世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●山口/ たばこの誘惑、家族から 市が小・中・高校生の意識調査

たばこの誘惑、家族から 市が小・中・高校生の意識調査/山口
【宇部日報】
http://ubenippo.co.jp/2011/02/post-1734.html

 宇部市が小・中・高校生を対象に行った、たばこに関する意識調査によると、身近にたばこを吸う人がいる割合は52・2%で、約半数が受動喫煙の害にさらされていることが分かった。将来「吸いたい」と思っている子供の4人に3人は家族に喫煙者がおり、周囲の喫煙に影響されやすいことも明らかになった。未成年者は好奇心からたばこを吸い始めることが多く、心身ともに未熟な子供たちに及ぼす被害は大きい。市では「社会全体で受動喫煙防止や意識啓発に取り組むことが肝要」と話している。

 調査は第2次市健康づくり計画の参考にするため昨年9月、小学6年生、中学3年生、高校3年生を対象に実施。市内12校の協力を得て、計1603人から回答を得た。

 たばこの害の知識はほぼ浸透していたが、2・8%は「知らない」と回答。中学生では3年前の調査の倍以上の4・1%に上った。20歳からたばこを吸いたいと思う子供は79人(全体の4・9%で、男子が59人)。このうち74・7%は家族に喫煙者がおり、たばこを吸いたいと思わないグループの51・0%と比べて高かった。たばこの害の認識がない子供も19・0%と、吸いたくないグループの10
倍に達した。

 たばこは、がんや呼吸器疾患など多くの病気を引き起こす危険因子。妊娠中の喫煙が低体重児の出生や早産、乳幼児の突然死を招きやすいことも知られている。市が取り組んだ別の調査では、妊産婦の喫煙率は8・0%、妊産婦のいる家族の喫煙率は13・9%だった。ただし、出産後に再び吸い始める人や、別室・屋外で喫煙している家族も多く、子供の健康被害や喫煙開始の環境要因となっている。

 受動喫煙防止については、市内の公立小・中学校が2008年度から敷地内全面禁煙にするなど対策が進んでいる。昨年8~9月の調査によると、敷地内・施設内を合わせた禁煙施設は、教育・医療施設では9割を超えるが、事業所は回答があった21社中4社と19%にとどまった。

 禁煙・分煙が行えない理由は▽職員の中に喫煙者がおり、協力を得られない▽建物の構造上、換気扇や間仕切りの設置が難しい-などさまざま。受動喫煙の害について知識を広め、禁煙環境の整備を徹底させることが求められる。




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2011年03月03日 Posted bytonton at 13:25 │Comments(0)未成年喫煙

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