世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

イスラム指導者が禁煙令 /インドネシア

イスラム指導者が禁煙令 たばこ大国インドネシアで波紋
http://www.asahi.com/international/update/0224/TKY200902240324.html
 【ジャカルタ=矢野英基】インドネシアのイスラム指導者たちが、公共の場での喫煙をハラーム(禁忌)とするファトワ(宗教見解)を出したことが波紋を広げている。2億人を超える国民の3人に1人が喫煙する世界有数のたばこ大国で、産地などから反発が強まっている。
 国内のイスラム教の指導者で構成する「イスラム指導者評議会」は先月末、公共の場での喫煙や未成年・妊婦の喫煙をハラームと認定し、喫煙の行為そのものも「ハラームとマクルーフ(忌むべき行為)の中間」と位置づけた。法的規制はないが、人口の約9割を占めるイスラム教徒への心理的影響は大きい。
 NGO「たばこ規制同盟」によると、インドネシア国民の喫煙率は34%(04年)で、未成年から喫煙を始める人が多い。政府は、たばこの健康被害を防ぐための世界保健機関(WHO)の「たばこ規制枠組み条約」に東南アジアで唯一、加盟しておらず、分煙や広告規制は進んでいない。
 国内のNGOなどからは、今回の認定について「限定的な言及だが、道徳の向上につながる」と評価の声が上がるが、ジャワ島各地のたばこ産地では反発が高まる。
 地元報道によると、東ジャワ州のイスラム教住民組織の幹部は「国民の喫煙は、産地に仕事をもたらしている。評議会はファトワの意味を誇張しており拒否する」と発言。中部ジャワ州トゥマングン県では16日、数千人のたばこ農家たちが禁煙に反対してデモ行進した。


確か・・インドネシアは、唯一といっていいかな・・タバコ規制枠組み条約の非加盟国です。その国で、宗教指導者が「禁煙令」をだすということは、わたしは・・その宗教指導者が、インドネシア政府よりも、国民の健康・命を大切に考えているように思いました。
WHOタバコ規制枠組み条約 条約加盟国(署名国168、締結国163)・・日本の名前もあります。



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2009年02月27日 Posted bytonton at 13:15 │Comments(0)インドネシア

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