世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

禁煙法で深夜の騒音公害発生/ブラジル・サンパウロ

禁煙法で騒音公害発生=店周辺で深夜まで人の声=取締官の服来たバーテンも/ブラジル・サンパウロ
http://www.nikkeyshimbun.com.br/090811-22brasil.html
 聖州で七日から発効した禁煙法で、バールやレストラン周辺の騒音公害など、新たな問題も発生したと、八、十日付伯字紙が報じている。
 七日〇時から取締りも始まった禁煙法直後、人が集まる閉鎖又は半閉鎖空間での喫煙が出来ないため、路上に出た喫煙者達が深夜まで声高に話す声や、喫煙者が出入りする度に漏れる店内の音が問題になったものだ。
 七日の場合、午前一一時までに取締りが行われたバールやレストラン八八七軒中、一一軒に罰金が課せられたが、顧客に指導していたにもかかわらず罰金を申し渡され、不当だと当局に申し立てている店もある。
 一方、周辺住民や店主達の新しい頭痛の種が騒音公害や路上の吸殻。夜間の騒音規制法があり、住民からの訴訟なども起きている聖市のヴィラ・マダレナやイジエノポリスなどはその良い例だ。
 また、喫煙のため店外に出る人達をどのように扱うかも問題で、一回毎に支払いを求めたり、戸外に出る客の手にスタンプを押したり番号の入った腕輪をはめてもらったり。路上を柵で囲った喫煙コーナーで入場客が一〇人ずつ喫煙するバラーダなどもある他、取締官が出て行った途端に煙が漂うといった事態を防ぐため、バーテンに取締官と同じマーク入りの服を着せている店もある。
 一方、路上に喫煙者がいる場合、舗道と店内がしっかり分離されていないと罰金対象となり、扉や壁がない、扉はあるが開け放しで煙が店の中に流れ込んでいる、店内に禁煙の掲示がないなどで罰金を科せられた店も。
 他方、メモをとった取締官を「罰金を科したりしたらお前達の後を追いまわしてやる」と脅した店もあり、二人一組で回るとはいえ、巡回を恐がる取締官もいるという。
 発効後半年もしたら、取締りは緩やかになるとの声もあるが、聖市では店舗数に対し取締官不足で、全店を一回りするのに半年かかりそうだ。
 罰金は喫煙者に払わせるとの方針を発表した会社や学校などもあるが、聖州以外にも、三市が実施を決めている禁煙法。吸い納めパーティーを開いたバール、不要となった灰皿を顧客に配った店など、適応までの歩みも様々だ。



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2009年08月23日 Posted bytonton at 08:51 │Comments(0)ブラジル

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