世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●子にたばこ 親ら摘発増 タスポ導入3年 24件/高知

子にたばこ 親ら摘発増 タスポ導入3年 24件/高知
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20110426-OYT8T00925.htm

 未成年者へのたばこの譲り渡しや販売を禁じた未成年者喫煙禁止法違反で、保護者らが摘発される事例が県内で増えている。成人識別カード「taspo(タスポ)」を未成年者に貸したり、販売店で買い与えたりするケースが6割を超えており、県警は「たばこがきっかけとなって大麻や覚醒剤使用につながりかねない。大人の規範意識が足りない」と警鐘を鳴らす。(升田祥太朗)

 県警少年課によると、同法違反の摘発者は、2003~07年の5年間で計1件だったのに対し、08年5月にタスポが導入されて以降、08年2件、09年9件、10年13件。過去3年で計24件に上った。そのうち、親権者が買い与えたり、タスポを貸したりしたのは16件を占める。

 「誰かに迷惑をかけるわけではないし、たばこを盗んで吸うよりはいいと思った」。昨年7月、高知市の中学生の息子(14)にたばこを与えたとして、同法違反(親権者の不制止)で書類送検された母親は、県警の調べにこう供述したという。県警は「子どもの執拗(しつよう)な要求に根負けして、『家の外では吸わない』などと条件を付けて手渡す親が目立つ」とする。

 たばこ販売店による違反は、年齢を確認をせずに売るケースがほとんど。タスポによる自販機収入減や、値上げによるたばこ離れの影響があると見られる。高知市内で小売店を営む女性(82)は、タスポ導入後、自販機1台の売り上げが半分に落ち込んだといい、「値上げも重なってダブルパンチ。未成年でも売りたい店の気持ちは分かる」とこぼす。

 制服姿の中高生に売るなど明らかに悪質な場合は摘発されることもあるが、裏付けの証拠が足りないなどの理由で注意喚起にとどまることも多く、ある補導員は「摘発は氷山の一角。深夜のアルバイトだけになるコンビニエンスストアを狙って買いに来る未成年もいる」と明かす。

 同法は、未成年者と知りながらたばこを販売した個人や法人に対し、罰金(50万円以下)を科すと定めている。

 昨年1年間の喫煙による補導は2021件で、不良行為で補導された未成年の3割に上り、県警は「思春期の子どもにとって、たばこは非行の入り口。親にも、子どもに法律を守らせるという意識を持ってもらいたい」としている。

(2011年4月27日 読売新聞)


同じカテゴリー(事件・犯罪)の記事
 ●長野/ 未成年者喫煙で店や親の摘発増 (2010-11-12 20:48)
 大阪市立小の喫煙先生、校内全面禁煙で減給 (2010-08-16 11:47)
 奈良/ 学校敷地内全面禁煙のはずが…橿原光陽中 (2010-07-19 10:53)
 福音館書店の月刊絵本が発売中止・回収騒動 (2010-02-24 19:39)
 たばこ好きのおじいさんの喫煙シーンで絵本販売中止に (2010-01-10 09:46)
 さすがに行きすぎ? 喫煙シーンで児童書販売停止へ (2010-01-03 22:16)

2011年05月06日 Posted bytonton at 19:23 │Comments(0)事件・犯罪

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
●子にたばこ 親ら摘発増 タスポ導入3年 24件/高知
    コメント(0)