世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

タバコ値上げ 税金20~25%/ブラジル

5月から値上げ タバコの税金20~25%/ブラジル
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=29032
 愛煙家にとってタバコの値上がりは癪だが、また五月から20~25%上がる。工業製品税IPIが引き上げられるためだが、ブラジルはまだまだ安く、米国では一箱が平均5ドル(11・60レアル)、欧州では3・50ユーロ(10・70レアル)に対し3・40レアルだから上げる余地は十分あると言いたいらしい。
 健康に悪い、はた迷惑など嫌煙家にとっては幾らでも言い分はある。今回は自動車やオートバイへの減税分を埋め合わせる意味もある。仕方ないか、ということだろうが、タバコへの増税効果も大きい。07年のタバコへのIPI税収が28億レアル、昨年は32億1千万レアルだそうだ。IPIの他に、商品流通サービス税ICMS、社会統合基金PIS、社会保険融資納付金Cofinsなどを合わせるとタバコには約60%も税金がかかっているそうだ。
 タバコの生産量(20本入り)は06年の56億0300万箱から07年には57億0200万箱に増えていたが、IPI収入は06年の23億9600万レアルから翌年には28億0300万レアル、昨年は32億1100万レアルへと一直線に上昇している。
 値上げ当時は喫煙量が減少するそうだが、そう簡単には放せないのがタバコ、酒税が引き上げられないだけでもダブルパンチは避けられたと減量でも心がけてみるか。因みに、ダービーは現行2・50レアルが3レアルに、ダンヒル・カートンが3・60レアルから4・50レアル、フリーが3・30レアルから4・15レアル、ホリウッドが2・75レアルから3・30レアル、マールボーロが3・40レアルから4・25レアルに上がる。
(2009年4月18日付け) 


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2009年04月23日 Posted bytonton at 21:36 │Comments(0)ブラジル

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