世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

サンパウロ州「禁煙法」発効/ブラジル

聖州禁煙法7日から発効=0時過ぎたら取締り開始=バールなどは事前準備も/ブラジル
http://www.nikkeyshimbun.com.br/090804-22brasil.html
 聖州での禁煙法(州条例)発効を前に、バールやレストラン、ナイトクラブなどでは条例案内その他の準備中と二、三日付伯字紙が報じた。
 今回発効となる禁煙法は、人が集まる場所での喫煙を制限するもので、壁や天井、屋根などで囲まれた空間は、完全に閉鎖されている場合も、半分閉鎖された状態の場合も、喫煙禁止となる。
 但し、罰則の対象となるのは喫煙を許した施設の管理者で、灰皿があった、吸殻や煙が残っていた、喫煙者をそのままにしていたと通報があったなどの場合、七九二・五〇レアルの罰金を徴収。罰則は回を重ねる毎に厳しくなり、二度目は倍額の罰金、三度目は四八時間営業停止、四度目は三〇日間営業停止となる。
 聖市内には、あと何日と何時間何分で条例発効と表示する電光掲示板や特大の砂時計が置かれるなど、全州を対象とする条例発効に備えているのは、取締りをする保健局や消費者保護センター職員等ばかりではない。
 例えば、聖市ヴィラ・マリアナのバールでは、禁煙法の内容を知らせるパンフレット配布の他、店で煙草を売れば店内で吸いたくなる人もいるからと煙草の販売も中止。舗道と店内を完全に仕切るため、ガラスの壁と扉を設置した店もある。
 また、ナイトクラブの中には、入場時に煙草所持が確認された顧客からは煙草を預かり、退出時に返却するという対策を立て、警備員を増強した所もある。
 禁煙条例は、副流煙による非喫煙者の死亡が全国では一日七人という状況改善のためで、バールやナイトクラブ、レストランなどの他、アパートやホテル、役所や企業の共用施設でも、壁や屋根に囲まれていれば禁煙となる。
 このため、自由に喫煙できるのは、舗道などの開放空間や、自宅、自家用車内、ホテルの個室内などに限られることになり、喫煙を止めるために医師や医療機関を探す人の数も増えている。
 取締りそのものは州政府の監察官等が行うが、市民からの通報が大きな助けと期待する一方で、禁煙法には賛成だが、喫煙者がいた場合、店の責任者には文句を言っても、州政府のサイトや電話で通報する気はないという人も多い様だ。




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2009年08月14日 Posted bytonton at 18:51 │Comments(0)ブラジル

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