世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

中国の高級たばこ、背景には”面子”文化

「喫煙大国」中国で販売される高級タバコの数々、背景には“面子”文化
 「喫煙大国・中国」。今年インドで催された「第14回世界タバコ大会」では、世界全体の喫煙者数は男性が約10億人、女性が約2.5億人と発表されたが、そのうち中国の喫煙者が占める割合は男性が約30%、女性が約6%となっている。男女合計すると世界全体の喫煙者の約25%近くが中国の喫煙者ということになるが、喫煙者の数に比例するように、タバコの銘柄も多様化するもの。中国では現在、約400種類上の銘柄が販売されていると言われており、中には日本人のタバコに対する常識を覆すような高級品も存在している。
 中国の高級タバコの中で、日本人にも特に有名なのが上海煙草(集団)公司の「中華」だろう。「中華」が誕生したのは1951年のことで、数々の受賞歴を誇るとともに、政府中央の指導者たちから高評価を得た“お墨付き”タバコだ。価格はタールやニコチンの含有量、包装の仕方によってさまざまだが、1箱100元(約1,300円)を超えるものも存在している。また、同社が販売する「熊猫(パンダ)」は1956年に誕生し、中国の政治家トウ小平が愛したことで知られるタバコ。パンダが2頭描かれた可愛いパッケージとは裏腹に、価格はサイフ泣かせの1箱120元(約1,500円)となっている。
 これら2銘柄だけでも、1箱300円前後のタバコを吸っている日本人にとっては驚きの価格だが、高級志向の強い中国には、さらに上を行く高級タバコがある。例えば、内蒙古昆明巻煙有限公司の「冬虫夏草」。「中華」同様、さまざまなバリエーションがあるが、高いものとなると1箱160元(約2,100円)とかなりの価格だ。また、広西中煙工業有限責任公司の「真龍」は1箱190元(約2,500円)、湖北中煙工業有限責任公司の「黄鶴楼」は1箱200元(約2,600円)、そして紅雲紅河煙草(集団)有限責任公司の「道」に至っては1箱230元(約3,000円)もする“超”が付く高級品。もちろん、これら以外にも高級タバコは存在しており、先述の「中華」の存在が霞むほどの数々の高級タバコが投入されているのが、中国のタバコ市場の状況だ。
 こうした高級タバコが中国に数多く存在する背景には、中国の“面子”の文化が関わっている。中国では挨拶もかねて客人にタバコを差し出す習慣があり、そのタバコが高級であればあるほど、“面子”が立つと思われているのだ。中には自分で普段吸うタバコと、客人に差し出すタバコを使い分けている人もいるほどで、「友だちになってからビジネスが始まる」文化を持つ中国では、タバコは「ビジネスツール」と言っても決して大げさな表現ではない。
 とはいえ、中国も世界の反喫煙化の流れに逆らうことはできず、こうした文化が少しずつ様変わりしているのも事実。客人が宴席でのタバコの差し出しを拒否することが無礼ではなくなりつつある今、中国の高級タバコが姿を消すのは、もはや時間の問題と言えるのかもしれない。
  
タグ :中国


2009年10月17日 Posted by tonton at 12:30Comments(0)中国

広東省広州市、未成年と妊婦へのタバコ販売禁止/中国

喫煙規制条例で「未成年者・妊婦の喫煙禁止」を見送り―広東省広州市
 2009年10月14日、同日付の広州日報によると、中国南部の大都市、広東省広州市は現在、「市喫煙規制条例」の制定作業を進めている。草案の審議が13日から市人民代表大会の常務委員会で始まっており、条例が施行されれば未成年と妊婦に対するたばこの販売が禁止される見込みだ。一方、草案に盛り込む予定だった「未成年者と妊婦の喫煙禁止」の条項は反対意見があったことから、削除された。
 中国では未成年者の喫煙に関する厳格な禁止規定がなく、子供の喫煙も多い。ただ、健康被害を防ぐとの立場から各地方が条例を定め、未成年者へのたばこ販売を禁じる動きが出ている。今回、広州市は条例の草案に未成年とお腹の大きな妊娠女性に対してたばこを販売した場合、1000元(約1万3000円)の罰金を科する内容の条項を盛り込んだ。ただ、未成年者と妊婦の喫煙自体を禁じる条項に
対しては、「喫煙の権利を制限するものだ」として反対意見が出たため、草案から削除された。(翻訳・編集/東亜通信)


「未成年者と妊婦の喫煙禁止」は当然と思いますよけど。
  
タグ :中国


2009年10月17日 Posted by tonton at 12:18Comments(0)中国

たばこ訴訟でメンバーを支援=英ニュースエージェント連盟

たばこ訴訟でメンバーを支援=英ニュースエージェント連盟
英ニュースエージェント連盟(NFRN)は、同メンバーでアイルランドのニュースエージェント(新聞・日用雑貨食料品店)経営者、モーリス・ティモニー氏によるたばこ訴訟を支援すると発表した。ティモニー氏は、アイルランド政府による店舗でのたばこ陳列禁止措置に反対し、高等裁判所に最近提訴した。この訴訟では、たばこ大手のフィリップモリスも同氏を支援している。NFRNは、たばこ陳列禁止措置は、未成年の喫煙防止や成人の禁煙支援に効果がなく、犯罪組織による違法な密輸・偽造たばこを増大させると主張している。



未成年の喫煙防止や成人の禁煙支援に、効果はあると思いますが。
  


2009年10月17日 Posted by tonton at 12:14Comments(0)イギリス

◎シリア/公共施設「全面禁煙」 大統領が法令発表

<シリア>公共施設「全面禁煙」 大統領が法令発表
 【ハマ(シリア中部)和田浩明】シリアのアサド大統領は公共施設での指定場所以外の喫煙や、たばこの販売、提供を禁じる法令を発表した。関連製品の広告も禁じられる。6カ月以内に施行される。シリアの国営通信社などが12日報じた。
 禁止対象は喫茶店やレストラン、学校や病院、映画館など。政府関連の会合やシンポジウムも含まれる。中東地域では人気が高い水たばこも規制対象になる。違反の罰金は2000シリアポンド(3900円)。政府による喫煙の健康被害の周知キャンペーンも予定されているという。
 AP通信などによると、シリアでは過去にも喫煙規制が導入されたが、人口の15%が1日1箱を消費するとの統計もある。アサド大統領は00年に就任する前は眼科医だった。
 中東地域では、イラクが8月に公共施設での禁煙やたばこ広告の禁止を定めた法案を閣議決定、18歳未満への販売に対する罰金も盛り込まれた。エジプトでは、たばこの外箱に健康被害に注意を促す文言と写真が添付されている。



国のトップ次第で、国民の健康・命の行方が変わってきますね。鳩山総理、長妻厚生労働大臣は動いてくれるでしょうか。
  
タグ :シリア


2009年10月17日 Posted by tonton at 12:11Comments(0)シリア

町田市:駅前の喫煙禁止、周知不徹底の声 /東京

町田市:駅前の喫煙禁止、周知不徹底の声 /東京
 町田市は今月1日からJR・小田急町田駅周辺を路上喫煙禁止区域に指定したが、4カ所の「喫煙スポット」の設置が間に合わず、さらに周知のための横断幕や旗の設置も遅れており、スタートからつまずきをみせている。
 「えっ、吸えない場所なんですか」。15日午後、喫煙禁止区域内で一服していた横浜市の男性会社員(26)は驚いた表情で話した。
「街頭に表示がないと市外在住者は分からない」と話した。
 今年6月、「市あきかん・吸い殻等の散乱防止条例」の改正案が成立。駅近くの大通り2本の周辺が禁止区域となり、来年4月以降は違反した場合に過料2000円の徴収制度も始まる。
 しかしスタートと同時に設置予定だった「喫煙スポット」は、周辺住民の反対で設置場所が二転三転して間に合わなかった。さらに横断幕やのぼり旗の掲示も遅れ、禁止区域を知らせる路面表示に至っては「いつ完成するか分からない」(同市)という。
 市内の他の駅周辺での喫煙禁止も検討している同市環境保全課は「準備不足は否めず申し訳ない。市民への周知に全力を挙げたい」と話している。【青木純】  


2009年10月17日 Posted by tonton at 12:06Comments(0)路上喫煙規制