世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

中高生の喫煙が急減 厚労省研究班が全国調査

中高生の喫煙が急減 厚労省研究班が全国調査
【47NEWS】
http://www.47news.jp/feature/medical/2010/04/post-308.html
 喫煙習慣がある中学生や高校生の割合が、過去10年ほどの間に大きく減少したことが、厚生労働省研究班(主任研究者、大井田隆・日本大教授)が実施した全国調査で分かった。
 特に変化が目立つのが高校生の男子。1996年度の調査では5人に1人が「毎日吸う」と答えたが、2008年度には20人に1人に減った。大井田教授は「成人男性の喫煙率もこの間、大きく低下しており、たばこを吸うのは格好悪いという社会的イメージが定着した効果ではないか」と話している。
 研究班は全国から無作為に中学130校、高校110校を選び、全生徒分のアンケート用紙を送付。ホームルームなどの時間を利用して無記名で喫煙頻度や友人関係、家庭環境などを記入してもらい、学校を通じて回収した。08年度は約70%の学校が協力し、回答した生徒数は約9万5千人だった。
 「毎日吸う」と答えた高校生の全生徒に占める割合は、男子4・7%、女子1・7%で、96年度調査の18・0%、4・6%からそれぞれ低下した。中学生はもともとこうした生徒の割合が低く、男子0・8%(96年度2・4%)、女子0・3%(同0・7%)だった。
 「毎日吸う」を含めて「月に1回以上吸う」と答えた生徒も減少した。高校は男子9・8%(同30・7%)、女子4・5%(同12・6%)で、中学は男子2・9%(同10・9%)、女子2・0%(同4・9%)だった。
 一方で、喫煙者の回答を詳しく調べると、本来は未成年が持つことができない成人識別カード「タスポ」を使い、たばこを購入した生徒が少なくないことも分かった。こうした生徒は「家にあったカードを持ち出した」「家族などから借りて買った」と回答した。
 生徒の喫煙と家族の喫煙に関係があることも示された。毎日喫煙すると答えた生徒の家庭環境を調べると、両親やきょうだいに喫煙者がいる場合が大半を占めていた。
 大井田教授は「タスポには、未成年者にたばこを購入しにくくする効果があるのは確かだが、家族が子どもに使わせないようにする工夫も必要。大人が禁煙の見本を示すのが、未成年者の喫煙防止に最も効果的だ」と話している。


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2010年04月27日 Posted bytonton at 19:21 │Comments(0)未成年喫煙

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