世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●長野/ 未成年者喫煙で店や親の摘発増

未成年者喫煙で店や親の摘発増 県内「タスポ」導入以降/長野
【信濃毎日新聞】
http://www.shinmai.co.jp/news/20101109/KT101108FTI090010000022.htm
 未成年者の喫煙防止を大きな目的に、たばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」が県内で2008年6月に導入されて以降、タスポがなくてもたばこを買える販売店や、未成年者の親が未成年者喫煙禁止法違反容疑で摘発される事例が急増している。県警少年課は、自販機で買えなくなった未成年者が対面販売に流れ、違反行為が見えやすくなったと説明。景気低迷や禁煙の広がり、大幅値上げによる“たばこ不況”も背景にあるようだ。
 同法は、未成年者にたばこを販売した者は50万円以下の罰金、未成年者の喫煙を制止しなかった親権者は科料(千円以上1万円未満)と、それぞれ処罰を定めている。
 県警少年課によると、今年1~10月の摘発は25件29人で、前年同期比10件8人増。内訳は、販売店がたばこを売った容疑が3件5人、親が子どもの喫煙を止めなかった容疑が22件24人。08年は販売店の摘発はなく、親が5件7人、09年は販売店8件10人、親が8件12人だった。
 岡谷署は今年2月、高校生2人にたばこを売ったとして同法違反の疑いで岡谷市の70代の女性たばこ店経営者を書類送検。女性は「店の売り上げが少なく、悪いことと知りながら売ってしまった」と容疑を認めた。8月にも松本署が、高校生にたばこを売ったとして松本市の70代小売業者と60代店員を書類送検した。
 同署は6~7月には、自分の子どもが喫煙していることを知りながら止めなかった疑いで、松本市などの母親3人を書類送検している。
 一方、喫煙で補導された未成年者は10月末現在、1365人で、前年同期と比べ691人減っている。
 8日は未成年者喫煙防止のための意見交換会が県庁であり、販売業者の団体からは、値上げや喫煙場所の減少などによる売り上げ不振も摘発増に影響している-との指摘も。「客が成人か未成年者か判別しにくい」「100パーセントの年齢確認は難しい」との意見も出た。
 山口康弘・県警少年課長は「年齢確認の徹底など、それぞれの立場で対策に取り組んでほしい。摘発にも力を入れる」としている。

【写真】たばこ店の店頭に置かれたタスポの見本と、未成年者の購入禁止を呼び掛ける注意書き=長野市


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2010年11月12日 Posted bytonton at 20:48 │Comments(0)事件・犯罪

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