世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

さすがに行きすぎ? 喫煙シーンで児童書販売停止へ

さすがに行きすぎ? 喫煙シーンで児童書販売停止へ
http://www.terrafor.net/news_tcTvetsOG.html
喫煙シーンは18禁?
 福音館書店は12月28日、同書店から刊行されている小学校中学年向けの科学絵本シリーズ、月刊「たくさんのふしぎ」の2010年2月号を販売停止にしたと発表した。2月号として発売されたのは「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」で、発明家のおじいちゃんが孫たちに江戸時代の暮らしを説明する内容。おじいちゃんは愛煙家の設定で、パイプをくわえたまま孫たちと接する場面が複数回登場する。
 この場面に対して、禁煙団体などから「WHO(世界保健機関)のタバコ規制枠組み条約に違反している」「日本たばこ産業株式会社が関与しているのではないか」といった指摘があった。そのため、同書店は「タバコは小道具として使用したものであり、喫煙を推奨する意図はまったくない」としながらも、2月号の販売停止を決定したという。

害はタバコだけか
 禁煙推進派の意見を要約するとこうなるのだろう。喫煙はさまざまな「煙害」をもたらす。煙害のなかには、喫煙に起因する疾患も含まれる。こうした疾患への保険適用によって国家のコストも増加する。だから、喫煙者は禁煙に励むべきである、と。
 しかし、「害」をもたらす嗜好品はタバコだけだろうか。アルコールも飲み方を間違えば、においや嘔吐、暴力などによって「害」をもたらす。肝硬変をはじめとした特定の疾患を引き起こすのもタバコ同様、依存性があるのもタバコ同様だ。摂りすぎると健康上の問題が生じるだけでなく、高い陶酔性による人間関係の不和や失職など、社会生活にまで影響が及ぶ点は、タバコ以上に深刻かもしれない。
 20代の会社員A子さんは、昨今の禁煙をめぐる世論に眉をひそめるひとりだ。彼女はタバコもアルコールもたしなまないが、そうした立場で喫煙に肯定的な意見を述べると、奇異の目を向けられることが多いという。また、アルコールに関しても同様で、他者の飲酒は別としても、自身の飲酒には否定的な意見を述べると、これも同様に奇異の目を向けられることが多いという。こうした反応の一因になっているのは、喫煙を否、飲酒を是とする世論の傾きだろう。世論の傾きはしばしば社会的な合意と見なされ、「合意」に異議を唱える者は反逆者とされる。まさに多勢に無勢である。

行きすぎた禁煙推進運動
 昨今の禁煙に対する意識の高まりは先進国に共通する傾向だが、今回の児童書販売停止問題は少々行きすぎとの指摘も多い。また、今回の問題をはじめとした猫も杓子も禁煙といった動きを指して、「禁煙ファシズム」と呼ぶ向きもあるという。これは「健康は国民の義務」として、喫煙にも国家統制をかけていたナチス・ドイツの政策になぞらえたものとされる。
 第2次世界大戦中は、国家という権力の検閲を恐れて、多くのメディアが自主規制に走った。場合によっては、権力側に迎合するような記事も乱発した。圧力に屈して、自ら言論を封じたのである。圧力に屈して、自ら言論を封じる――この構図は、今回の児童書販売停止問題にも通じるだろう。福音館書店はかりそめにも言論を担う出版社である。今回の問題は言論弾圧と、それへの屈服であることを肝に銘じていただきたい。


この児童書については、論議を呼んでいるようです。私の意見としては、この記事にはとても偏りを感じます。「タバコ規制枠組み条約」に反していることも事実と思います。そして、書店側に意図がなかったとはいえ、実際に「塩とたばこの博物館」(JT)が協力していたことは事実です。ディズニー社は、数年前に喫煙シーンをやめることを宣言しています。こどもに夢を与える、教育的な本であれば、国際条約の考え方に沿った対応は正しいと私は判断します。


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2010年01月03日 Posted bytonton at 22:16 │Comments(4)事件・犯罪

この記事へのコメント
はじめまして(でしょうか?)

いつも参考にさせていただいております。

私もこの件でブログを書きましたが、
どうも「プロパガンダ」に弱い方々が多いようですね(--;
この記事を書いた記者もその一人なのでしょう……。

啓発が進めば世論も変わってくると思いますよ♪
Posted by たらお at 2010年01月04日 08:47
>「タバコ規制枠組み条約」に反していることも事実と思います。

ならば、例の絵本の喫煙シーンが「隠れ広告」であることをあなた方がまず実証してください。
あなた方の意見が正しいなら、戦争シーンを描いた映画は「軍国主義者の隠れ広告」だし、時代劇の敵討ちシーンは「私刑推進論者の隠れ広告」だし、労働者を虐待するシーンのある蟹工船は「プロレタリアート虐待の隠れ広告」だということになるでしょう。
この調子で表現を潰していったら一体何が残るんです?

>こどもに夢を与える、教育的な本であれば、国際条約の考え方に沿った対応は正しいと私は判断します。

あなたの考えはまったく正しくありません。
絵本や漫画のような虚構が現実に悪影響を及ぼすという考えを強力効果論といいますが、これは今まで実証されたことがないものです。
表現を排除するればうまくいくというなら、反共産主義的、反政府的な作品を焚書して回ったソ連が崩壊した理由は一体なんなのでしょうね。
そもそも、国際条約は子供が見るのも大人が見るのもダメだと言ってるのですが。子供を盾にしてはいけません。
Posted by 嗅ぎ at 2010年01月04日 15:29
たらお様
ありがとうございます。
正直、私も驚いています。
伝わりにくい情報を多くの方に届ける。
私はただの中継ぎ役にすぎませんが・・・
がんばっていこうと思います。
Posted by tontontonton at 2010年01月05日 22:18
嗅ぎ様
いろんな考え方があるのは仕方がないと思いますが、
子供を盾にするつもりはありません。
一度、吸い始めたら、本人の意思だけではやめるのが
難しいのがタバコですから、子供たちには、吸い始めてしまう
前に、正しい情報を伝えることが大切だと思っています。
条約などもそうですが、私は単純に、幼い頃からタバコに対する印象を良く伝えることは、やはりいいことだとは思えません。
Posted by tontontonton at 2010年01月05日 22:37
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