのバイエルン州ではそのため、カジノの禁煙の撤回について議論され出した」 とフライ氏。
非喫煙者とカジノ客の保護
アウミュラー氏は「スイスの各カジノで行ったアンケート調査によると、平均してカジノ客の半数以上が喫煙者」と証言する。このことはスイスカジノ連盟でも確認されている。
「しかし、社会全体の喫煙者は29%に過ぎない。喫煙者の方がカジノでお金を賭けて遊ぶのが好きなようだ」とフライ氏。
1つの中毒が別の中毒にどの程度影響を与えるかということははっきりしていないが、カジノの責任者たちはお金を賭けたゲームが中毒になることをよく認識している。「そのため、カジノ客の保護には真剣に取り組まなければならない」 とアウミュラー氏は言う。
「ベルンでは年間およそ400人がカジノへの立ち入りを禁止されているが、その中の4分の3は客自身もカジノへの立ち入り禁止を望んでいる」
お金を使い過ぎている疑いのあるカジノ客を見つけた場合、カジノの従業員は当人の経済状況を査定するため、過去3カ月の給与明細の提示を要求することができる。アウミュラー氏によると、「これほどよくカジノ客を保護している国はほかにない」ということだ。
禁煙に対する準備
2009年7月1日、ベルン州に禁煙が導入されるが、アウミュラー氏はカジノの売り上げは減少しないと思っている。ここのホールの3分の2は数年前から禁煙となっており、280台あるゲーム機のうち170台はすでに禁煙ゾーンに置かれている。禁煙導入後、禁煙ゾーンは喫煙ゾーンと新たにガラスの壁で仕切られる予定だ。ベルンのあるカジノ客は「禁煙になったら、カジノに足を運ぶ回数が減りそうだ」
と言う。普段、彼は喫煙ゾーンでプレーしている。だが、そう言いつつも、「いずれ禁煙にも慣れるでしょう。『ばくち打ちの楽園』ラスベガスでさえ、カジノでの喫煙は禁止されているのですし。ラスベガスでは禁煙はもうごく普通のことです」 と楽観的だ。
エヴェリン・コブラー swissinfo.ch( 独語からの翻訳、小山千早 )
http://www.swissinfo.ch/jpn/society/detail.html?siteSect=601&sid=10727658&cKey=1242983785000&ty=st
2008年、スイスのカジノ業界は2001年に営業が認可されて以来初めて業績が下がり、前年比3.5%のマイナスとなった。その原因の1つには禁煙も挙げられる。「スイスカジノ連盟」のダニエル・フライ会長は、そのほか、経済危機、インターネット賭博、ポーカー・トーナメントなどもカジノの減収の一因として挙げる。昨年は3160万フラン ( 約27億円 ) の減収となった。
種々のカジノに種々の顧客
しかし、昨年の売上統計には禁煙の影響が顕著に現れた。フライ氏は「禁煙が導入された時期から売り上げが落ち始めた」 と言う。
例えばティチーノ州では2008年4月にカジノが禁煙となったが、メンドリーズィオ ( Mendorisio ) のカジノでは売上が15.4%減少、ルガーノ ( Lugano ) ではマイナス23.3%にも及んだ。一方、2008年3月に禁煙が導入されたグラウビュンデン州のカジノの減収はこれよりかなり少なく、サンモリッツで0.9%、ダボスでも5.1%にとどまっている。
「クランカジノ・クアザール・ベルンAG ( Grand Casino Kursaal Bern AG ) 」社の経営責任者であるクリスティアン・アウミュラー氏は、客質の違いが禁煙の影響に対してこのようなムラを生じさせていると考える。「どのカジノもそれぞれ異なった客層を持っている。スイスの市場はまったく多様だ。観光客が多く訪れるカジノもあれば、近隣の人口集中地域からの客で持っているカジノもある」
アウミュラー氏はまた、「国境近くのカジノは、外国の禁煙導入で甘い汁を吸ってきた。しかし、スイスの州にも禁煙が導入され出して、状況はまた相対化した」 と分析する。スイスの喫煙に関する法律は各州で異なる。そのため競争に歪みが生じているというのがアウミュラー氏の見方だ。
フライ氏もまた州ごとに異なる法律を問題視しており、スイス全土に適用される解決策を求めている。だがいずれにしても、カジノに関しては比較的厳しい規則が採用されているという。「フランスとドイツでは、禁煙導入後、総収入がおよそ3割落ち込んだ。ドイツのバイエルン州ではそのため、カジノの禁煙の撤回について議論され出した」 とフライ氏。
非喫煙者とカジノ客の保護
アウミュラー氏は「スイスの各カジノで行ったアンケート調査によると、平均してカジノ客の半数以上が喫煙者」と証言する。このことはスイスカジノ連盟でも確認されている。
「しかし、社会全体の喫煙者は29%に過ぎない。喫煙者の方がカジノでお金を賭けて遊ぶのが好きなようだ」とフライ氏。
1つの中毒が別の中毒にどの程度影響を与えるかということははっきりしていないが、カジノの責任者たちはお金を賭けたゲームが中毒になることをよく認識している。「そのため、カジノ客の保護には真剣に取り組まなければならない」 とアウミュラー氏は言う。
「ベルンでは年間およそ400人がカジノへの立ち入りを禁止されているが、その中の4分の3は客自身もカジノへの立ち入り禁止を望んでいる」
お金を使い過ぎている疑いのあるカジノ客を見つけた場合、カジノの従業員は当人の経済状況を査定するため、過去3カ月の給与明細の提示を要求することができる。アウミュラー氏によると、「これほどよくカジノ客を保護している国はほかにない」ということだ。
禁煙に対する準備
2009年7月1日、ベルン州に禁煙が導入されるが、アウミュラー氏はカジノの売り上げは減少しないと思っている。ここのホールの3分の2は数年前から禁煙となっており、280台あるゲーム機のうち170台はすでに禁煙ゾーンに置かれている。禁煙導入後、禁煙ゾーンは喫煙ゾーンと新たにガラスの壁で仕切られる予定だ。ベルンのあるカジノ客は「禁煙になったら、カジノに足を運ぶ回数が減りそうだ」
と言う。普段、彼は喫煙ゾーンでプレーしている。だが、そう言いつつも、「いずれ禁煙にも慣れるでしょう。『ばくち打ちの楽園』ラスベガスでさえ、カジノでの喫煙は禁止されているのですし。ラスベガスでは禁煙はもうごく普通のことです」 と楽観的だ。
エヴェリン・コブラー swissinfo.ch( 独語からの翻訳、小山千早 )
タグ :スイス
2009年05月26日 Posted by tonton at 21:23 │Comments(0) │その他のヨーロッパ
北京市:公共の場所での喫煙 罰金大幅引き上げも/中国
北京市:公共の場所での喫煙 罰金大幅引き上げも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090523-00000055-scn-cn
18日付京華時報によると、北京市では「公共の場所での喫煙禁止規定」を改正する際には、公共の場所で喫煙した場合の個人に対する罰金が現行の10元(約140円)から50-200元(約700-2800円)に引き上げられる可能性がある。改正草案の策定にかかわる専門家チームのメンバー、崔小波氏が明らかにした。18日付京華時報が伝えた。
同市の規定では2008年に施行された規定により、学校、医療機関、レストラン、ホテル、商店などでの喫煙が禁止された。ただ、罰金が10元では安すぎて意味がないとの意見が出ている。崔氏らが市民6000人余りを対象に行った調査では、70%の人が罰金を最高で200元まで引き上げることに賛成しているという。
現在の北京市の喫煙率は男性が57.7%、女性が4.6%。同市衛生局ではまもなく公布する2009年―18年を対象期間とした全民健康促進十年行動規画で喫煙に関するコントロールを強化し、喫煙率を下げていきたい考えだ。
(編集担当:恩田有紀)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090523-00000055-scn-cn
18日付京華時報によると、北京市では「公共の場所での喫煙禁止規定」を改正する際には、公共の場所で喫煙した場合の個人に対する罰金が現行の10元(約140円)から50-200元(約700-2800円)に引き上げられる可能性がある。改正草案の策定にかかわる専門家チームのメンバー、崔小波氏が明らかにした。18日付京華時報が伝えた。
同市の規定では2008年に施行された規定により、学校、医療機関、レストラン、ホテル、商店などでの喫煙が禁止された。ただ、罰金が10元では安すぎて意味がないとの意見が出ている。崔氏らが市民6000人余りを対象に行った調査では、70%の人が罰金を最高で200元まで引き上げることに賛成しているという。
現在の北京市の喫煙率は男性が57.7%、女性が4.6%。同市衛生局ではまもなく公布する2009年―18年を対象期間とした全民健康促進十年行動規画で喫煙に関するコントロールを強化し、喫煙率を下げていきたい考えだ。
(編集担当:恩田有紀)
2009年05月26日 Posted by tonton at 21:16 │Comments(0) │中国
上海市で、8つの「禁煙病院」を開設予定/中国
<禁煙病院>やる気だけの成功率3%!効果的にタバコとおさらばへ―上海市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090524-00000013-rcdc-cn
2009年5月23日、新聞晨報によると、22日に上海市で、来る31日の「世界禁煙デー」にちなんだイベントが催された。イベントでは、禁煙は医師の専門的指導により効果が上がると紹介され、今年同市では8つの「禁煙病院」が開設予定であることが公表された。統計によると、本人の意思のみによる1年以上の禁煙成功率はわずか3%。一方医師の適切な指導と治療や投薬を行えば、禁断症状を緩和しながら大幅に再喫煙率を下げることが出来るという。禁煙病院では「禁煙科」設置のほかに、入院患者も受け入れ、親身に禁煙に取り組むという。院内には喫煙所も設置せず、売店にはタバコはもちろん、ライターなどの販売も一切禁止となる。
喫煙には疲労を取り除き、気分を高めるなどの効用があると愛煙家は思いがちだが、多くの専門家は、タバコ依存は一種の慢性疾患であると指摘する。WHO(世界保健機関)の国際疾病分類では精神系疾病に分類されている。喫煙は多くの疾病の原因でもあり、循環器、呼吸器、生殖器、内分泌腺、皮膚などに悪影響をもたらす。中国で、受動喫煙の危険にさらされている人は5億4000万人を数え、そのうち15歳以下の子供が1億8000万人と言われている。毎年タバコが原因で死亡する人は約100万人、タバコが原因の疾病にかかる医療コストは毎年1000億元(約1兆4000万円)以上とも言われている。(翻訳・編集/中原)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090524-00000013-rcdc-cn
2009年5月23日、新聞晨報によると、22日に上海市で、来る31日の「世界禁煙デー」にちなんだイベントが催された。イベントでは、禁煙は医師の専門的指導により効果が上がると紹介され、今年同市では8つの「禁煙病院」が開設予定であることが公表された。統計によると、本人の意思のみによる1年以上の禁煙成功率はわずか3%。一方医師の適切な指導と治療や投薬を行えば、禁断症状を緩和しながら大幅に再喫煙率を下げることが出来るという。禁煙病院では「禁煙科」設置のほかに、入院患者も受け入れ、親身に禁煙に取り組むという。院内には喫煙所も設置せず、売店にはタバコはもちろん、ライターなどの販売も一切禁止となる。
喫煙には疲労を取り除き、気分を高めるなどの効用があると愛煙家は思いがちだが、多くの専門家は、タバコ依存は一種の慢性疾患であると指摘する。WHO(世界保健機関)の国際疾病分類では精神系疾病に分類されている。喫煙は多くの疾病の原因でもあり、循環器、呼吸器、生殖器、内分泌腺、皮膚などに悪影響をもたらす。中国で、受動喫煙の危険にさらされている人は5億4000万人を数え、そのうち15歳以下の子供が1億8000万人と言われている。毎年タバコが原因で死亡する人は約100万人、タバコが原因の疾病にかかる医療コストは毎年1000億元(約1兆4000万円)以上とも言われている。(翻訳・編集/中原)
2009年05月26日 Posted by tonton at 21:14 │Comments(0) │中国
米連邦控訴裁、「たばこ会社は国民を欺いた」との判決支持
「ライト」の表示認めず=たばこ健康被害変わらず-米連邦高裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090524-00000041-jij-int
【ワシントン24日時事】たばこの害を知りながら、消費者を欺いてきたとして、米政府が大手たばこ会社に禁煙事業への資金拠出などを求めた訴訟で、首都ワシントンの連邦高裁は24日までに、資金拠出は認めなかったものの、健康への害が少ない印象を与えるとして「ライト」(軽い)や「マイルド」といった表示を禁止した一審判決を支持する決定を下した。
ワシントン・ポスト紙などによると、訴訟は1999年に当時のクリントン政権が、フィリップ・モリスUSAを傘下に置く米たばこ大手アルトリア・グループなどを相手取り、訴えた。
連邦高裁は、たばこ会社は、たばこの中毒性や副流煙による害を認識していたとした一審判決を是認。さらに、「軽いたばこ」が通常のたばこより健康を害さないとはいえないとの判断を下した。
米連邦控訴裁、「たばこ会社は国民を欺いた」との判決を支持
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000016-dwj-biz
米連邦控訴裁判所は22日、たばこ業界が喫煙の危険性について国民を欺き、違法な利潤獲得を禁止する法律に抵触したとする、2006年の歴史的な判決をおおむね支持した。米司法省はたばこ会社に対し、全米の禁煙キャンペーンに100億ドルの資金を提供させるなどの追加制裁を科すよう要求していたが、首都ワシントンの巡回控訴裁判所の3人から成る判事団は、この要求を退けた。今回の訴訟の被告企業は、米アルトリア・グループ(NYSE:MO)傘下のフィリップモリスUSA、レイノルズ・アメリカン(NYSE:RAI)、ロリラード(NYSE:LO)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)(BATS.LN)など。アルトリアのマレー・ガーニック上級副社長は、今回の判断に異議を申し立てる意向を示した。同社は控訴裁判所に判事全員での再審理を申し立てる最初の被告企業となる見込みだ。そのほかのたばこ会社の広報担当者からはコメントを得られなかった。控訴裁判所は22日、判事団の全員が同意した92ページに及ぶ判決文の中で、たばこ会社が喫煙の有害性と中毒性について、国民を故意に欺いたと断定できる十分な証拠がある、と結論づけた。また、米連邦地方裁判所のグラディス・ケスラー判事が06年、9カ月間にわたる審理の結果、たばこ会社に対し、「ライト」や「低タール」と表示してブランドを展開することの禁止などを命じた是正措置について、控訴裁は今回、この大半を支持した。ケスラー判事の判決は、喫煙による健康への影響と中毒性について、たばこ業界が訂正公告を発表することも要求している。アルトリアのガーニック上級副社長は「控訴裁の判決は、法律や訴訟で提出された証拠に基づいたものではない。当社は、これらの問題が非常に重要であることを考慮すれば、再審理を行うことが正当であると確信している」と語った。この訴訟は1999年にまでさかのぼる。当時のクリントン政権は、たばこ会社9社と2つの業界団体を相手取り、喫煙の危険性について国民を欺くために50年間の申し合わせをしていた、として訴訟を起こした。控訴裁判所は22日、たばこ会社は喫煙による健康被害、ニコチンの中毒性・含有量の改ざん、受動喫煙の有害性のほか、「ライト」たばこは通常のものと同じくらい有害であり、通常のものより有害性が大きい可能性もあるとする、喫煙者からの損害賠償を求める意見も把握している、と指摘した。さらに、規制を課さなければ、たばこ業界は今後も詐欺行為をする公算が大きいことを、政府は十分に証明した、と述べた。だが、政府は同業界に2800億ドルの利益を放棄するよう強制できないとする、これまでの判決も支持した。子供をたばこから守る活動をしている団体「キャンペーン・フォー・タバコフリー・キッズ」のマシュー・マイヤーズ会長は、今回の判決は「国民の健康にとって非常に大きな勝利」だが、たばこ会社への追加制裁を裁判所が却下したことには失望している、と語った。デビッド・オグデン司法副長官は、判決は「たばこ会社は米国民を欺いた」とする政府の立場の正当性を立証した、と評価している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090524-00000041-jij-int
【ワシントン24日時事】たばこの害を知りながら、消費者を欺いてきたとして、米政府が大手たばこ会社に禁煙事業への資金拠出などを求めた訴訟で、首都ワシントンの連邦高裁は24日までに、資金拠出は認めなかったものの、健康への害が少ない印象を与えるとして「ライト」(軽い)や「マイルド」といった表示を禁止した一審判決を支持する決定を下した。
ワシントン・ポスト紙などによると、訴訟は1999年に当時のクリントン政権が、フィリップ・モリスUSAを傘下に置く米たばこ大手アルトリア・グループなどを相手取り、訴えた。
連邦高裁は、たばこ会社は、たばこの中毒性や副流煙による害を認識していたとした一審判決を是認。さらに、「軽いたばこ」が通常のたばこより健康を害さないとはいえないとの判断を下した。
米連邦控訴裁、「たばこ会社は国民を欺いた」との判決を支持
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000016-dwj-biz
米連邦控訴裁判所は22日、たばこ業界が喫煙の危険性について国民を欺き、違法な利潤獲得を禁止する法律に抵触したとする、2006年の歴史的な判決をおおむね支持した。米司法省はたばこ会社に対し、全米の禁煙キャンペーンに100億ドルの資金を提供させるなどの追加制裁を科すよう要求していたが、首都ワシントンの巡回控訴裁判所の3人から成る判事団は、この要求を退けた。今回の訴訟の被告企業は、米アルトリア・グループ(NYSE:MO)傘下のフィリップモリスUSA、レイノルズ・アメリカン(NYSE:RAI)、ロリラード(NYSE:LO)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)(BATS.LN)など。アルトリアのマレー・ガーニック上級副社長は、今回の判断に異議を申し立てる意向を示した。同社は控訴裁判所に判事全員での再審理を申し立てる最初の被告企業となる見込みだ。そのほかのたばこ会社の広報担当者からはコメントを得られなかった。控訴裁判所は22日、判事団の全員が同意した92ページに及ぶ判決文の中で、たばこ会社が喫煙の有害性と中毒性について、国民を故意に欺いたと断定できる十分な証拠がある、と結論づけた。また、米連邦地方裁判所のグラディス・ケスラー判事が06年、9カ月間にわたる審理の結果、たばこ会社に対し、「ライト」や「低タール」と表示してブランドを展開することの禁止などを命じた是正措置について、控訴裁は今回、この大半を支持した。ケスラー判事の判決は、喫煙による健康への影響と中毒性について、たばこ業界が訂正公告を発表することも要求している。アルトリアのガーニック上級副社長は「控訴裁の判決は、法律や訴訟で提出された証拠に基づいたものではない。当社は、これらの問題が非常に重要であることを考慮すれば、再審理を行うことが正当であると確信している」と語った。この訴訟は1999年にまでさかのぼる。当時のクリントン政権は、たばこ会社9社と2つの業界団体を相手取り、喫煙の危険性について国民を欺くために50年間の申し合わせをしていた、として訴訟を起こした。控訴裁判所は22日、たばこ会社は喫煙による健康被害、ニコチンの中毒性・含有量の改ざん、受動喫煙の有害性のほか、「ライト」たばこは通常のものと同じくらい有害であり、通常のものより有害性が大きい可能性もあるとする、喫煙者からの損害賠償を求める意見も把握している、と指摘した。さらに、規制を課さなければ、たばこ業界は今後も詐欺行為をする公算が大きいことを、政府は十分に証明した、と述べた。だが、政府は同業界に2800億ドルの利益を放棄するよう強制できないとする、これまでの判決も支持した。子供をたばこから守る活動をしている団体「キャンペーン・フォー・タバコフリー・キッズ」のマシュー・マイヤーズ会長は、今回の判決は「国民の健康にとって非常に大きな勝利」だが、たばこ会社への追加制裁を裁判所が却下したことには失望している、と語った。デビッド・オグデン司法副長官は、判決は「たばこ会社は米国民を欺いた」とする政府の立場の正当性を立証した、と評価している。
タグ :アメリカ
2009年05月26日 Posted by tonton at 21:09 │Comments(0) │アメリカ
たばこ税、コンビニ購入増で市外流出/福岡
田川市のたばこ税12%減、コンビニ購入増で市外流出/福岡
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20090525-OYS1T00264.htm
田川市は、2008年度のたばこ税の税収が、前年度比12%減の約4億100万円に落ち込んだことを明らかにした。嫌煙ムードの広がりに加え、自動販売機用の成人認証カード「タスポ」の導入が原因とみられる。
市によると、市内では04年度以降、年間1億5000万本前後のたばこが消費され、07年度は約4億5800万円の税収があった。昨年5月に県内でタスポが導入されたことなどから、08年度の消費本数は約1億2300万本にとどまり、税収も前年度より約5700万円減少したという。
たばこを自販機で販売した場合、たばこ税は自販機を設置する商店などが地元の自治体に納めるが、大手コンビニチェーン店が販売した場合は、たばこの仕入れ先がある自治体の税収になる。タスポを持たない愛煙家は自販機を利用できないため、コンビニでたばこを購入するケースが増えており、税収が他の自治体に流れやすくなっているという。
市税務課は「愛煙家にはできるだけ市内の商店などでたばこを買ってもらえるよう、地元の販売協同組合とも連携して対策を検討したい」としている。
(2009年5月25日 読売新聞)
「愛煙家」なんて言葉は、やめてほしい・・ この言葉がニュースなどで使われることに 明らかに違和感を感じます。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20090525-OYS1T00264.htm
田川市は、2008年度のたばこ税の税収が、前年度比12%減の約4億100万円に落ち込んだことを明らかにした。嫌煙ムードの広がりに加え、自動販売機用の成人認証カード「タスポ」の導入が原因とみられる。
市によると、市内では04年度以降、年間1億5000万本前後のたばこが消費され、07年度は約4億5800万円の税収があった。昨年5月に県内でタスポが導入されたことなどから、08年度の消費本数は約1億2300万本にとどまり、税収も前年度より約5700万円減少したという。
たばこを自販機で販売した場合、たばこ税は自販機を設置する商店などが地元の自治体に納めるが、大手コンビニチェーン店が販売した場合は、たばこの仕入れ先がある自治体の税収になる。タスポを持たない愛煙家は自販機を利用できないため、コンビニでたばこを購入するケースが増えており、税収が他の自治体に流れやすくなっているという。
市税務課は「愛煙家にはできるだけ市内の商店などでたばこを買ってもらえるよう、地元の販売協同組合とも連携して対策を検討したい」としている。
(2009年5月25日 読売新聞)
「愛煙家」なんて言葉は、やめてほしい・・ この言葉がニュースなどで使われることに 明らかに違和感を感じます。
2009年05月26日 Posted by tonton at 21:01 │Comments(0) │●都道府県・市町村
声がれ要注意!忌野清志郎さん襲った「喉頭がん」
“声がれ”要注意…忌野清志郎さん襲った「喉頭がん」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000011-ykf-ent
発症から2年後に左腸骨(骨盤)にがんが転移し亡くなったロックシンガー・忌野清志郎(享年58)を最初に襲ったのが、この「喉にできるがん」。首から上にできる“頭頸部がん”の中では約3割を占めてトップ。とくにリスクが高い喫煙者は、“声がれ”に気づいたら要注意だ。
【最初の“異変”は声がれ】
喉の奥には、前側に吸った空気が通る「喉頭(こうとう)」、後側に食べ物が通る「咽頭(いんとう)」がある。喉頭がんは、喉頭にある左右1対の粘膜のヒダが振動して声を作り出している“声帯”周辺にできるがんだ。
「約8割が声門部(声帯)、声門上が約2割、声門下にできるのはごくまれです。声帯はごく微小な病変でも“声がれ”を起こすので、他のがんに比べれば早期発見されやすい」と話すのは、東京逓信病院・耳鼻咽喉科の八木昌人部長。
ただ、残り2割は進行しないと声の症状は出にくく、咽頭に近ければ飲み込むときの「しみるような痛み」や「血痰」。リンパ節への転移があれば「首の腫れ」などが初期症状になる場合がある。
【ロッカーの職業病!?】
海外でも過去に、ロッド・スチュワートやRストーンズのチャリー・ワッツ、元ビートルズの故ジョージ・ハリスンなどが罹った。それを考えるとロッカー特有のシャウトする喉の酷使が誘因になるイメージがある。が、シャウトは声帯ポリープの原因にはなっても、ポリープががん化することはない。
八木部長は「声の使い過ぎががんの発症率を高めることはない」と、リスクをこう説明する。
「最も悪いのはタバコ。発症者の9割は喫煙者で、男女比は10対1。たばこを吸わない女性がなることは非常に少ない。加えてお酒の飲み過ぎは促進因子になります」
タバコ、男性、飲酒。つまりロッカーには、この3大要因をもつ人が多いのが発症を目立たせている真相のようだ。
【声帯残せるかは早期治療がカギ】
一般の人でもカラオケ好きや普段、大声を出すような職業の人で注意したいのは、声がれの原因が声の出し過ぎと思い込み、がんの早期発見を遅らせてしまうことだ。
喉頭がん全体でも5年生存率は約70%と比較的治癒率は高い。が、早期に受診し、いかに声帯を残せるうちに放射線や抗がん剤の併用で治療を開始できるかが、声を失わずに済むかを左右する。
声帯ポリープや風邪の炎症なら、鼻から入れる内視鏡検査ですぐ見分けがつく。がんだった場合、3カ月も放置すると進行がんで声を失う恐れがある。とにかく声がれが表れたら早めに鑑別してもらうことが大切だ。 「早期がんであれば放射線治療だけでも5年生存率90%以上の確率で治ります」と八木部長。
偉大なロッカーの早過ぎる死を無駄にしないためにも、名曲と共にこのがんの存在を忘れずにおこう。
★「喉頭がん」チェックリスト
□1カ月以上も声がれが治らない
□のどに異物感を感じる
□のどがいがらっぽい
□飲み込むときに違和感がある
□飲み込むときに痛みを感じる
□首の付け根(顎の下)に腫れやシコリがある
□血痰が出る
「声がれ」もしくは該当が多ければ疑いがある。とくに喫煙者はリスクが
高いので検査を受けよう
*東京逓信病院・耳鼻咽喉科/八木昌人部長作成
【写真】忌野清志郎さん(写真:夕刊フジ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000011-ykf-ent
発症から2年後に左腸骨(骨盤)にがんが転移し亡くなったロックシンガー・忌野清志郎(享年58)を最初に襲ったのが、この「喉にできるがん」。首から上にできる“頭頸部がん”の中では約3割を占めてトップ。とくにリスクが高い喫煙者は、“声がれ”に気づいたら要注意だ。
【最初の“異変”は声がれ】
喉の奥には、前側に吸った空気が通る「喉頭(こうとう)」、後側に食べ物が通る「咽頭(いんとう)」がある。喉頭がんは、喉頭にある左右1対の粘膜のヒダが振動して声を作り出している“声帯”周辺にできるがんだ。
「約8割が声門部(声帯)、声門上が約2割、声門下にできるのはごくまれです。声帯はごく微小な病変でも“声がれ”を起こすので、他のがんに比べれば早期発見されやすい」と話すのは、東京逓信病院・耳鼻咽喉科の八木昌人部長。
ただ、残り2割は進行しないと声の症状は出にくく、咽頭に近ければ飲み込むときの「しみるような痛み」や「血痰」。リンパ節への転移があれば「首の腫れ」などが初期症状になる場合がある。
【ロッカーの職業病!?】
海外でも過去に、ロッド・スチュワートやRストーンズのチャリー・ワッツ、元ビートルズの故ジョージ・ハリスンなどが罹った。それを考えるとロッカー特有のシャウトする喉の酷使が誘因になるイメージがある。が、シャウトは声帯ポリープの原因にはなっても、ポリープががん化することはない。
八木部長は「声の使い過ぎががんの発症率を高めることはない」と、リスクをこう説明する。
「最も悪いのはタバコ。発症者の9割は喫煙者で、男女比は10対1。たばこを吸わない女性がなることは非常に少ない。加えてお酒の飲み過ぎは促進因子になります」
タバコ、男性、飲酒。つまりロッカーには、この3大要因をもつ人が多いのが発症を目立たせている真相のようだ。
【声帯残せるかは早期治療がカギ】
一般の人でもカラオケ好きや普段、大声を出すような職業の人で注意したいのは、声がれの原因が声の出し過ぎと思い込み、がんの早期発見を遅らせてしまうことだ。
喉頭がん全体でも5年生存率は約70%と比較的治癒率は高い。が、早期に受診し、いかに声帯を残せるうちに放射線や抗がん剤の併用で治療を開始できるかが、声を失わずに済むかを左右する。
声帯ポリープや風邪の炎症なら、鼻から入れる内視鏡検査ですぐ見分けがつく。がんだった場合、3カ月も放置すると進行がんで声を失う恐れがある。とにかく声がれが表れたら早めに鑑別してもらうことが大切だ。 「早期がんであれば放射線治療だけでも5年生存率90%以上の確率で治ります」と八木部長。
偉大なロッカーの早過ぎる死を無駄にしないためにも、名曲と共にこのがんの存在を忘れずにおこう。
★「喉頭がん」チェックリスト
□1カ月以上も声がれが治らない
□のどに異物感を感じる
□のどがいがらっぽい
□飲み込むときに違和感がある
□飲み込むときに痛みを感じる
□首の付け根(顎の下)に腫れやシコリがある
□血痰が出る
「声がれ」もしくは該当が多ければ疑いがある。とくに喫煙者はリスクが
高いので検査を受けよう
*東京逓信病院・耳鼻咽喉科/八木昌人部長作成
【写真】忌野清志郎さん(写真:夕刊フジ)
2009年05月26日 Posted by tonton at 20:56 │Comments(0) │●データ・知識1
受動喫煙の被害訴えパレード 世界禁煙デー前に /愛媛
禁煙:医療従事者や市民、禁煙訴えパレード 母親と胎児影響で講演--松山 /愛媛
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000214-mailo-l38
「2009世界禁煙デーinえひめ」(禁煙推進の会えひめ、日本禁煙推進医師歯科医師連盟愛媛支部共催、毎日新聞松山支局など後援)が24日、松山市で開かれ、医療従事者や市民がパレードと集会を行った。
パレードには約60人が参加し、同市の大街道商店街から伊予鉄松山市駅前まで、「禁煙は愛です!」の横断幕や色とりどりのプラカードを掲げ、喫煙の害を訴えながら行進。松山市に罰則付きの路上喫煙禁止条例制定を求める街頭署名も行い、401人の署名が集まった。
続いて同市の県医師会館で開かれた集会には約120人が参加し、歌と朗読の女性グループ「クレア&香」がコンサートを披露。静岡県浜松市、石井第1産科婦人科クリニック院長の石井廣重さんが「赤ちゃんをタバコから守るには」と題して講演し、特に母親と胎児、子どもらへの喫煙の害を詳しく説明した。また県や同市の医療担当者、医師らによるシンポジウムが行なわれた。【古谷秀綱】
禁煙呼びかけパレード あめ配布、ダンスも/愛媛
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090524-OYT8T00712.htm
5月31日の「世界禁煙デー」を前に、医師や市民らでつくる「禁煙推進の会えひめ」の会員ら約60人が24日、松山市の中心部でパレードを行い、禁煙を呼びかけた=写真=。
会員らは同市の大街道、銀天街の両商店街を約1時間かけて練り歩き、たばこの吸い殻を拾ったり、禁煙のマークが施された金太郎あめを配ったりした。また、パレードの間には、愛媛大付属高校の生徒らが禁煙推進ソング「お・ね・が・い・・・タバコをやめて」に合わせてダンスを披露し、通行人の視線を集めていた。
同市では2003年に、指定区域での悪質なたばこのポイ捨てに罰則を設けた条例が施行されたが、両商店街などの繁華街が指定区域になっていないことから、同会は指定区域の拡大などを求める署名も呼びかけた。
同会代表世話人の大橋勝英医師(65)は「たばこの問題を改めて考えてもらうきっかけにするとともに、半年で5000人分の署名を集めて市に提出したい」と話していた。(2009年5月25日 読売新聞)
受動喫煙の被害訴えパレード 世界禁煙デー前に/愛媛
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090525/news20090525399.html
31日の世界禁煙デーを前に「世界禁煙デーinえひめ2009」が24日、松山市中心部の大街道・銀天街の両商店街などであった。「タバコから赤ちゃんや子どもを守ろう」をテーマに、医療関係者らがパレードやシンポジウムを通じて受動喫煙などのたばこの健康被害を訴えた。
禁煙推進の会えひめと、日本禁煙推進医師歯科医師連盟愛媛支部が主催、2001年から開催している。
パレードには約90人が参加。「禁煙は愛です!」と記した横断幕を先頭に「大街道からたばこをなくそう」などと買い物客らに呼び掛けた。また、たばこの着ぐるみをまとった愛媛大学付属高校の生徒らが、禁煙をテーマにした歌に合わせてダンスを披露した。
同市三番町4丁目の県医師会館では、日本母乳哺育(ほいく)学会の石井広重医師や県内の産婦人科、小児科医師ら6人によるシンポジウムを開催した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000214-mailo-l38
「2009世界禁煙デーinえひめ」(禁煙推進の会えひめ、日本禁煙推進医師歯科医師連盟愛媛支部共催、毎日新聞松山支局など後援)が24日、松山市で開かれ、医療従事者や市民がパレードと集会を行った。
パレードには約60人が参加し、同市の大街道商店街から伊予鉄松山市駅前まで、「禁煙は愛です!」の横断幕や色とりどりのプラカードを掲げ、喫煙の害を訴えながら行進。松山市に罰則付きの路上喫煙禁止条例制定を求める街頭署名も行い、401人の署名が集まった。
続いて同市の県医師会館で開かれた集会には約120人が参加し、歌と朗読の女性グループ「クレア&香」がコンサートを披露。静岡県浜松市、石井第1産科婦人科クリニック院長の石井廣重さんが「赤ちゃんをタバコから守るには」と題して講演し、特に母親と胎児、子どもらへの喫煙の害を詳しく説明した。また県や同市の医療担当者、医師らによるシンポジウムが行なわれた。【古谷秀綱】
禁煙呼びかけパレード あめ配布、ダンスも/愛媛
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090524-OYT8T00712.htm
5月31日の「世界禁煙デー」を前に、医師や市民らでつくる「禁煙推進の会えひめ」の会員ら約60人が24日、松山市の中心部でパレードを行い、禁煙を呼びかけた=写真=。
会員らは同市の大街道、銀天街の両商店街を約1時間かけて練り歩き、たばこの吸い殻を拾ったり、禁煙のマークが施された金太郎あめを配ったりした。また、パレードの間には、愛媛大付属高校の生徒らが禁煙推進ソング「お・ね・が・い・・・タバコをやめて」に合わせてダンスを披露し、通行人の視線を集めていた。
同市では2003年に、指定区域での悪質なたばこのポイ捨てに罰則を設けた条例が施行されたが、両商店街などの繁華街が指定区域になっていないことから、同会は指定区域の拡大などを求める署名も呼びかけた。
同会代表世話人の大橋勝英医師(65)は「たばこの問題を改めて考えてもらうきっかけにするとともに、半年で5000人分の署名を集めて市に提出したい」と話していた。(2009年5月25日 読売新聞)
受動喫煙の被害訴えパレード 世界禁煙デー前に/愛媛
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090525/news20090525399.html
31日の世界禁煙デーを前に「世界禁煙デーinえひめ2009」が24日、松山市中心部の大街道・銀天街の両商店街などであった。「タバコから赤ちゃんや子どもを守ろう」をテーマに、医療関係者らがパレードやシンポジウムを通じて受動喫煙などのたばこの健康被害を訴えた。
禁煙推進の会えひめと、日本禁煙推進医師歯科医師連盟愛媛支部が主催、2001年から開催している。
パレードには約90人が参加。「禁煙は愛です!」と記した横断幕を先頭に「大街道からたばこをなくそう」などと買い物客らに呼び掛けた。また、たばこの着ぐるみをまとった愛媛大学付属高校の生徒らが、禁煙をテーマにした歌に合わせてダンスを披露した。
同市三番町4丁目の県医師会館では、日本母乳哺育(ほいく)学会の石井広重医師や県内の産婦人科、小児科医師ら6人によるシンポジウムを開催した。
タグ :愛媛県
2009年05月26日 Posted by tonton at 20:40 │Comments(0) │●禁煙推進団体
歩きタバコは迷惑
長崎発!:喫煙マナー /長崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000159-mailo-l42
「私は街などで見かける歩きたばこに、とても迷惑しています。(中略)人通りの多いところで吸われると、とても迷惑です。もしかしたら、周りに小さい子や、肺の病気の人もいるかもしれません。だから、吸う人は、もっと周りのことを考えてほしいと思います」 これは昨年、本紙「みんなの広場」に載った中学生の投書。読んだ時、「その通り!」と、ひざを打った。同時に長崎のことを書いているのかと思ったが、投書したのは埼玉県の中学生だった。
長崎に来てから、特に長崎市の中心部で感じてきたことだが、このまちは歩きながら、たばこを吸う人がとても多い。しかも、吸い殻を平気で路上に捨てる人もいる。九州のいくつかのまちで暮らしてきたが、こんなにマナー違反が目につくところは初めてだった。
私もかつてヘビースモーカーだったので、愛煙家の気持ちはわかる(思うところあって、随分前にやめた)。だから、喫煙をする人にめくじらを立てるつもりはない。しかし、喫煙は所定の場所でするのがマナー。不特定多数の人が集まる場所で、堂々と吸い、吸い殻をポイ捨てする人の神経は理解できない。
メキシコのコルドバ保健相が今月8日、新型インフルエンザによる同国の死者45人のうち半数が、肥満、持病、喫煙などの健康不安を抱えていたと発表した(10日本紙)。それによると、死者の8・9%がヘビースモーカーだったという。やはり吸わないに越したことはないのだろう。
長崎市が4月1日から「ポイ捨て・喫煙禁止条例」を施行した。10月からは中心商店街なども喫煙禁止の指定地区になり、違反すると2000円の過料を科せられることがあるという。条例が効果を上げることを期待したいが、条例でも作らないとマナーが守れないというのも悲しい。今月31日は世界禁煙デー。<長崎支局長・前田岳郁(たけふみ)>
〔長崎版〕
「歩きタバコ」をしている本人は、たぶん 気づいていないと思いますが。歩きタバコしている人が 通り過ぎた時は、あまり 臭わないんですが、後になって、「臭い!」と思うと、その人は 10~20m先を歩いていたり、自転車だったりで 進んでいるのです。そんな 体験をした方はいませんか? 吸う本人は、多分 歩きタバコほど 爽快なものはないでしょう。(自分自身の受動喫煙を避けられるのですから)しかし、受動喫煙の帯を 作りながら、周りの人に害を及ぼしていることを知っていて欲しいと思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000159-mailo-l42
「私は街などで見かける歩きたばこに、とても迷惑しています。(中略)人通りの多いところで吸われると、とても迷惑です。もしかしたら、周りに小さい子や、肺の病気の人もいるかもしれません。だから、吸う人は、もっと周りのことを考えてほしいと思います」 これは昨年、本紙「みんなの広場」に載った中学生の投書。読んだ時、「その通り!」と、ひざを打った。同時に長崎のことを書いているのかと思ったが、投書したのは埼玉県の中学生だった。
長崎に来てから、特に長崎市の中心部で感じてきたことだが、このまちは歩きながら、たばこを吸う人がとても多い。しかも、吸い殻を平気で路上に捨てる人もいる。九州のいくつかのまちで暮らしてきたが、こんなにマナー違反が目につくところは初めてだった。
私もかつてヘビースモーカーだったので、愛煙家の気持ちはわかる(思うところあって、随分前にやめた)。だから、喫煙をする人にめくじらを立てるつもりはない。しかし、喫煙は所定の場所でするのがマナー。不特定多数の人が集まる場所で、堂々と吸い、吸い殻をポイ捨てする人の神経は理解できない。
メキシコのコルドバ保健相が今月8日、新型インフルエンザによる同国の死者45人のうち半数が、肥満、持病、喫煙などの健康不安を抱えていたと発表した(10日本紙)。それによると、死者の8・9%がヘビースモーカーだったという。やはり吸わないに越したことはないのだろう。
長崎市が4月1日から「ポイ捨て・喫煙禁止条例」を施行した。10月からは中心商店街なども喫煙禁止の指定地区になり、違反すると2000円の過料を科せられることがあるという。条例が効果を上げることを期待したいが、条例でも作らないとマナーが守れないというのも悲しい。今月31日は世界禁煙デー。<長崎支局長・前田岳郁(たけふみ)>
〔長崎版〕
「歩きタバコ」をしている本人は、たぶん 気づいていないと思いますが。歩きタバコしている人が 通り過ぎた時は、あまり 臭わないんですが、後になって、「臭い!」と思うと、その人は 10~20m先を歩いていたり、自転車だったりで 進んでいるのです。そんな 体験をした方はいませんか? 吸う本人は、多分 歩きタバコほど 爽快なものはないでしょう。(自分自身の受動喫煙を避けられるのですから)しかし、受動喫煙の帯を 作りながら、周りの人に害を及ぼしていることを知っていて欲しいと思います。
タグ :歩きタバコ
2009年05月26日 Posted by tonton at 20:31 │Comments(0) │●コラム・投稿・社説
全国で禁煙タクシー76%、乗客の理解で普及
禁煙タクシー76%、業界団体全国調べ 乗客の理解で普及
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090524AT1G2204823052009.html
2009年4月1日現在で全国の法人・個人タクシーの約76.3%が「禁煙タクシー」になったことが全国乗用自動車連合会(東京・千代田)などのまとめで分かった。前回統計の07年度末から約18ポイント増えた。同連合会は「乗客の間に禁煙への理解が広まっているのが、普及の理由」と話している。
同連合会と全国個人タクシー協会(同・豊島)が、所属の計約25万3000台を対象に調査。国土交通省によると、2団体のタクシーで全国の9割超を占める。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090524AT1G2204823052009.html
2009年4月1日現在で全国の法人・個人タクシーの約76.3%が「禁煙タクシー」になったことが全国乗用自動車連合会(東京・千代田)などのまとめで分かった。前回統計の07年度末から約18ポイント増えた。同連合会は「乗客の間に禁煙への理解が広まっているのが、普及の理由」と話している。
同連合会と全国個人タクシー協会(同・豊島)が、所属の計約25万3000台を対象に調査。国土交通省によると、2団体のタクシーで全国の9割超を占める。
タグ :タクシー
2009年05月26日 Posted by tonton at 20:12 │Comments(0) │●交通機関/タクシー
☆神奈川県知事 スモークフリー宣言
【週刊知事】神奈川・松沢知事 スモークフリー宣言
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090524/kng0905240800000-n1.htm
松沢成文知事が「政治生命をかける」とまで語った、全国初となる公共施設を含み屋内での喫煙を規制する「公共的施設における受動喫煙防止条例」。その施行を平成22年4月に控え、松沢知事は20日の定例会見で「スモークフリー」と銘打った条例を周知するためのキャンペーンの立ち上げを発表した。
スモークフリーは「煙から解放されている、煙がない」といった意味合いで、松沢知事自身の発案によるもの。松沢知事は「受動喫煙防止が確立され、煙がない所にいる自由が保障されているということ」と胸を張って説明した。
ただ、会見では「(自由に喫煙できると)誤解を招くのでは」との指摘も。これに対し、松沢知事は「それは議論した。ただ国際的に認知された用語で、英語を使う人はよく使う」とした上で、「神奈川から使って、国民に認知してもらおうと決めた」。意気込みがうかがえた。
【写真】松沢成文知事
「政治生命をかけた」受動喫煙防止条例・・政治生命をかけるなんて、大袈裟に思いますか?タバコの問題は、「政治生命をかける」に値する問題だと思います。松沢県知事、すごいです!また、「スモークフリー」という言葉、知事も 使ってくれて嬉しいです。素晴らしい説明まで、ありがたいです。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090524/kng0905240800000-n1.htm
松沢成文知事が「政治生命をかける」とまで語った、全国初となる公共施設を含み屋内での喫煙を規制する「公共的施設における受動喫煙防止条例」。その施行を平成22年4月に控え、松沢知事は20日の定例会見で「スモークフリー」と銘打った条例を周知するためのキャンペーンの立ち上げを発表した。
スモークフリーは「煙から解放されている、煙がない」といった意味合いで、松沢知事自身の発案によるもの。松沢知事は「受動喫煙防止が確立され、煙がない所にいる自由が保障されているということ」と胸を張って説明した。
ただ、会見では「(自由に喫煙できると)誤解を招くのでは」との指摘も。これに対し、松沢知事は「それは議論した。ただ国際的に認知された用語で、英語を使う人はよく使う」とした上で、「神奈川から使って、国民に認知してもらおうと決めた」。意気込みがうかがえた。
【写真】松沢成文知事
「政治生命をかけた」受動喫煙防止条例・・政治生命をかけるなんて、大袈裟に思いますか?タバコの問題は、「政治生命をかける」に値する問題だと思います。松沢県知事、すごいです!また、「スモークフリー」という言葉、知事も 使ってくれて嬉しいです。素晴らしい説明まで、ありがたいです。
2009年05月26日 Posted by tonton at 20:10 │Comments(0) │●都道府県・市町村
禁煙:かかりつけ薬局がサポート /和歌山
記者が体験:禁煙日記 かかりつけ薬局がサポート /和歌山
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20090523ddlk30100452000c.html
「禁煙日記」(A4判16ページ)という冊子がある。全国の薬局で禁煙指導するツールとして、日本禁煙科学会薬剤師分科会が08年
12月作成した。
和歌山市の中央薬局九番丁の菅野民代・管理薬剤師(61)は「病院ではなかなか話せないことも、薬局では気軽に相談できる」という。禁煙外来に通院中の人が「医師の前では『吸ってない』と言ってしまう」「薬の副作用が気になる」と漏らすこともある。
病院では、診察の予約が必要で待ち時間も長く、医師と話せる時間は限られている。薬局で禁煙指導する利点は、「悩んだ時にいつでも相談に行ける」「同じ目線で話せる」という安心感だ。
ニコチンパッチは08年4月、医師の処方せんがなくても薬剤師が販売できるOTC医薬品に承認された。保険が適用されず10割負担
だが、医療費抑制につながり病院を敬遠する禁煙希望者の窓口になると期待される。
禁煙日記は薬剤師の指導を受け、ニコチンパッチなどを購入した人に配布。禁煙開始1~118日目の喫煙本数や薬の使用量などを書き込む。継続指導を受けるため、薬局を訪れた日付や次回来訪日、相談内容や販売した薬品名も記す。
禁煙期間に応じた悩みとアドバイスも併記する。1カ月目なら、「パッチを使っても吸いたくなる」。「起床時にニコチン渇望を感じるならニコチンパッチの使用量が不足」と指摘し、一時的な増量やガムの併用をアドバイスする。
2カ月目は「一口だけおばけにご用心」、3カ月目は「あと一息、油断大敵」と続く。ニコチン依存や禁煙補助剤の解説、禁煙成功者が
メールで禁煙中の人にアドバイスする「禁煙マラソン」なども紹介する。
県薬剤師会は「禁煙指導薬剤師」を認定。県のホームページで認定薬剤師のいる「禁煙サポート薬局」を公表し、きめ細かい支援をPRする。
海南市のヒカタ薬局長の原隆亮・同分科会長(46)は「従来は薬を出したら終わりという例も多かった。禁煙指導を通じ、相手の立場
で考え、フォローする手法を学べる。時間がかかる慢性疾患で、かかりつけ薬局ならではの役割を果たしたい」と語る。【加藤明子】
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20090523ddlk30100452000c.html
「禁煙日記」(A4判16ページ)という冊子がある。全国の薬局で禁煙指導するツールとして、日本禁煙科学会薬剤師分科会が08年
12月作成した。
和歌山市の中央薬局九番丁の菅野民代・管理薬剤師(61)は「病院ではなかなか話せないことも、薬局では気軽に相談できる」という。禁煙外来に通院中の人が「医師の前では『吸ってない』と言ってしまう」「薬の副作用が気になる」と漏らすこともある。
病院では、診察の予約が必要で待ち時間も長く、医師と話せる時間は限られている。薬局で禁煙指導する利点は、「悩んだ時にいつでも相談に行ける」「同じ目線で話せる」という安心感だ。
ニコチンパッチは08年4月、医師の処方せんがなくても薬剤師が販売できるOTC医薬品に承認された。保険が適用されず10割負担
だが、医療費抑制につながり病院を敬遠する禁煙希望者の窓口になると期待される。
禁煙日記は薬剤師の指導を受け、ニコチンパッチなどを購入した人に配布。禁煙開始1~118日目の喫煙本数や薬の使用量などを書き込む。継続指導を受けるため、薬局を訪れた日付や次回来訪日、相談内容や販売した薬品名も記す。
禁煙期間に応じた悩みとアドバイスも併記する。1カ月目なら、「パッチを使っても吸いたくなる」。「起床時にニコチン渇望を感じるならニコチンパッチの使用量が不足」と指摘し、一時的な増量やガムの併用をアドバイスする。
2カ月目は「一口だけおばけにご用心」、3カ月目は「あと一息、油断大敵」と続く。ニコチン依存や禁煙補助剤の解説、禁煙成功者が
メールで禁煙中の人にアドバイスする「禁煙マラソン」なども紹介する。
県薬剤師会は「禁煙指導薬剤師」を認定。県のホームページで認定薬剤師のいる「禁煙サポート薬局」を公表し、きめ細かい支援をPRする。
海南市のヒカタ薬局長の原隆亮・同分科会長(46)は「従来は薬を出したら終わりという例も多かった。禁煙指導を通じ、相手の立場
で考え、フォローする手法を学べる。時間がかかる慢性疾患で、かかりつけ薬局ならではの役割を果たしたい」と語る。【加藤明子】