世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

たばこ健康被害の警告表示 印象強い写真付き求む声

たばこ健康被害の警告表示 印象強い写真付き求む声
【熊本日日新聞】
http://qq.kumanichi.com/medical/2010/07/post-1437.php
 たばこを吸う人も吸わない人も、たばこのパッケージに載せる健康被害の警告表示には、文章だけよりも印象の強い写真付きを求めている。こうした傾向が市民団体「くまもと禁煙推進フォーラム」(代表・橋本洋一郎医師)と、慶応大医学部、国立がんセンターなどの共同研究(中間集計)で分かった。
 たばこ規制枠組条約を批准している日本など締結国は、たばこのパッケージの表裏に30%以上の面積で喫煙の健康被害を示す警告表示を載せる義務がある。しかし、日本の表示は文章のみのため不十分と指摘されており、改善につなげるのが狙い。
 4~5月に北海道、東京、熊本など9都道府県の地域、職場、大学など25カ所で、高校生~86歳の男女計4347人にアンケートした。EU(欧州連合)で使われている写真付き10、日本8の計18種の警告表示を示し、禁煙や喫煙防止に役立つかどうかで「最も良い」「最も悪い」をそれぞれ選んでもらった。4281人(98%)が回答。内訳は喫煙者9・6%、非喫煙者55・9%、未成年者34・5%。
 その結果、「最も良い」に写真付きを選んだ人は全体の88%に上った。多い順に「タールで汚れた肺」が26%、「首周りにできた腫瘍[しゅよう]」21%、「幼児の顔にかかる煙」17%で、いずれも強く印象に残る表示だった。
 一方、「最も悪い」表示も写真付きが全体の58%を占めた。最多は「首周りにできた腫瘍」26%、次いで日本の「人により程度は異なりますが、ニコチンにより喫煙への依存が生じます」という文章のみの表示を25%が選んだ。
 また、非喫煙者は91%、喫煙者でも76%が写真付き表示を「最も良い」とした。いずれも「タールで汚れた肺」が最も多く、喫煙者は20%、非喫煙者は31%が選んだ。
 県内は943人(平均24・9歳)が回答。同様の傾向が見られた。
 秋田県立脳血管研究センターの鈴木一夫医師は「写真は強い印象を与えるが、文章のみでは無視される傾向がある。健康被害を分かりやすく、瞬時に伝えられる表示が望ましい」と分析している。(高本文明)

(熊本日日新聞 2010年7月9日朝刊掲載)


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2010年07月16日 Posted bytonton at 16:16 │Comments(0)●禁煙推進団体

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