日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
電子タバコ「タエコ」・・
最近、よく聞きます・・
「電子タバコ」禁煙療法で、禁煙席でも吸えるがうたい文句です。
禁煙療法「電子タバコ」には、WHOが「正しい禁煙療法とは考えられない」と声明
をだしています。気をつけましょう
電子たばこ「タエコ」で一服いかが 「禁煙が楽に」
吸うと先端が赤くなり、口元からは紫煙が――。どこから見てもたばこだが、実は「作り物」だ。正体は禁煙用に作られた電子たばこの「タエコ」。
利用者からは「たばこを吸っている気分を味わえ、禁煙が楽になる」と好評だ。また喫煙禁止場所でも楽しめることで、愛煙家にも評判になっている。
タエコは中国の企業が開発し、大阪市の会社が輸入元となり、全国の代理店で販売されている。最大の特徴は徹底した「吸い込み感」の再現。長さ、細さともたばことほぼ同じ形。吸うと電源が入り、LEDがまるで火がついたかのように赤く光る。また筒に内蔵した電熱線で水蒸気を発生させ、吸い口からはたばこの煙のような紫煙が立ち上る。
吸い口には取り換え用のカートリッジがあり、たばこの風味を感じることができる。ただし、ニコチンやタールは全く含んでいない。また煙は加湿器で使う程度の温度の水蒸気で、引火の危険もなく、「たばこと似て非なるもの」というわけだ。禁煙に挑む人からは「口寂しさが解消できる」。
愛煙家からも「会議室や家の中でもたばこを吸っている気分になれる」という声が寄せられるという。
筒は充電式で、カートリッジには約10種類の味がある。値段は1カ月分のカートリッジ(4725円)込みで1万8900円と、やや高価だが、
札幌で販売をしている会社は「ずっとたばこを続けるより安いし、なにより健康的です」と話す。近く、札幌の代理店「インワールド」を通じて、
全国展開の雑貨店にも並ぶ予定だ。ネットでの販売は同社のHP(http://www.taeco.jp)へ。(伊藤唯行)
【写真】電子たばこの「タエコ」。筒の先が赤く光り煙が出るなど、本物
のたばこにそっくりだ
「電子タバコ」禁煙療法で、禁煙席でも吸えるがうたい文句です。
禁煙療法「電子タバコ」には、WHOが「正しい禁煙療法とは考えられない」と声明
をだしています。気をつけましょう

電子たばこ「タエコ」で一服いかが 「禁煙が楽に」
吸うと先端が赤くなり、口元からは紫煙が――。どこから見てもたばこだが、実は「作り物」だ。正体は禁煙用に作られた電子たばこの「タエコ」。
利用者からは「たばこを吸っている気分を味わえ、禁煙が楽になる」と好評だ。また喫煙禁止場所でも楽しめることで、愛煙家にも評判になっている。
タエコは中国の企業が開発し、大阪市の会社が輸入元となり、全国の代理店で販売されている。最大の特徴は徹底した「吸い込み感」の再現。長さ、細さともたばことほぼ同じ形。吸うと電源が入り、LEDがまるで火がついたかのように赤く光る。また筒に内蔵した電熱線で水蒸気を発生させ、吸い口からはたばこの煙のような紫煙が立ち上る。
吸い口には取り換え用のカートリッジがあり、たばこの風味を感じることができる。ただし、ニコチンやタールは全く含んでいない。また煙は加湿器で使う程度の温度の水蒸気で、引火の危険もなく、「たばこと似て非なるもの」というわけだ。禁煙に挑む人からは「口寂しさが解消できる」。
愛煙家からも「会議室や家の中でもたばこを吸っている気分になれる」という声が寄せられるという。
筒は充電式で、カートリッジには約10種類の味がある。値段は1カ月分のカートリッジ(4725円)込みで1万8900円と、やや高価だが、
札幌で販売をしている会社は「ずっとたばこを続けるより安いし、なにより健康的です」と話す。近く、札幌の代理店「インワールド」を通じて、
全国展開の雑貨店にも並ぶ予定だ。ネットでの販売は同社のHP(http://www.taeco.jp)へ。(伊藤唯行)
【写真】電子たばこの「タエコ」。筒の先が赤く光り煙が出るなど、本物
のたばこにそっくりだ
2008年12月09日 Posted by tonton at 23:28 │Comments(0) │●タバコ会社・関係団体
禁煙療法「電子たばこ」にWHO声明
禁煙療法の「電子タバコ」・・って知っていますか?
少し前に知って、気になっていました。
効果は?害は?・・・・
その「電子タバコ」に対し、WHO(世界保健機関)が声明を出したそうです。
禁煙療法「電子たばこ」で声明 安全確認されずとWHO
【ジュネーブ19日共同】世界保健機関(WHO)は19日、香港の企業が開発し、日本を含む多数の国で販売されている「電子たばこ」に
ついて、安全性が確認されず「正しい禁煙療法とは考えられない」とする声明を発表した。電子たばこは、紙巻きたばこに似せたステンレス製の棒に液体ニコチン入りのカートリッジを取り付け、電気による熱で気化したニコチンを吸う仕組み。禁煙効果は確認されていないという。
少し前に知って、気になっていました。
効果は?害は?・・・・
その「電子タバコ」に対し、WHO(世界保健機関)が声明を出したそうです。
禁煙療法「電子たばこ」で声明 安全確認されずとWHO
【ジュネーブ19日共同】世界保健機関(WHO)は19日、香港の企業が開発し、日本を含む多数の国で販売されている「電子たばこ」に
ついて、安全性が確認されず「正しい禁煙療法とは考えられない」とする声明を発表した。電子たばこは、紙巻きたばこに似せたステンレス製の棒に液体ニコチン入りのカートリッジを取り付け、電気による熱で気化したニコチンを吸う仕組み。禁煙効果は確認されていないという。
2008年12月09日 Posted by tonton at 21:01 │Comments(0) │●WHO・条約
中国/深刻な喫煙事情、年間死亡者100万人
<調査>喫煙人口3億5千万人突破、年間死亡者100万人に―中国
2008年12月6日、先ごろ発表された全国流行病学調査から、中国が世界一の
喫煙大国であることが明らかとなった。中国の喫煙人口は3億5000万人を突
破し、年間100万人が喫煙による疾病で死亡している。「北京晨報」の報道。
ニコチン依存は社会問題として深刻化しており、この傾向が特に顕著なのは
アジア地域。世界的な研究データによると、長年喫煙し続けてきた人が自ら
の意思で1年以上の禁煙に成功する率はわずか3%という。 【その他の写真】
喫煙は心筋梗塞、脳卒中、がん、慢性呼吸器疾患などさまざまな健康障
害を引き起こす危険因子。そのため世界保健機関(WHO)も「たばこは命
を奪うもの。どんな種類でも人体に害がある」と警告している。
さらに記事は、受動喫煙によってたばこを吸わない子どもたちも被害に遭
っていると指摘する。受動喫煙にさらされる場所の割合は、家庭と公共エリア
がそれぞれ43.9%、55.8%。調査データから中国では5億4000万人、その
うち15歳以下の子ども1億8000万人が受動喫煙にさらされていると推測され
る。1984年、96年、2000年の調査データをみると、喫煙率は下降傾向を示し
ているが、受動喫煙の被害については何も改善されていない、と記事は伝え
ている。(翻訳・編集/SN)
2008年12月6日、先ごろ発表された全国流行病学調査から、中国が世界一の
喫煙大国であることが明らかとなった。中国の喫煙人口は3億5000万人を突
破し、年間100万人が喫煙による疾病で死亡している。「北京晨報」の報道。
ニコチン依存は社会問題として深刻化しており、この傾向が特に顕著なのは
アジア地域。世界的な研究データによると、長年喫煙し続けてきた人が自ら
の意思で1年以上の禁煙に成功する率はわずか3%という。 【その他の写真】
喫煙は心筋梗塞、脳卒中、がん、慢性呼吸器疾患などさまざまな健康障
害を引き起こす危険因子。そのため世界保健機関(WHO)も「たばこは命
を奪うもの。どんな種類でも人体に害がある」と警告している。
さらに記事は、受動喫煙によってたばこを吸わない子どもたちも被害に遭
っていると指摘する。受動喫煙にさらされる場所の割合は、家庭と公共エリア
がそれぞれ43.9%、55.8%。調査データから中国では5億4000万人、その
うち15歳以下の子ども1億8000万人が受動喫煙にさらされていると推測され
る。1984年、96年、2000年の調査データをみると、喫煙率は下降傾向を示し
ているが、受動喫煙の被害については何も改善されていない、と記事は伝え
ている。(翻訳・編集/SN)
2008年12月09日 Posted by tonton at 12:15 │Comments(0) │中国
禁煙治療のチャンスです!
今年こそ禁煙“治療”の勧め
たばこをやめたいと思っている人にとって、思い切って禁煙治療を始めて
みるのに今は絶好のタイミングかもしれない。というのも今年は、日本初
の新しい飲み薬タイプの禁煙補助薬が発売されたほか、これまで医療用医
薬品だったニコチンパッチ製剤にOTC薬(オーバー・ザ・カウンター・ドラ
ッグ,医師の処方せんがなくても購入できる一般用医薬品)が登場、薬局でも
手軽に買えるようになるなど、治療の選択肢が広がったからだ。
早速、弊社編集部でも、診療所で勧められて、発売直後の5月から新しい
飲み薬バレニクリン(商品名チャンピックス)を試した記者がいる。彼の
場合、これまで19年間、1日1箱(20本)のペースで吸い続けてきたという
が、12週間にわたる薬の服用期間が終了した9月現在も、「吸いたい気持ち
が全然起こらない」のだそうだ。禁煙治療の評価に重要とされる1年間の禁
煙維持にはまだ間があるが、とりあえず初挑戦にしてはなかなかの成果に
思える。
新しい飲み薬は非ニコチン製剤で、従来の禁煙補助薬とは作用機序が
全く異なる。つまり、この薬は、脳内のニコチン受容体にニコチンより高い
親和性を持って結合することで、喫煙により得られる満足感を抑制するな
どの効果を発揮するとされる。ただ、これは医療用医薬品なので、禁煙治
療を始めるには、医療機関で処方してもらう必要がある。禁煙に挑戦して
みたいが、病院に行くのが面倒くさい、あるいは時間がないという人の場
合は、まず薬局に行ってニコチンパッチを購入してみるのも手だろう。薬
剤師による対面指導を受けるのが望ましいが、気軽に禁煙治療を始めるに
はよさそうだ。
実際、喫煙者が禁煙の目的で医療機関を受診するのは、想像以上に敷居
が高いと指摘する専門家もいる。禁煙治療は2006年4月から保険の適用に
なり、同年6月にはニコチンパッチも薬価収載されて、日本でも医師による
治療を受けやすい環境が整った。それにもかかわらず、これまで医療機
関で保険診療による禁煙治療を受けた人は、日本の喫煙者人口約3000万人
のうち、わずか1~2%にすぎないと推測されている。
実は保険診療で禁煙治療を受けるためには、一定の基準が設けられて
いて、それを満たすことが必要となる。例えば、治療対象者の条件の一つに
「ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上」が挙げら
れているが、このハードルも意外に厳しいという。前出の記者(40代)な
ら「20(本)×19(年)=380」と軽くクリアしているが、喫煙期間が短
い若い人、1日の喫煙本数が少ない女性などは基準を満たすことが難しく、
希望しても保険で治療を受けられるとは限らない。こうした理由もあり、
ニコチンパッチのOTC薬の登場は、若い人や女性、さらには医療機関
の受診に抵抗がある中高生などが、禁煙治療にアプローチしやすくな
るという点でも期待されている。
今年6月には、小学生の7.2%に喫煙経験があるという、兵庫県阪神北県
民局の驚くべき調査結果が報道された。さらに8月には、沖縄県石垣市で、
市内の小・中・高校生の喫煙者を対象に、ニコチンパッチを無料で提供
する試みを始めたというニュースが流れ、注目を集めた。
定期的にニコチン摂取を繰り返していると、ある時期以降から脳細胞は、
喫煙してニコチンを吸収することで、ようやく以前と同レベルの活動を維
持できるようになる。これが「ニコチン中毒」や「ニコチン依存」と呼ば
れる状態だが、成人では喫煙後5~10年で、未成年ではもっと早期にニコ
チン依存が形成されるという。喫煙の健康被害についてはここで言うまでもな
いが、大人がたばこを吸わなければ、小学生がたばこに手を出す、出せるよう
な環境もないはずだ。 前述した以外にも、禁煙治療にはまだ課題も少なくない。
例えば、保険による禁煙治療は12週間しか認められていないこともその一つだ。
もし治療終了後に再び喫煙を始めてしまった場合、再度保険による禁煙治療を受
けたいと思っても、最初に治療を開始した日から1年後まで待たなければ
ならない。とはいうものの、2007年10月に中央社会保険医療協議会(中医
協)がまとめた調査結果によれば、医療機関で禁煙治療を受けた患者のう
ち、32.6%もの人が治療開始から1年後も禁煙を継続していたという。調
査対象者はヘビースモーカーが多い(ブリンクマン指数200以上で、うち
7割が500以上)ことを考えると、この数字は決して低くないように思う。
医療機関、薬局、いずれを選択するにせよ、喫煙者の人はこの機会にぜひ、
禁煙“治療”にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
瀬川 博子(せがわ ひろこ)
1982年国際基督教大学教養学部理学科卒。日本ロシュ研究所(現・中外製
薬鎌倉研究所)勤務を経て、88年日経BP社に入社。雑誌「日経メディカル」
編集部で長年にわたり、医学・医療分野、特に臨床記事の取材・執筆や編
集を手がける。現在は日経メディカル開発編集長として、製薬企業の広報
誌など医師向けの各種媒体の企画・編集を担当。NEDO(新エネルギー・産
業技術総合開発機構)技術委員。
たばこをやめたいと思っている人にとって、思い切って禁煙治療を始めて
みるのに今は絶好のタイミングかもしれない。というのも今年は、日本初
の新しい飲み薬タイプの禁煙補助薬が発売されたほか、これまで医療用医
薬品だったニコチンパッチ製剤にOTC薬(オーバー・ザ・カウンター・ドラ
ッグ,医師の処方せんがなくても購入できる一般用医薬品)が登場、薬局でも
手軽に買えるようになるなど、治療の選択肢が広がったからだ。
早速、弊社編集部でも、診療所で勧められて、発売直後の5月から新しい
飲み薬バレニクリン(商品名チャンピックス)を試した記者がいる。彼の
場合、これまで19年間、1日1箱(20本)のペースで吸い続けてきたという
が、12週間にわたる薬の服用期間が終了した9月現在も、「吸いたい気持ち
が全然起こらない」のだそうだ。禁煙治療の評価に重要とされる1年間の禁
煙維持にはまだ間があるが、とりあえず初挑戦にしてはなかなかの成果に
思える。
新しい飲み薬は非ニコチン製剤で、従来の禁煙補助薬とは作用機序が
全く異なる。つまり、この薬は、脳内のニコチン受容体にニコチンより高い
親和性を持って結合することで、喫煙により得られる満足感を抑制するな
どの効果を発揮するとされる。ただ、これは医療用医薬品なので、禁煙治
療を始めるには、医療機関で処方してもらう必要がある。禁煙に挑戦して
みたいが、病院に行くのが面倒くさい、あるいは時間がないという人の場
合は、まず薬局に行ってニコチンパッチを購入してみるのも手だろう。薬
剤師による対面指導を受けるのが望ましいが、気軽に禁煙治療を始めるに
はよさそうだ。
実際、喫煙者が禁煙の目的で医療機関を受診するのは、想像以上に敷居
が高いと指摘する専門家もいる。禁煙治療は2006年4月から保険の適用に
なり、同年6月にはニコチンパッチも薬価収載されて、日本でも医師による
治療を受けやすい環境が整った。それにもかかわらず、これまで医療機
関で保険診療による禁煙治療を受けた人は、日本の喫煙者人口約3000万人
のうち、わずか1~2%にすぎないと推測されている。
実は保険診療で禁煙治療を受けるためには、一定の基準が設けられて
いて、それを満たすことが必要となる。例えば、治療対象者の条件の一つに
「ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上」が挙げら
れているが、このハードルも意外に厳しいという。前出の記者(40代)な
ら「20(本)×19(年)=380」と軽くクリアしているが、喫煙期間が短
い若い人、1日の喫煙本数が少ない女性などは基準を満たすことが難しく、
希望しても保険で治療を受けられるとは限らない。こうした理由もあり、
ニコチンパッチのOTC薬の登場は、若い人や女性、さらには医療機関
の受診に抵抗がある中高生などが、禁煙治療にアプローチしやすくな
るという点でも期待されている。
今年6月には、小学生の7.2%に喫煙経験があるという、兵庫県阪神北県
民局の驚くべき調査結果が報道された。さらに8月には、沖縄県石垣市で、
市内の小・中・高校生の喫煙者を対象に、ニコチンパッチを無料で提供
する試みを始めたというニュースが流れ、注目を集めた。
定期的にニコチン摂取を繰り返していると、ある時期以降から脳細胞は、
喫煙してニコチンを吸収することで、ようやく以前と同レベルの活動を維
持できるようになる。これが「ニコチン中毒」や「ニコチン依存」と呼ば
れる状態だが、成人では喫煙後5~10年で、未成年ではもっと早期にニコ
チン依存が形成されるという。喫煙の健康被害についてはここで言うまでもな
いが、大人がたばこを吸わなければ、小学生がたばこに手を出す、出せるよう
な環境もないはずだ。 前述した以外にも、禁煙治療にはまだ課題も少なくない。
例えば、保険による禁煙治療は12週間しか認められていないこともその一つだ。
もし治療終了後に再び喫煙を始めてしまった場合、再度保険による禁煙治療を受
けたいと思っても、最初に治療を開始した日から1年後まで待たなければ
ならない。とはいうものの、2007年10月に中央社会保険医療協議会(中医
協)がまとめた調査結果によれば、医療機関で禁煙治療を受けた患者のう
ち、32.6%もの人が治療開始から1年後も禁煙を継続していたという。調
査対象者はヘビースモーカーが多い(ブリンクマン指数200以上で、うち
7割が500以上)ことを考えると、この数字は決して低くないように思う。
医療機関、薬局、いずれを選択するにせよ、喫煙者の人はこの機会にぜひ、
禁煙“治療”にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
瀬川 博子(せがわ ひろこ)
1982年国際基督教大学教養学部理学科卒。日本ロシュ研究所(現・中外製
薬鎌倉研究所)勤務を経て、88年日経BP社に入社。雑誌「日経メディカル」
編集部で長年にわたり、医学・医療分野、特に臨床記事の取材・執筆や編
集を手がける。現在は日経メディカル開発編集長として、製薬企業の広報
誌など医師向けの各種媒体の企画・編集を担当。NEDO(新エネルギー・産
業技術総合開発機構)技術委員。
2008年12月09日 Posted by tonton at 09:37 │Comments(0) │禁煙
スモーキングプアの増加
たばこで金銭不足の「スモーキングプア」増加
「1か月の小遣いで、たばこ代の占める割合が3割以上の喫煙者が約4割」「最近の物価上昇で小遣いが減った喫煙男性が半数」など、たばこ代で金銭不足に陥る「スモーキングプア」が増加していることが、製薬会社のグラクソ・スミスクライン(東京都渋谷区)の調べで明らかになった。
調査は、全国の20-40歳代の男女900人(現在、喫煙習慣のある男性300人、過去喫煙習慣があったが、半年以上喫煙していない男性300人、夫が喫煙者である非喫煙者の主婦150人、非喫煙の未婚OL150人)を対象に実施した。
調査結果によると、「最近の物価上昇で、たばこを吸う本数が減った」と感じている喫煙男性は全体の4分の1超に当たる26.7%に上った。また、「最近、家計のために禁煙を検討している」とした既婚の喫煙男性は52.0%、「最近の物価上昇で、小遣いが減った」と答えた喫煙男性は51.6%で、共に過半数を占めた。
また、「1か月の小遣いで、たばこ代の占める割合」については、「3割以上」とした人が喫煙者の37.3%に上り、「半分以上」も11.3%あった。
同社では、たばこ代で金銭不足に陥る「スモーキングプア」とも呼べる人たちが増加していることを感じさせる、としている。
一方、「最近の物価上昇で家計が苦しくなった」と考えている主婦は86.0%に上り、「今、あなたが夫に協力してほしい節約は」との質問では、「たばこをやめる」が最多で76.7%に上った。
「1か月の小遣いで、たばこ代の占める割合が3割以上の喫煙者が約4割」「最近の物価上昇で小遣いが減った喫煙男性が半数」など、たばこ代で金銭不足に陥る「スモーキングプア」が増加していることが、製薬会社のグラクソ・スミスクライン(東京都渋谷区)の調べで明らかになった。
調査は、全国の20-40歳代の男女900人(現在、喫煙習慣のある男性300人、過去喫煙習慣があったが、半年以上喫煙していない男性300人、夫が喫煙者である非喫煙者の主婦150人、非喫煙の未婚OL150人)を対象に実施した。
調査結果によると、「最近の物価上昇で、たばこを吸う本数が減った」と感じている喫煙男性は全体の4分の1超に当たる26.7%に上った。また、「最近、家計のために禁煙を検討している」とした既婚の喫煙男性は52.0%、「最近の物価上昇で、小遣いが減った」と答えた喫煙男性は51.6%で、共に過半数を占めた。
また、「1か月の小遣いで、たばこ代の占める割合」については、「3割以上」とした人が喫煙者の37.3%に上り、「半分以上」も11.3%あった。
同社では、たばこ代で金銭不足に陥る「スモーキングプア」とも呼べる人たちが増加していることを感じさせる、としている。
一方、「最近の物価上昇で家計が苦しくなった」と考えている主婦は86.0%に上り、「今、あなたが夫に協力してほしい節約は」との質問では、「たばこをやめる」が最多で76.7%に上った。
2008年12月05日 Posted by tonton at 23:28 │Comments(0) │●データ・知識1
WHO幹部と神奈川県知事、意見交換
全面禁煙目指すステップ/WHO部長が知事と意見交換、分煙を支持
松沢成文知事は三日、世界保健機関(WHO)本部のダグラス・ベッチャ
ーたばこ対策担当部長と面会し、県が成立を目指している「公共的施設に
おける受動喫煙防止条例(仮称)」について意見交換した。ベッチャー部長は
「最終的には全面禁煙を目指すというビジョンを持つことが重要」と述べ、
スタート段階は分煙を認めるという県の取り組みを支持した。
ベッチャー部長は世界各地の受動喫煙防止対策を紹介しながら、「受動喫煙が
深刻な疾患を招くことは科学的にも証明されている」と強調。「地方レベルで始める
ことがきっかけになって受動喫煙防止策が日本全国に広がるのではないか」
と県の取り組みに期待を寄せた。
意見交換を終え、松沢知事は「大変心強い」と感謝し、「確実にステップを上げ、
数年後には全面禁煙を実現したい」とあらためて意欲を示した。
ベッチャー部長は日本の禁煙対策を調査するために来日した。
松沢成文知事は三日、世界保健機関(WHO)本部のダグラス・ベッチャ
ーたばこ対策担当部長と面会し、県が成立を目指している「公共的施設に
おける受動喫煙防止条例(仮称)」について意見交換した。ベッチャー部長は
「最終的には全面禁煙を目指すというビジョンを持つことが重要」と述べ、
スタート段階は分煙を認めるという県の取り組みを支持した。
ベッチャー部長は世界各地の受動喫煙防止対策を紹介しながら、「受動喫煙が
深刻な疾患を招くことは科学的にも証明されている」と強調。「地方レベルで始める
ことがきっかけになって受動喫煙防止策が日本全国に広がるのではないか」
と県の取り組みに期待を寄せた。
意見交換を終え、松沢知事は「大変心強い」と感謝し、「確実にステップを上げ、
数年後には全面禁煙を実現したい」とあらためて意欲を示した。
ベッチャー部長は日本の禁煙対策を調査するために来日した。
2008年12月05日 Posted by tonton at 23:28 │Comments(0) │●都道府県・市町村
全館禁煙ホテル、集客の効果期待/岩手
少し前までは、禁煙で集客が落ちると思われていましたが・・
今では、お客さんのニーズも、「全館禁煙」になってきているんですね。
うれしい限りです!
全館禁煙、集客の一手 グリーンホテル北上/岩手
北上市大通り1丁目のビジネスホテル、グリーンホテル北上(高橋駿介社長)は、4日から別館(52室)を全館禁煙にする。市内でホテル建設が相次ぐ中、集客への効果的な一手としたい考えだ。
県内約320の旅館やホテルなどの宿泊施設が加盟する県旅館ホテル生活衛生同業組合は「禁煙の個室や施設内に喫煙所を設けるケースはあるが、全館禁煙は確認されていない」とし、グリーホテル北上の試みは県内初とみられる。
同ホテルは、これまで本館と別館の3分の1に当たる51室分を禁煙フロア化。最近は禁煙ルームを予約する客が増えたため、別館を全館禁煙にすることにした。
全国的に新しいホテルは客室の6割程度で禁煙ルーム化が進んでおり、対抗措置の意味合いもある。
八木義人支配人は「禁煙ルームを求める声が加速度的に増えており、客のニーズに臨機応変に応えた。利用客の増加に結びついてくれれば」と期待を寄せる。
【写真=4日から全館禁煙で営業するグリーンホテル北上別館=北上市大通り1丁目】
今では、お客さんのニーズも、「全館禁煙」になってきているんですね。
うれしい限りです!
全館禁煙、集客の一手 グリーンホテル北上/岩手
北上市大通り1丁目のビジネスホテル、グリーンホテル北上(高橋駿介社長)は、4日から別館(52室)を全館禁煙にする。市内でホテル建設が相次ぐ中、集客への効果的な一手としたい考えだ。
県内約320の旅館やホテルなどの宿泊施設が加盟する県旅館ホテル生活衛生同業組合は「禁煙の個室や施設内に喫煙所を設けるケースはあるが、全館禁煙は確認されていない」とし、グリーホテル北上の試みは県内初とみられる。
同ホテルは、これまで本館と別館の3分の1に当たる51室分を禁煙フロア化。最近は禁煙ルームを予約する客が増えたため、別館を全館禁煙にすることにした。
全国的に新しいホテルは客室の6割程度で禁煙ルーム化が進んでおり、対抗措置の意味合いもある。
八木義人支配人は「禁煙ルームを求める声が加速度的に増えており、客のニーズに臨機応変に応えた。利用客の増加に結びついてくれれば」と期待を寄せる。
【写真=4日から全館禁煙で営業するグリーンホテル北上別館=北上市大通り1丁目】
2008年12月05日 Posted by tonton at 23:28 │Comments(0) │●企業・施設
まだ、タバコ吸ってるのー?
まだ、タバコ吸ってるのー?
昨日の『はなまるマーケット』での、ヤックン(薬丸裕英さん)の一言です。
ゲストの岡本健一さん(息子さんもジャニーズでデビュー)が、
「たまに、タバコを吸う・・」という話がでたときの一言でした。
この一言、多くの皆さんは、どう思われたでしょうか?
喫煙者のかたは、「吸って悪いか!」と思われたでしょうか?
どうせ、(タバコを)やめられた皮肉だろー」なんて思われますか?
海外、私の知るところでは、オーストラリアでは、
「タバコ=かっこわるいもの」なので、まさに・・ヤックンが言った一言は
皮肉でも、なんでもなく、あたりまえの会話なのです。
ちなみに、日本のタバコ対策は、オーストラリアに比べ、
30年遅れていると言われています。
昨日の『はなまるマーケット』での、ヤックン(薬丸裕英さん)の一言です。
ゲストの岡本健一さん(息子さんもジャニーズでデビュー)が、
「たまに、タバコを吸う・・」という話がでたときの一言でした。
この一言、多くの皆さんは、どう思われたでしょうか?
喫煙者のかたは、「吸って悪いか!」と思われたでしょうか?
どうせ、(タバコを)やめられた皮肉だろー」なんて思われますか?
海外、私の知るところでは、オーストラリアでは、
「タバコ=かっこわるいもの」なので、まさに・・ヤックンが言った一言は
皮肉でも、なんでもなく、あたりまえの会話なのです。
ちなみに、日本のタバコ対策は、オーストラリアに比べ、
30年遅れていると言われています。
2008年12月05日 Posted by tonton at 17:16 │Comments(0) │★禁煙活動日記
7割が不快、飲食店でのタバコ
たばこで不快な飲食店、「利用しない」が約8割
12月3日10時39分配信 医療介護CBニュース
飲食店を利用している人の約7割が他人のたばこを不快と感じ、そのうち同じ店を再び利用する人が約2割にとどまっていることが、ファイザーが発表した「飲食店での受動喫煙に関する意識調査」で分かった。回答者の95%超が飲食店に対して受動喫煙対策を希望していることも明らかになっており、ファイザーでは「今後、飲食店には全面禁煙を含むさらなる受動喫煙対策が求められる」としている。
調査は、週に一度以上、飲食店を利用している喫煙者400人と非喫煙者400人の計800人を対象に実施した。
「飲食店で他の客のたばこの煙に不快な思いをしたことがあるか」との問いには、全体の67.3%(538人)が「ある」と回答した。喫煙者でも46.5%(186人)が「ある」と答えており、飲食店では、非喫煙者だけでなく、喫煙者も他人の喫煙を不快に感じる割合の高いことが分かった。
この他人のたばこで不快な思いをした538人に対し、「たばこの煙で不快な思いをした店をまた利用するか」について質問。その結果、「利用する」は22.3%(120人)にとどまった。
同じ538人に「禁煙席を選んだのに、喫煙席からたばこの煙が流れてくるなど、不快な思いをしたことがあるか」を尋ねたところ、「ある」が78.3%(421人)に上った。ファイザーでは「店の不十分な分煙対策が原因で、たばこの煙で嫌な思いをしている客が多い」と指摘している。
受動喫煙を防止するため、飲食店で喫煙を禁じる法規制についての質問には、非喫煙者の76.3%(305人)が「賛成」と答えたほか、喫煙者も4人に1人が「賛成」とした。また、「喫煙席・禁煙席について、飲食店がどの程度の対策を取るべきか」については、「終日全面禁煙」が25.3%(202人)、「分煙」が64.5%(516人)、「全席禁煙タイムを設ける」が5.9%(47人)で、全体の95.7%(765人)が飲食店に何らかの受動喫煙対策を希望している。
調査結果について、産業医大産業生態科学研究所健康開発科学研究室の大和浩氏は「受動喫煙の約8割が『副流煙』で、くすぶるように燃えるたばこから発生する。喫煙者が吸い込む『主流煙』より有害な化学物質が含まれ、肺がんや心筋梗塞などの危険性が高まる。たばこの煙で不快な思いをしたことのある人の約8割が、禁煙席を選びながら喫煙席から流れてくるたばこの煙で嫌な思いをしており、分煙対策には効果がないことが明らかになった。『受動喫煙防止法』など飲食店で喫煙を禁じている欧米先進国に比べ、日本の受動喫煙対策は遅れており、早急な対策が求められる」とコメントしている。
製薬会社ファイザーの調査で、飲食店を利用する約7割が、他人のタバコを不快と感じているそう。「客離れ」を気にする飲食店を経営する方も、ぜひ、この結果を受けて完全禁煙に踏み切ってほしいと思います。タバコの煙は、「不快」というだけでなく、健康や命さえ、おびやかすものなのでお客さんは、もちろん、そこで働く従業員の 健康も守っていただきたいです。
12月3日10時39分配信 医療介護CBニュース
飲食店を利用している人の約7割が他人のたばこを不快と感じ、そのうち同じ店を再び利用する人が約2割にとどまっていることが、ファイザーが発表した「飲食店での受動喫煙に関する意識調査」で分かった。回答者の95%超が飲食店に対して受動喫煙対策を希望していることも明らかになっており、ファイザーでは「今後、飲食店には全面禁煙を含むさらなる受動喫煙対策が求められる」としている。
調査は、週に一度以上、飲食店を利用している喫煙者400人と非喫煙者400人の計800人を対象に実施した。
「飲食店で他の客のたばこの煙に不快な思いをしたことがあるか」との問いには、全体の67.3%(538人)が「ある」と回答した。喫煙者でも46.5%(186人)が「ある」と答えており、飲食店では、非喫煙者だけでなく、喫煙者も他人の喫煙を不快に感じる割合の高いことが分かった。
この他人のたばこで不快な思いをした538人に対し、「たばこの煙で不快な思いをした店をまた利用するか」について質問。その結果、「利用する」は22.3%(120人)にとどまった。
同じ538人に「禁煙席を選んだのに、喫煙席からたばこの煙が流れてくるなど、不快な思いをしたことがあるか」を尋ねたところ、「ある」が78.3%(421人)に上った。ファイザーでは「店の不十分な分煙対策が原因で、たばこの煙で嫌な思いをしている客が多い」と指摘している。
受動喫煙を防止するため、飲食店で喫煙を禁じる法規制についての質問には、非喫煙者の76.3%(305人)が「賛成」と答えたほか、喫煙者も4人に1人が「賛成」とした。また、「喫煙席・禁煙席について、飲食店がどの程度の対策を取るべきか」については、「終日全面禁煙」が25.3%(202人)、「分煙」が64.5%(516人)、「全席禁煙タイムを設ける」が5.9%(47人)で、全体の95.7%(765人)が飲食店に何らかの受動喫煙対策を希望している。
調査結果について、産業医大産業生態科学研究所健康開発科学研究室の大和浩氏は「受動喫煙の約8割が『副流煙』で、くすぶるように燃えるたばこから発生する。喫煙者が吸い込む『主流煙』より有害な化学物質が含まれ、肺がんや心筋梗塞などの危険性が高まる。たばこの煙で不快な思いをしたことのある人の約8割が、禁煙席を選びながら喫煙席から流れてくるたばこの煙で嫌な思いをしており、分煙対策には効果がないことが明らかになった。『受動喫煙防止法』など飲食店で喫煙を禁じている欧米先進国に比べ、日本の受動喫煙対策は遅れており、早急な対策が求められる」とコメントしている。
製薬会社ファイザーの調査で、飲食店を利用する約7割が、他人のタバコを不快と感じているそう。「客離れ」を気にする飲食店を経営する方も、ぜひ、この結果を受けて完全禁煙に踏み切ってほしいと思います。タバコの煙は、「不快」というだけでなく、健康や命さえ、おびやかすものなのでお客さんは、もちろん、そこで働く従業員の 健康も守っていただきたいです。