世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●禁煙外来の設置率、徳島が全国一

禁煙外来の設置率、徳島が全国一 ニーズ増え医師会も推進
【徳島新聞】
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/08/2010_128235505369.html
 徳島県内の医療機関で、禁煙治療に公的医療保険が適用される「禁煙外来」を設ける動きが広がっている。県内の全医療機関に占める禁煙外来の設置割合は13・2%と全国1位。県医師会が精力的に設置に取り組んでいるほか、喫煙スペースの減少などを機に禁煙に踏み切る喫煙者が増え、ニーズも高まっている。
 県医師会禁煙推進委員会によると、県内で禁煙外来を設置している医療機関は121施設。厚生労働省の医療施設動態調査(4月末現在)を基に試算すると、県内全医療機関910施設の13・3%になる。四国内のほかの3県の設置割合は香川が11・2%、愛媛が8・4%、高知が8・5%と徳島が群を抜いている。
 県医師会が禁煙外来の設置を積極的に進めてきた背景にあるのが、たばこ病ともいわれる慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)の県内死亡率(人口10万人当たり)の高さ。県健康増進課によると、05年度に20・6人と全国最悪を記録して以降、昨年度までのいずれの年もワースト3に入っている。
 このため、県医師会は06年度から毎年、開業医や看護師、保健師らを対象に、禁煙外来設置に向けた研修会を実施。事業所や小中高校での禁煙講習会も奨励している。
 徳島市内にある県立中央病院は2006年10月に禁煙外来を開設。初年度の患者数は14人だったが、徐々に患者は増え、09年度には28人と当初の倍となった。ここ数年は40、50代の働き盛り人や女性の禁煙希望者が増えている。
 担当の廣野明医師(37)は「専門的なアドバイスを受けることができ、禁煙に対する自信が出てくるのが大きなメリット」と禁煙外来の有効性を説明する。受診した患者の約6割が禁煙に成功しているという。
 県医師会禁煙推進委員の中瀬勝則医師(54)は「子どもたちへの防煙教育や、職域での受動喫煙防止対策など総合的な禁煙活動を今後も推進する。たばこの健康への有害性を県民に広く普及させていきたい」としている。

【写真説明】禁煙外来で患者にアドバイスをする廣野医師=徳島市の県立中央病院



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2010年08月26日 Posted bytonton at 07:13 │Comments(0)医療関係

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