世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●病院内の喫煙・禁煙環境 完全敷地内禁煙は54%

病院内の喫煙・禁煙環境 完全敷地内禁煙は54% 喫煙所は必要悪との見方も多く
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/40143/Default.aspx
医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、病院内の喫煙・禁煙環境に関する調査結果をまとめた。最も多かった回答が「完全敷地内禁煙」で全体の54%、次いで「建物内のみ禁煙で、屋外に喫煙場所を設置している」が20%、「敷地内禁煙であるが、(非公式の)喫煙場所がある」が18%――となった。

禁煙外来の設置や受動喫煙防止など、時代の流れとして病院内イコール禁煙が常識になりつつある一方で、隠れて喫煙されると近隣住民とのトラブルや火災の懸念があるとして、何らかの喫煙場所は必要悪との回答が4割近くとの結果となった。MedPeer会員は約3万2000人。

調査は11月17日~30日に実施した。有効回答数は2398件。調査の結果、「完全敷地内禁煙」との回答は1298件で、回答医師のコメントを見ると、「常識」「当たり前」「時代」といったフレーズが多く見られた。

「建物内のみ禁煙で、屋外に喫煙場所を設置」は486件で、回答医師からは「敷地内完全禁煙を実施したいが、患者が敷地外の公園などで喫煙する可能性が高く、近隣住民から苦情があると思われ、ジレンマに悩んでいる」(40代、整形外科・スポーツ医学)や「喫煙権をある程度認めたい」(40代、皮膚科)――といったコメントが寄せられた。

「敷地内禁煙ではあるが、(非公式の)喫煙場所がある」は423件で、「病院敷地のすぐ外で吸っているのを見られるよりは良いと思う」(30代、精神科)、「(喫煙場所が)もしない場合は、外で喫煙することになり、近隣住民からの苦情は必発だろう」(30代、泌尿器科)などの声が寄せられた。

一方、「建物内に喫煙場所を設置している」は156件、全体の7%だった。回答医師からは「スタッフの要望が強い」(30代、一般内科等)、「敷地内禁煙にしたところ隠れてタバコを吸う入院患者もおり、小火騒ぎとなった」(50代、泌尿器科、皮膚科)――などのコメントが見られた。その他の回答では、「夜勤者のみ所定の喫煙場所で喫煙を許可されている」(40代、整形外科等)や「看護師控室は喫煙可。医師は喫煙しませんので」(50代、一般内科)――などが見られた。



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2010年12月30日 Posted bytonton at 19:19 │Comments(0)医療関係

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