世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

米/女性も命を大切に。

「永くなんて生きたくない・・」ですか?
生きていれば、いいことも沢山あります。
結婚前は、「いつ死んでも、くいは無いわ」なんて思っていても・・
結婚して、さらに子供が生まれれば・・
どんなにつらくても、「この子のために、生きよう!」と思えました。
だから、を大切にして欲しいのです。。
喫煙によって、さまざまなリスクが高まることを知って欲しいです。
子供が、その犠牲になることもあるのです。
私は、子供が成長するまで元気でいたいし、孫の顔もみてみたい、
そして、娘の子育ての助けにもなりたい・・(もちろん、息子達のもね)
これって、みんな同じじゃないでしょうか。。



女性喫煙者の寿命は14.5年短い 
米国では11月は肺癌(がん)月間にあたるが、米国産科婦人科学会(ACOG)では、これを機に女性喫煙者に対して、入手できる情報源を活用し、禁煙日を決め、悪習を徐々に断ち切っていくことを勧めている。
 喫煙は、女性の寿命を平均14.5年も短縮させるにもかかわらず、18歳以上の米国人女性の5人に1人は喫煙している。同学会のSharon Phelan博士は「女性が喫煙によって受ける障害は広範にわたり、生涯観察される。喫煙は有害な習慣であり、体内のほぼすべての臓器に悪影響を及ぼす」と述べている。

 喫煙がもたらす危険性は以下のとおり:
・女性の癌死亡の第一位を占める肺癌の主原因である。1950年以降、肺癌による女性の死亡は600%超増加している。
乳癌口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、食道癌、膵癌、腎癌、膀胱癌、子宮癌、子宮頸癌など、多数の癌リスクが有意に高まる。
・非喫煙女性に比べて、冠動脈心疾患の発症率は2倍、慢性閉塞性肺疾患(COPD)による死亡率は10倍である。
気腫、気管支炎、骨粗鬆症、関節リウマチ、白内障、閉経後の骨密度低下、股関節骨折のリスクが高まる。また、早期閉経、歯周病、歯の喪失、皮膚の早期老化の原因になることもある。
・生殖可能年齢に女性では、妊娠に障害が生じる可能性がある。妊娠女性では、未熟児や低体重児、肺機能不良や気管支炎、喘息を有する新生児が生まれるリスクが高まる。
避妊薬を併用している35歳以上の女性では、致死的な血栓の発現リスクがある。

 Phelan氏は「妊娠女性は絶対に喫煙を避け、出産後自宅でも禁煙すべきである」という。3~11歳の小児では約60%が受動喫煙に曝露されており、広範囲にわたる健康障害リスクの増大をもたらしている。(HealthDay News 11月27日)http://www.healthday.com/Article.asp?AID=621005  


2008年12月14日 Posted by tonton at 14:41Comments(0)●データ・知識1

イギリス/棚にならべての店頭販売を禁止

陳列販売は、すでにタイでは禁止されています。(タイも喫煙対策先進国です)
これはFCTC(タバコ規制枠組み条約)13条のガイドラインに則ったことです。



たばこ陳列販売を禁止 英政府、若年層の喫煙対策
 英政府は9日、各銘柄のたばこを棚に並べて店頭で販売することを禁止すると発表した。喫煙への好奇心をあおっているとされる「陳列販売」を禁じ、若年層の喫煙人口を減らすのが狙い。店舗の規模に応じて2011年10月から順次適用する。
 また、若年層5人に1人自動販売機でたばこを買っていることから、身分証明がなければ自動販売機を使えないようにする。効果が確認できなければ、自動販売機の全面禁止も検討するという。
 英国では18歳以下のたばこの購入を法律で禁じている。(共同)
  


2008年12月14日 Posted by tonton at 14:24Comments(0)イギリス

シンガポール/さらに禁煙強化

シンガポールは、アジアでは、喫煙対策先進国といえると思います。
そのシンガポールで、さらに喫煙対策が強化されるそうです。
しかし、これは、驚くべきことではないのです。
WHO「タバコ規制枠組み条約」のガイドラインでは、2010年2月までに、すべての屋内を完全禁煙にすることを決定しました。(※日本も同意しています)これによって、室内で働く労働者すべての、受動喫煙の防止につながります。
本来なら、この条約に加盟し、ガイドラインにも(しぶしぶでも・・)承諾した日本は、これに従うことが本来、取るべき姿勢だと思いますが・・、「ガイドラインに、拘束力はない!」と主張し、現状維持をくずさない姿勢です。

ちなみに、ガイドラインは、会議参加国、全員一致で決定された事項です。ただ一国、反対していた日本も、他の国にうながされ、最終的に賛成にまわりました。

なぜ、このような事情が国民の知るところにないか?
それは、タバコ会社(JT)が、TV局各社のスポンサーになり、莫大なお金を出しているので、どのTV局のニュース番組でも、取り扱うことができないのです。ちなみに、タバコ会社がいかなる名目においても、スポンサーとなることを条約では禁止しています。されも、守られようとはしていません。

どうか、国民の皆さんに、このような現実を知って欲しいです。
そのために、このブログをつくりました・・。



シンガポールで1月から禁煙強化 
シンガポール政府は12日、来年1月から公共の場所における禁煙措置大幅に強化すると発表した。聯合早報(電子版)が伝えた。

 同国では既に冷房付きの室内スペースなどが禁煙となっているが、今回の措置で禁煙区域がほぼ全ての室内に拡大される。
 新たに禁煙となるのは、冷房設備がない室内(商業施設、地下・立体駐車場、フェリーターミナル、ホテルのロビー、エレベーターホールなど)、既に禁煙となっている建築物の出入り口から5メートルの範囲など。  


2008年12月14日 Posted by tonton at 14:16Comments(0)シンガポール

韓国/喫煙する中高生、増加傾向

韓国の中高生の喫煙事情、深刻ですね・・
しかし、この記事の最後に「青少年が成人になる前に積極的な禁煙事業に取り組む必要がある」と締めくくっています。
「青少年が成人になる前にタバコをやめさせる・・必要性がある・・」つまり、新たな喫煙者を生み出させない というスタンスが、韓国の上層部には、見受けられます。
このようなスタンス、日本ではどうでしょうか・・
日本では、税金の安定収入のために、新たな喫煙者は必要という考えのように思います。



1日の喫煙量が10本以上の中高生、増加傾向に/韓国

【ソウル9日聯合】1日にたばこを半箱以上吸う青少年の数が増え続けていることが分かった。
 疾病管理本部と大邱カトリック医科大学が9日に明らかにしたところによると、2005年から2007年に中高校生8万人を対象に調査を実施した結果、1日の喫煙量が10本以上のヘビースモーカーの割合は、男子が2005年の6.5%から2006年は8.5%、2007年は10.0%と毎年上昇している。男子高校生は13.3%から15.0%、16.7%に、男子中学生は2.6%、3.0%、4.1%と推移した。
 女子の場合、2005年の3.3%から2006年は4.2%に上がったが、2007年は4.0%に低下した。しかし、女子中学生に占めるヘビースモーカーの割合は2005年の1.3%から2006年は1.5%、2007年は2.0%と拡大している。
 疾病管理本部関係者は「学年が進むほどヘビースモーカーの割合も速いスピードで増加している」とし、青少年が成人になる前に積極的な禁煙事業に取り組む必要があることを指摘した。
  


2008年12月14日 Posted by tonton at 13:50Comments(0)韓国

タイの妊婦、6割が受動喫煙被害

タイの妊婦、6割が受動喫煙被害
タイのチュラロンコン大学が18歳以上の妊婦1600人を対象に喫煙率の調査を行ったところ、妊娠後も喫煙している女性は全体の1.2%に過ぎなかったが、61%が受動喫煙の影響を受けている可能性があることがわかった。
受動喫煙の原因となっているのは屋外(80%)、夫(70%)、父親(33%)など。
 また、妊娠後も喫煙している女性の約半数は夫と縁が切れていたほか、飲酒の習慣もあり、喫煙や飲酒が子供に悪影響を及ぼすという意識をほとんど持っていなかったという。
 タイでは年間約80万人の女性が妊娠する。チュラロンコン大学の調査に基づけば妊娠中に喫煙する女性は約9500人になるが、国家統計局は昨年実施した調査で、15歳以上の妊婦のうち1万7000人が喫煙しているという推計を発表している。   


2008年12月14日 Posted by tonton at 13:36Comments(0)タイ

JR東日本、首都圏で2009年4月から全面禁煙へ

JR、首都圏で全面禁煙
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、乗客の意見や、社会における禁煙志向
の高まりを受け、受動喫煙の防止をさらに進めるため、2009年4月1日
から首都圏の一部エリアで、ホーム上のオープンスペースにある
喫煙所を撤去し、全面禁煙
とする。
JR東日本では、首都圏の駅で朝の通勤時間帯に禁煙タイムを実施するな
ど、分煙の取り組みを進めてきたが「受動喫煙の防止が完全に図られて
いない」との意見や社会における禁煙志向の高まりを受け、一部のエリ
ア内を全面禁煙にする。
《レスポンス 編集部》
  


2008年12月14日 Posted by tonton at 13:31Comments(0)JR・私鉄

世界の死因、がんが2010年にトップに

喫煙するとかかるガンとして、誰もが知っているのが「肺がん」ですが・・
実は「乳がん」など、その他、体のさまざまな箇所のガンも、喫煙に関係します。
そういう事実も、多くの方に知って欲しいです。


世界の死因、がんが2010年にトップに

 [ワシントン 9日 ロイター] 世界保健機関(WHO)の
付属機関である国際がん研究機関は9日、貧困国の喫煙率上昇
どで、がんが2010年に心臓病を抜き、世界全体の死因トップに
なるという研究報告を発表
した。
 それによると、今年度にがんと診断された人の数は世界全体で
推定1240万人で、これが2030年までに2640万人に増
えると予想。また、がんによる死亡も今年度の760万人から1
700万人に増加するとみている。
 男性では肺がん、女性では乳がんが最も多く、女性よりも男性
の方が、がんで死亡する数が多いという。
 がん患者とがんによる死亡が増加している要因は、多くの国で
高齢化が進んでいること、また貧困国で喫煙率が上昇しているこ
とが挙げられている。
  


2008年12月14日 Posted by tonton at 13:27Comments(0)●データ・知識1