世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

未成年の補導減少、タスポから1年/和歌山

喫煙での補導数減少 タスポ発行1年(和歌山) 
自動販売機でたばこを買う際に必要な年齢識別カード「taspo(タスポ)」の発行が始まって、2月1日で丸1年。導入の目的だった「未成年の喫煙防止」について、田辺青少年補導センター(田辺市中屋敷町)と県警は「補導人数が減っており、効果はある」とみている。一方で、販売関係者は「これほど自販機の売り上げが減るとは思わなかった」と驚いている。
 同センターによると、2008年4月~12月に喫煙行為で補導した少年(少女)は16人で、前年同期より28人減った。「ほかの不良行為で補導した人数も減っているので一概には言えないが、タスポの導入で未成年がたばこを買いにくい環境になったことは間違いない」と指摘する。
 管内(田辺市と上富田町)にある無人駅でも吸い殻が減っていることも確認しており「数字に表れていない部分もあるだろう」とみてい
る。
 県警少年課によると、昨年1年間での喫煙による補導は914件。前年より799件も減った。同課は「確実に導入の効果はある。コンビニエンスストアなど対面販売についても年齢確認を徹底してもらうようにしなければ」と話している。
 一方、自販機でたばこを売る側の表情は厳しい。
 みなべ町からすさみ町までの約390店舗が加盟する田辺たばこ商業協同組合によると、全体的に自販機でのたばこの売り上げが落ち込み、1日の売り上げが半減した自販機もある。
 組合は昨年2月から、延べ約60カ所でタスポの普及啓発活動をした。田辺市湊の事務所には、いまでも申し込みに訪れる喫煙者がいるという。
 日本たばこ協会(東京都港区)によると、17日現在、和歌山県では7万4804枚を発行した。県内の喫煙人口は約21万人で、タスポの発行率は35・6%。全国平均(32・7%)を上回っている。
 田辺たばこ商業協同組合の森健助理事長は「いまは過渡期だが、自販機でたばこを買うにはタスポは必要だし、売り上げを取り戻すためにも活動を積み重ねていくしかない」と話している。

拡大写真【導入の目的だった未成年の喫煙防止に効果が出ているタスポ】


タグ :タスポ

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2009年02月01日 Posted bytonton at 21:00 │Comments(0)未成年喫煙

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