日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
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【フィリピン】4人に1人強、比の喫煙者:男性は半分に迫る
【フィリピン】4人に1人強、比の喫煙者:男性は半分に迫る
【YAHOO!ニュース】6月23日8時30分配信 NNA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000008-nna-int
「15歳以上のフィリピン人の28.3%に当たる1,730万人が喫煙者」――国家統計局(NSO)は21日、このような調査結果を発表した。15歳以上の男性に限ると1,460万人で、喫煙率は47.7%。ほぼ半分が喫煙者という計算になる。女性は9.0%だった。たばこパッケージへの写真つき警告義務化を巡る動き、アキノ次期大統領の禁煙問題など、近頃目立つたばこ絡みの話題にさらに一石を投じそうだ。
この調査は米ニューヨーク市のブルームバーグ市長が進める国際的な喫煙防止イニシアティブの一環で、世界保健機関(WTO)、米疾病管理予防センター(CDC)などが協力した「2009年世界成人喫煙調査(GATS)」のうち、フィリピンについての部分。昨年9月10日~10月12日に実施された。フィリピン国内の調査にNSOや国立保健研究所(NIH)とともに協力した保健省は、既に3月に関連データを明らかにしていたが、NSOは「今回の発表が最終結果」としている。
毎日喫煙しているフィリピン人(15歳以上、以下男性、女性とも同じ)は22.5%。5人のうち1.15人という計算だ。男女別では、男性の38.2%、女性の6.9%が毎日喫煙しているという。
調査前の12カ月間に喫煙していたフィリピン人のうち、「禁煙を試みた」と回答した人は47.8%と半分近くに上った。しかし禁煙に成功したのは4.5%にとどまっている。
壁などで囲まれた建物内外職場で喫煙しているフィリピン人は36.9%に上った。公共交通機関を利用するフィリピン人のうち、55.3%がたばこの煙による受動喫煙(間接喫煙)にさらされていた。また、官庁や自治体の庁舎内では、受動喫煙にさらされている人の率は25.5%だった。
■日本人男性は36.8%
これに対し、日本の厚生労働省が昨年11月に発表した2008年国民健康・栄養調査結果によれば、同年の調査で「現在習慣的に喫煙している日本人」の割合は、20歳以上の男性で36.8%、女性で9.1%という結果だった。それぞれ03年の46.8%、11.3%から減少している。
対象年齢層や調査方法・基準が違うため、両調査結果の単純比較はできないが、男性についてみれば、フィリピン人の喫煙率は日本人より高いとみてよさそうだ。
■保健相「憂慮すべき状況」
22日付ビジネスワールドによると、09年GATSの最終結果についてカブラル保健相は、「(15歳以上の)男女3人のうち1人が喫煙者という実態は、実に憂慮すべき状況だ」と、警戒感をあらわにした。
保健省は5月、タイなどにならい、たばこパッケージに健康被害の写真付き警告表示を義務付ける保健省令AO第13号を公布したが、たばこ業界は猛反発。有力実業家ルシオ・タン氏系で地場たばこ最大手のフォーチュン・タバコは今月初め、同保健省令の仮差し止めをマニラ首都圏マリキナ地方裁判所に申し立てた。禁煙・嫌煙団体は同社を厳しく批判している。
また今月30日に大統領に就任する愛煙家のアキノ氏が禁煙を断念したことは、国内のみならず、海外のメディアでも話題となった。ビジネスワールドは09年GATSの最終結果を報じる中で、「15歳以上の国民の4人に1人以上は喫煙者で、その中にはアキノ次期大統領も入っている」と、顔写真つきでやや皮肉を交えて同氏の喫煙に触れた。
【YAHOO!ニュース】6月23日8時30分配信 NNA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000008-nna-int
「15歳以上のフィリピン人の28.3%に当たる1,730万人が喫煙者」――国家統計局(NSO)は21日、このような調査結果を発表した。15歳以上の男性に限ると1,460万人で、喫煙率は47.7%。ほぼ半分が喫煙者という計算になる。女性は9.0%だった。たばこパッケージへの写真つき警告義務化を巡る動き、アキノ次期大統領の禁煙問題など、近頃目立つたばこ絡みの話題にさらに一石を投じそうだ。
この調査は米ニューヨーク市のブルームバーグ市長が進める国際的な喫煙防止イニシアティブの一環で、世界保健機関(WTO)、米疾病管理予防センター(CDC)などが協力した「2009年世界成人喫煙調査(GATS)」のうち、フィリピンについての部分。昨年9月10日~10月12日に実施された。フィリピン国内の調査にNSOや国立保健研究所(NIH)とともに協力した保健省は、既に3月に関連データを明らかにしていたが、NSOは「今回の発表が最終結果」としている。
毎日喫煙しているフィリピン人(15歳以上、以下男性、女性とも同じ)は22.5%。5人のうち1.15人という計算だ。男女別では、男性の38.2%、女性の6.9%が毎日喫煙しているという。
調査前の12カ月間に喫煙していたフィリピン人のうち、「禁煙を試みた」と回答した人は47.8%と半分近くに上った。しかし禁煙に成功したのは4.5%にとどまっている。
壁などで囲まれた建物内外職場で喫煙しているフィリピン人は36.9%に上った。公共交通機関を利用するフィリピン人のうち、55.3%がたばこの煙による受動喫煙(間接喫煙)にさらされていた。また、官庁や自治体の庁舎内では、受動喫煙にさらされている人の率は25.5%だった。
■日本人男性は36.8%
これに対し、日本の厚生労働省が昨年11月に発表した2008年国民健康・栄養調査結果によれば、同年の調査で「現在習慣的に喫煙している日本人」の割合は、20歳以上の男性で36.8%、女性で9.1%という結果だった。それぞれ03年の46.8%、11.3%から減少している。
対象年齢層や調査方法・基準が違うため、両調査結果の単純比較はできないが、男性についてみれば、フィリピン人の喫煙率は日本人より高いとみてよさそうだ。
■保健相「憂慮すべき状況」
22日付ビジネスワールドによると、09年GATSの最終結果についてカブラル保健相は、「(15歳以上の)男女3人のうち1人が喫煙者という実態は、実に憂慮すべき状況だ」と、警戒感をあらわにした。
保健省は5月、タイなどにならい、たばこパッケージに健康被害の写真付き警告表示を義務付ける保健省令AO第13号を公布したが、たばこ業界は猛反発。有力実業家ルシオ・タン氏系で地場たばこ最大手のフォーチュン・タバコは今月初め、同保健省令の仮差し止めをマニラ首都圏マリキナ地方裁判所に申し立てた。禁煙・嫌煙団体は同社を厳しく批判している。
また今月30日に大統領に就任する愛煙家のアキノ氏が禁煙を断念したことは、国内のみならず、海外のメディアでも話題となった。ビジネスワールドは09年GATSの最終結果を報じる中で、「15歳以上の国民の4人に1人以上は喫煙者で、その中にはアキノ次期大統領も入っている」と、顔写真つきでやや皮肉を交えて同氏の喫煙に触れた。
タグ :フィリピン
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●北朝鮮でも禁煙キャンペーン
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2010年06月27日 Posted bytonton at 14:47 │Comments(0) │その他のアジア
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