世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

福音館書店の月刊絵本が発売中止・回収騒動

福音館書店の月刊絵本が発売中止・回収騒動 愛煙家のおじいちゃん登場に
【産経ニュース】
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100223/bks1002230748001-n1.htm
「禁煙への理解が不足」と指摘
 絵本の愛煙家おじいちゃんにNG-。作品中に喫煙シーンが多く、禁煙や受動喫煙への理解が不足していると読者から指摘があり、福音館書店の発行の月刊絵本『たくさんのふしぎ2月号「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」』が発売中止・回収となる騒動になった。パイプをくゆらせたおじいちゃんが、自身が発明した機械を通じて、孫たちを江戸の街へと案内する、という微笑ましい設定だったのだが…。
 『たくさんのふしぎ』は今年で創刊25周年を迎えた小学校中学年向きの月刊絵本。自然や環境、文化や哲学など、さまざまな話題を毎月1冊1テーマで取り上げている。問題となったのは昨年12月に発売された2010年2月号(第299号)。文・絵ともにイラストレーターの太田大輔さんが書き下ろした。発明家のおじいちゃんを訪ねた孫2人が、蓄音機のような機械の筒をのぞき、江戸の街を探検する物語。おじいちゃんは愛煙家という設定で、表紙のほか作品中に5回、パイプをくわえた姿で登場する。
 喫煙シーンの問題を指摘したのは、大阪市の特定非営利活動法人『「子どもに無煙環境を」推進協議会』。野上浩志事務局長は「子供が受動喫煙にさらされている。表現の自由は理解できるが、自由にも配慮が必要。子供をたばこの害から遠ざけるのは大人の責任。物語上、パイプは必要なく、販売中止は当然の判断」と話す。
 一方、福音館書店では、「おじいちゃんが喫煙したまま孫たちと同席している場面が複数描かれている。過去と現在をわかりやすい形で関係づける小道具として使用したものであり、喫煙を推奨したり、受動喫煙を肯定したりする編集意図はまったくなかった。しかし、喫煙による健康被害と受動喫煙の害についての認識が足りず、配慮に欠けた」としている。
 同書店ではこのため販売中止を決め、書店や定期購読の読者などにも通知し、販売してしまった分についても回収している。
 社会評論家の芹沢俊介さんは「映画や小説、歌で、たばこが小道具として役割を果たすことはあり、すべてを排除することはできない。規律型社会というか、ひとつの事象に黒白をつけなければいけない社会は嫌だな、という印象を受ける。今回も子供が判断して成長する-といったゆとりある判断が必要だったのでは。ただ、批判は広がるだろうし、出版社として中止は仕方なかったのかもしれない」と話している。


タグ :福音館書店

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2010年02月24日 Posted bytonton at 19:39 │Comments(0)事件・犯罪

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