世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●受動喫煙が子どものADHDなど引き起こす可能性を指摘

受動喫煙が子どものADHDを引き起こす可能性が指摘される、うつ病などの精神障害も
【Gigazine】
http://gigazine.net/news/20110411_secondhand_smoke_affect_kids_mental_health/

親が喫煙者で、タバコの副流煙を吸い込んでしまう受動喫煙の状態にさらされた子どもは、そうでない子に比べて注意欠陥多動障害(ADHD)やうつ病などの症状を訴える割合が多いことが研究によって示されました。

副流煙が体だけでなく、精神状態にまで影響を与える可能性もあるということで、ADHDだけでなくうつ病のような精神疾患についても発症している子どもがいたことが確認されています。

受動喫煙と子どものメンタルヘルスについての研究結果は以下から。
Secondhand smoke may affect kids' mental health | Reuters the Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine上で発表された研究によると、受動喫煙の影響を受ける状況に置かれた子どもは、注意欠陥多動障害(ADHD)を含む精神・行動障害を起こしやすいという結果が導き出されたということです。

今回の研究は、マイアミ大学ミラー医学部のFrank Bandiera教授が指揮をしたもので、8歳~15歳の子どもたちのデータをおよそ3000件収集し、全国平均サンプルを出しました。

研究にあたって、子どもたちが保有しているコチニンの量を計測しました。コチニンはタバコの煙に含まれるニコチンが体内に入った際に作られる物質で、これを測定することでタバコの煙がどれだけ体内に入ったかを確認することができます。あまりにもコチニンの検出量が多かった子どもは、その子自身が喫煙者であるとして調査対象から除外されました。

それから研究対象の子どもたちにインタビューを試み、その内容を記録しました。受動喫煙にさらされた男子は、親がタバコを吸っていなかった子どもと比較して、ADHDやうつ病、不安障害を起こしている可能性が高かったそうです。また、女子に同様の聴き取り調査を行ったところ、受動喫煙下にあった子にはADHDと不安障害の兆候が強く見られました。

およそ3000人の子どものうち、ADHDの兆候を見せたのは201人だったそうですが、実際に病院で診断されて病名を確認されたのは24人で、内訳はうつ病と診断された子どもが15人、不安障害と診断を受けた子が9人だったとのことです。

また、実験結果に加え、妊娠中の母親がタバコを吸っていた場合、子どもが行動障害を起こす可能性が高いかもしれないという予測も付け加えられました。受動喫煙はそのほかにも、子どもの心臓や呼吸器の障害の要因ともなるそうです。

この調査方法では、子どもの受動喫煙が胎児の時に母親が喫煙していたことによるものか、あるいは生まれてから副流煙を吸い込んでしまったのかを区別できないことを研究者たちは認めています。

南カリフォルニア大学医学部のJonathan Samet博士は、受動喫煙が子どもの脳にどのような影響を与えるのかという点についても研究が必要となると指摘し、この研究だけでは子どもの行動・精神障害と親の喫煙が相関関係を持っていると証明するには不十分だと批判しました。

かといって、Samet博士は子どもの親が喫煙をすることを許したわけではなく、子どもが受動喫煙にさらされないよう対処しなくてはならないとも述べました。

また、Cincinnati子ども環境衛生センターのBruce Lanphear博士は、「子どもたちの行動障害については、しっかりと予防をしていかなくてはなりません。障害を誘発する原因が分かっているのに、その問題を取り除けていない状態だからです」と、研究の結果を受けて発言しています。Lanphear博士もSamet博士と同様に、受動喫煙と子どもの精神衛生の相関性に関して決定的証拠が示されていないことには言及しつつも、2つの現象がまったく無関係であることはありえないだろうとしています。

2007年にも同様の内容を証明する目的で研究が行われていたこともあり、長らく決定打となる証拠が見つかっていない様子。家庭内での受動喫煙をなくしていくには決定的な証拠が必要だと思われるため、さらなる研究が待たれるところです。
  


2011年04月20日 Posted by tonton at 19:40Comments(0)知識

◎米国、子どもの半数以上に受動喫煙の影響

米国、子どもの半数以上に受動喫煙の影響
【YAHOO!ニュース】CNN.co.jp 9月8日(水)15時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100908-00000007-cnn-int
米国の3歳から11歳の子どもの半数以上に受動喫煙の影響がみられる――
米疾病予防管理センター(CDC)が1300人以上の子どもを対象に血液検査を実施したところ、こうした結果が明らかになった。
CDCが7日に発表した報告書によると、受動喫煙の影響を受けた子どもは、肺炎、気管支炎、ぜんそくなどにかかりやすく、肺機能が低下しやすいという。CDCは、こうした子どもの大半は家庭で副流煙にさらされていると指摘する。
同報告ではまた、たばこを吸わない成人のうち、受動喫煙の影響を示す物質コチニンが血液中に検出された人が40%に上ることも明らかにされた。CDCの喫煙健康局のテリー・ペチャセック氏は「(喫煙)問題は数十年来、注目されているのに、いまだ約9000万人の米国人が受動喫煙をしているとは衝撃的だ」と話す。米国の喫煙率は2000年から2005年にかけては低下したが、それ以降はあまり変化がなく、現在は20%にとどまる。連邦政府は1996年に、喫煙率を2010年までに12%に下げるという目標を設定していた。当時、CDC喫煙健康局長だったマイケル・エリクセン氏は、この目標が達成できていない理由について、大気清浄に関する連邦法が存在せず、食品医薬品局のたばこ販売規制も最近まで導入されていなかったとし、連邦レベルでとれる対策があったはずと指摘する。カリフォルニア州など、喫煙者に厳しい法律を独自に設けている州では、喫煙率は低下している。ペチャセック氏は、たばこ産業の販売戦略が成功する一方、禁煙推進策の予算は不況のため減少していると話す。  
タグ :アメリカ


2010年09月09日 Posted by tonton at 18:27Comments(0)知識

世界対がんデー「がんの予防は子どもから」

世界対がんデー、がん予防を訴え専門家らが講演
2月4日22時46分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000016-cbn-soci
 国際対がん連合(UICC)日本委員会は世界対がんデーの2月4日、東京都内で「がん予防は子どもから」をテーマに公開シンポジウムを開いた。たばこをやめる、肥満を避ける、がんの原因となる感染を防ぐことなどで「がんは予防できる」との観点から、がんや学校教育の専門家ら6人が講演。会場では医療従事者や教育関係者、一般市民など約120人が熱心に耳を傾けていた。
 「ワクチンで予防する子宮頸がんと肝がん」のテーマで講演した愛知県がんセンター研究所疫学・予防部部長の田中英夫氏は、子宮頸がんの原因物質ヒトパピローマウイルスや、日本で昨年12月に発売された子宮頸がん予防ワクチンなどについて説明した。
 また、高校生などが生物の授業で、細胞、各臓器の位置や働き、ウイルスなどについて学ぶことを指摘。ワクチンで予防できるがんがあることを中高生が理解するために、「これらの情報をお互い関連付けることで、頭に入って行くのではないかと思う」とし、生物などの授業を通じてがん予防への理解が広がることへの期待感を示した。
 大阪府立健康科学センター部長の中村正和氏は「タバコとがん-子どもの未来の健康を守れ」のテーマで、未成年者の喫煙の問題点やたばこ依存症となる仕組みを説明し、喫煙などが「深刻な薬物乱用に進展する入門薬物、『ゲートウエードラッグ』になることが分かっている」と指摘。喫煙防止対策として、「たばこの値上げ」など、たばこを入手しやすい環境の改善を行うことなどを挙げた。
 国立成育医療センター成育政策科学研究部室長の原田正平氏は講演「子どもの生活習慣とがん予防」の中で、年齢ごとの健康対策啓発の必要性を指摘。その上で、「(がん対策などを)やってはいるが、縦割り行政である」「分かりやすい形での啓発が少ないのではないか」と問題点を指摘し、シンポジウムを通じて「がん予防に肥満対策や運動の促進が関係し、それが子ども時代から重要な意味を持つということを知ってもらえたら」と述べた。
 東大大学院教育学研究科教授の衞藤隆氏は「日本の学校教育にみる、がん予防」のテーマで、子どもたちががんについて「学習し得る機会」について言及し、学校教育の中で「がん予防」学習を行うための現実的な策として、学習指導要領に対応した内容の副教材の開発を提案した。
 兵庫教育大大学院教授の鬼頭英明氏は「世界の学校教育にみる、がん予防」のテーマで、米英の健康教育などについて講演した。
 最後に講演した財団法人札幌がんセミナー理事の小林博氏は、「子どもが親を変える-スリランカ10年の経験から」と題して、同法人のスリランカでの活動を紹介。現地の学校で子どもたちが、▽健康のために何ができるかなどを自由に話し合うワークショップ▽ワークショップの結論をニュースレターにして発行-などに取り組んだ結果、子どもたちに共鳴する形で親らの行動変容が起こり、喫煙率の低、飲酒量の減少などが見られたことを説明した。

【写真】公開シンポジウム「がん予防は子どもから」(2月4日、東京都中央区)

  


2010年02月09日 Posted by tonton at 13:04Comments(0)知識

△乳幼児突然死は昨年168人/厚労省

昨年の乳幼児突然死は168人=うつぶせ寝、人工乳、たばこ避けて-厚労省
 厚生労働省は28日、赤ちゃんが睡眠中に突然死する乳幼児突然死症候群での死亡数は、昨年は168人だったと発表した。前年の158人から微増となった。
 同省によると、うつぶせ寝はあおむけに寝かせるより突然死が起きる確率が高い。母乳でなく人工乳で育てることと、妊婦のたばこや赤ちゃんのそばでの喫煙も危険性を増すとして、できるだけ避けるよう呼び掛けている。 


1998年の統計で、日本の乳幼児突然死症候群の40%近くが受動喫煙が原因で起きています。現在の比率は分かりませんが、単純に40%で計算すると年間で67人近くの乳幼児が「受動喫煙」が原因で死亡している可能性があるということになります。このことを、親が知らないこと、知らされないことが、とても怖いことだと思います。
  


2009年10月29日 Posted by tonton at 13:44Comments(0)知識

妊娠・出産への具体的な影響は?

女性の健康Q&A 「喫煙・禁煙」<1>第6テーマ「喫煙・禁煙」回答は、小西明美先生
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/beauty/kokokara/20090514ok09.htm?from=os2
質問<1>
 30代女性です。20代からずっと煙草を吸っています。結婚してそろそろ子供がほしいと思い、煙草をやめたほうがいいのかなとも思いますが、長年の習慣はなかなかやめられず、「子供ができたらやめよう。」とついつい自分を甘やかしてしまいます。煙草を吸っていると、妊娠しにくいとか、子どもに影響が出るとかあるのでしょうか? もちろん漠然とは、煙草は妊娠・出産に悪いと思っていますが、具体的な影響などを教えていただけますか?
回答<1>
 喫煙は、女性にとって大切な女性ホルモンの働きを低下させますし、血流障害や酸素不足を招くので、妊娠・出産には本当によくありません。喫煙する女性では、そうでない人に比べて2倍くらい不妊になりやすく、妊娠するまでの期間も長く、不妊治療の効果も悪いといわれています
 運よく妊娠しても、喫煙は、胎盤や胎児の血液を低下させ、有害物質の影響もあるため早産、早期破水、前置胎盤や早期剥離、胎児の低体重や低身長などの成長障害の原因になります子宮外妊娠や、流産の増加にもつながるようです。最近では、口蓋裂などの奇形や、認知機能の低下にも関係するのではないかといわれています。
 また、無理なダイエットや喫煙などで胎内環境が悪い中で育つと、成長した時に肥満や高血圧、メタボリックシンドロームになりやすいということがいわれています。人間はもともと飢餓から身を守るようにしていた歴史が長いので、低栄養の状況では、体の仕組みとして「飢餓プログラム」が組まれやすいようで、「小さく産んで大きく育てる」のが良いとは限らないようです。
 出産後も、喫煙や受動喫煙により、母乳にニコチンが分泌されますし、成長期の子供は、たばこの有害物質の影響を受けやすく、乳児突然死症候群や喘息、肺炎、中耳炎などが増える原因になります。
 そんなわけで、タバコは初めから吸わないのが一番です。最近はたばこがやめられないのは、ニコチン依存症という病気だからと考えられ、薬物治療や行動療法がいろいろ工夫されていて、条件が合えば、保険で治療することもできます
 禁煙はいつから始めても、それなりのメリットがありますが、妊娠中は禁煙治療薬が使えないので、やはり早目の禁煙が一番ですね。禁煙には周囲のサポートがとても大切ですので、もしパートナーや周囲の方も喫煙するなら、この機会にぜひ一緒にやめましょう。たばこのない暮らしは生まれてくる赤ちゃんへの大きなプレゼントになりますよ。
プロフィール
小西明美(こにしあけみ) 小張(こばり)総合病院健診センター部長・内科専門医・医学博士
岡山大学医学部卒業、京都大学医学部大学院修了
京都桂病院、倉敷中央病院を経て平成13年から現職。(人間ドック・禁煙外来・女性外来担当)。消化器病学会指導医・肝臓病学会専門医・人間ドック学会認定医・指導医・「性と健康を考える女性専門家の会」禁煙プロジェクト責任者
◆女性医療ネットワーク http://www.cnet.gr.jp/
女性の体と心の健康と幸福に貢献する統合医療をめざすNPOです。メンバーが交代でコラムを執筆します。
(2009年5月14日  読売新聞)


女性側の喫煙・受動喫煙による影響はもちろんのこと・・あまり、知られていないように思いますが、妊娠前の段階で、男性側の精子に喫煙による異常がでることもあるそうです。不妊については、男性にも同様なことがいえるそうです。  


2009年05月16日 Posted by tonton at 11:08Comments(0)知識

家族の喫煙で子どもは虫歯に

「家族の喫煙で子どもは虫歯になりやすい」 岡山大調査
http://www.asahi.com/health/news/OSK200905140106.html
 父母など同居する家族に喫煙者がいると幼稚園児や小学生は虫歯になりやすくなったり、歯肉が黒ずんだりする傾向のあることが、岡山大学の下野勉教授(行動小児歯科学)の研究チームの調査でわかった。受動喫煙が影響している可能性があるという。14日から大阪で開催中の日本小児歯科学会で発表した。
 調査は、幼稚園児85人と小学生166人の計251人を対象にした。その結果、幼稚園児の約3割(23人)、小学生の約3割(51人)で歯肉が黒ずんでいた。このうち、約8割の幼稚園児19人、約7割の小学生37人は、父母など家族が喫煙者だった。これに対し、黒ずんでいない場合では、約3割の幼稚園児18人、約5割の小学生54人のみ、家族が喫煙していた。
 また、小学生の歯肉の黒ずみ度を調べたところ、健康な歯肉の児童でも家族の5割弱に喫煙者がいたが、最も黒ずみのひどい児童らのグループでは全家族に喫煙者がいた。
 また、虫歯になりやすくなっていることも示唆された。口の中の細菌の特徴から虫歯になる危険度を調べると、最も危険度の高いグループの6割は家族に喫煙者がいたが、低いグループでは4割にとどまっていた。
 チームは、煙からの防御反応で歯肉が黒ずむのではないかとみている。また、たばこの煙によって唾液(だえき)の量などが減り、虫歯の原因となるミュータンス菌が増えた疑いがあるという。
 調査した岡崎好秀・岡山大講師は「まだ、因果関係ははっきりしないが、子どもに悪影響を与えないためにも禁煙をして欲しい」と話している。(坪谷英紀)

 

  


2009年05月16日 Posted by tonton at 10:41Comments(0)知識

ことばなるほどね!受動喫煙とは?/朝日学生新聞社

ことばなるほどね!受動喫煙とは?
http://www.asahi.com/kids/kotoba/TKY200903270111.html
 自分がたばこを吸わなくても、周りの煙を吸いこんでしまうこと。健康への被害が問題になっています。
 「公共的施設における受動喫煙防止条例」が24日、神奈川県議会で賛成多数で可決し成立しました。10年4月1日から始まります。
学校や病院などは喫煙所以外は全面禁煙に、大規模な飲食店などは禁煙か喫煙・禁煙席を分ける「分煙」をするよう求め、違反した施設は2万円、禁煙の場所でたばこを吸った人は2000円を払わなければなりません。罰則をもうけたのは全国初です。
提供:朝日学生新聞社
  
タグ :こども


2009年03月28日 Posted by tonton at 20:18Comments(0)知識

喫煙・飲酒胎児に影響

妊婦の健康管理(3)喫煙・飲酒胎児に影響
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20090327-OYT8T00369.htm?from=yoltop
  国が2000年に実施した乳幼児身体発育調査で、喫煙する妊婦は10%に上る。10年前の5・6%に比べ倍近い。このうち1日11本以上吸う妊婦は22%を占める。
 「喫煙する妊婦は、若いときから吸い始め、夫や両親が喫煙する人に多い。喫煙が悪いとの自覚はあるが、胎児へのリスクは考えない人が目立つ」。妊婦向け禁煙外来を04年に開設した大阪府立母子保健総合医療センター母性内科副部長の和栗雅子さんは指摘する。
 妊婦の禁煙指導が求められるのは、喫煙する女性の増加に加え、胎児の発育に影響することがわかってきたからだ。厚生労働省研究班によると、喫煙妊婦から2500グラム未満の低出生体重児が生まれる割合は、非喫煙妊婦の約2倍だ。赤ちゃんの体重も平均20
0グラム少ない。早産、自然流産の発生率も高まる。
 発育に影響するのは、たばこに含まれるニコチンと一酸化炭素によって血行が悪くなり、胎児が低酸素状態になってしまうためだ。そのため同センターでは、ニコチンの尿中濃度、一酸化炭素の呼気濃度を測定し、それを基に禁煙指導を行う。約8割が「妊娠初期に禁煙すれば胎児への影響は少ない」ということを理解し、一度は禁煙する。しかし、出産後まで禁煙が続く人は、喫煙する妊婦の約3割にとどまっている。
 一方、飲酒の影響も注目される。厚労省研究班によると、妊婦が1日にアルコールを60ミリ・リットル(グラス4杯のワインに相当)摂取すると、胎児の成長障害を引き起こす率が高まることがわかっている。
 国立成育医療センター周産期診療部長の左合治彦さんは、「胎児に影響のないアルコール摂取量は不明だ。少量でも胎児に影響を及ぼす恐れはある」と妊婦の飲酒は控えるよう警告する。
(2009年3月27日  読売新聞)
  
タグ :妊婦胎児


2009年03月28日 Posted by tonton at 19:58Comments(0)知識

10代の喫煙 病気としての治療を

<3>10代の喫煙 病気としての治療を2009年3月17日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-141809-storytopic-1.html
 最近、若者の間での大麻使用の広がりが社会問題となっていますが、ここでクイズです。大麻同様に危険で有害なのに、簡単に手に入る薬物は何でしょう? 答えは、たばこです。
 たばこの主成分のニコチンは、脳に変化を起こしニコチン依存症という病気を引き起こします(10代も同じです)。喫煙者の7割は10代に喫煙し始めるといわれ、喫煙開始が早いほど健康被害は甚大です。
 10代がニコチン依存症に陥りやすい要因は3つあります。1つ目は軽い気持ちで喫煙し始めることです。10代は好奇心が強く「実験と冒険の時期」。仲間の誘いやメディアの影響でたばこを吸ってみる、これが悲劇の始まりなのです。
 2つ目は脳の発達段階の特性です。脳科学の進歩で、人間の脳は20代前半まで発達することが分かってきました。
 ニコチンはコカインなどの麻薬と同様、脳に強力に作用し依存状態を作り出します。発達途中の脳は強い刺激に対する抵抗力が弱く傷つきやすいため、興味本位の1本が依存症の悲劇につながります。
 3つ目は簡単にたばこが手に入る環境で、タスポ導入後も変わりません。このように10代の喫煙は個人の問題だけでなく、年齢の特性や社会状況が深く関連しています。
 10代の喫煙への対応としては、規則違反への懲罰ではなく、病気としての治療(禁煙)が必要です。また、ほかの病気と同様に、予防と早期発見・早期治療、再発防止が重要です。
 予防(防煙)は思春期に入る前に喫煙に対する正しい知識と対応を教えること、早期発見には普段から言葉を交わし、生活ぶりを見守ることが大切です。治療については医療体制を含めて課題が多く、安心して相談や治療が受けられる環境づくりが急務です。
 防煙・禁煙の努力は必ず実を結びます。喫煙現場を見つけても一方的にしかりつけず、禁煙へ向けて励まし、「あせらず、あきらめず」支えましょう。(池間尚子、ちばなクリニック)
  


2009年03月19日 Posted by tonton at 12:43Comments(0)知識

有害物質は翌日も室内に、子供がいたら完全禁煙へ

<喫煙>有害物質、翌日も室内に 「サードハンドスモーク」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090128-00000057-mai-soci
 喫煙の害について、米国で「サードハンドスモーク」という概念が提唱され、話題になっている。たばこを吸った室内に煙が吸着して有害物質が残り、その場が汚染されるというもの。「セカンドハンドスモーク」(受動喫煙)に続く害と考えられ、識者らは「子どもがいるなら、家庭内は完全禁煙を」と呼びかけている。
 「サードハンドスモーク」は今月、米国小児科学会誌に掲載された米マサチューセッツ総合病院の小児科医らが執筆した論文で用いられた。05年9~11月、2000人に聞いて有効回答の1478人分を分析したところ、非喫煙者の95.4%、喫煙者の84.1%が、受動喫煙は子どもへの健康被害になると答えた。しかし、たばこを吸った部屋に翌日子どもが入った場合について同様な認識を示したのは非喫煙者の65.2%、喫煙者の43.3%にとどまった。さらに、「サードハンドスモーク」の認識がある家庭は、完全禁煙にしている割合が高かった。
 04年に報告された米サンディエゴ州立大学の心理学講座の研究では、家族の中に喫煙者がいない家庭▽母親は喫煙者だが子どもと同じ部屋では吸わない家庭▽子どもに配慮せず吸う家庭--で、居間と子どもの寝室のほこり、家具の表面や空気中などのニコチン濃度を比べた。これらのデータを統計処理して試算した全体的なニコチン濃度は、配慮せず吸う家庭は同じ部屋で吸わない家庭の3~8倍、同じ部屋では吸わない家庭も、喫煙者がいない家庭に比べ5~7倍だったという。
 小児科医らでつくる「子どもをタバコの害から守る合同委員会」の原田正平医師は「小さい子どもは床や家具に顔が近く、有害物質
を摂取しやすい。日本でもサードハンドスモークについて適切な日本語訳を公募するなどキャンペーンを企画して、認識を広めていき
たい」と話している。【柴田真理子】
   


2009年01月30日 Posted by tonton at 10:45Comments(0)知識

「しかる」のではなく、治療を

「しかる」のではなく、治療を 加治正行医師/沖縄
子どもたちの喫煙でアドバイス
子どもたちの喫煙などをテーマにした八重山子どもセミナー(主催・八重山病院)が29日午後、石垣市民会館中ホールで開かれた。2002年に静岡県立こども病院に子ども専門の禁煙外来を開設した加治正行医師は、「喫煙した子どもを謹慎処分などにするのではなく、病院へ行くよう勧めるべきだ」と、治療によって子どもたちの禁煙をサポートする必要性を強調した。
加治医師は、喫煙してる子どもたちについて「大人ぶって吸っているように見えるが、実際にはニコチン依存状態で、やめられなくなっている。しかってもやめられない。治療が必要」と述べ、ニコチンパッチを使えば、1―2週間で禁煙できることを説明した。
 喫煙する妊婦から生まれた子どもの知能指数が低くなる傾向があることも示し、「妊婦の喫煙が赤ちゃんの脳を傷つけることになるという情報をきちんと伝えれば、禁煙してくれるのではないか」と適切な啓発の必要性を指摘した。  


2008年11月30日 Posted by tonton at 23:28Comments(0)知識