世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●スマートフォンやiPadで喫煙コントロール

スマートフォンやiPadで喫煙コントロール
【wire less wire NEWS】
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201202031530.html

世界保健機関(WHO)によると世界でタバコにより年間600万人が命を落としているそうで、同機関のタバココントロール担当チームはタバコ・フリー・イニシアティブ(Tobacco Free Initiative)を立ち上げている。各国への導入を促そうとしているのは、モバイル・スモーク・フリー(mSmoke-free)とモバイル・セセイション(mCessation)などのプロジェクトである。

前者はジオ・タギング(GPSで地理データに他の情報を付加する)を使って、人々が禁煙ゾーンに入ったら通知したり、禁煙エリアを地図上に表示したりするシステムで、喫煙者には喫煙を抑えてもらい、非喫煙者には受動喫煙(副流煙)の影響を受けないよう支援するというものだ。後者は禁煙を促すcessationは中止という意味)もので、文化や性別、年齢などに応じて禁煙を勧める、あるいは、禁煙を始めた人に禁煙の続行を勧めるメッセージをモバイルに送って生活習慣の変更を後押しするというものとのことである。

アメリカでは18歳以下の若者のうち一日に3,000人が新たに喫煙を始めるという。体重を減らす効果があるという俗信や、単にクールに見えそうというイメージの影響が強いそうで、これを抑えるために国立癌研究所(National Cancer Institute)はスモークフリー(smokefree.gov)というサイトを立ち上げ、ショートメッセージ(SMS)を使った若者向けの禁煙支援プログラムを開始している。禁煙プログラムは数多くあるものの、ほとんど全てが大人のためのもので、考え方や喫煙動機、喫煙パターンの異なる若年層には特別なプログラムが必要であるとの認識から生まれたという。

ニューヨーク市の歯科医たちは地元のコロンビア大学(Columbia University)と共同してiPadを使った禁煙指導用のアプリケーションを開発している。Aetnaと名づけられたプログラムはまだ試験フェーズだが、医学情報のナレッジベースに患者情報を投入して、患者に適した診断やアドバイスを行うためのアプリケーションだという。iPadを使うことで、医師と患者が同じ画面を見ながら診療を行うことができる。


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2012年02月12日 Posted bytonton at 13:43 │Comments(0)禁煙

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