世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

シンガポール/さらに禁煙強化

シンガポールは、アジアでは、喫煙対策先進国といえると思います。
そのシンガポールで、さらに喫煙対策が強化されるそうです。
しかし、これは、驚くべきことではないのです。
WHO「タバコ規制枠組み条約」のガイドラインでは、2010年2月までに、すべての屋内を完全禁煙にすることを決定しました。(※日本も同意しています)これによって、室内で働く労働者すべての、受動喫煙の防止につながります。
本来なら、この条約に加盟し、ガイドラインにも(しぶしぶでも・・)承諾した日本は、これに従うことが本来、取るべき姿勢だと思いますが・・、「ガイドラインに、拘束力はない!」と主張し、現状維持をくずさない姿勢です。

ちなみに、ガイドラインは、会議参加国、全員一致で決定された事項です。ただ一国、反対していた日本も、他の国にうながされ、最終的に賛成にまわりました。

なぜ、このような事情が国民の知るところにないか?
それは、タバコ会社(JT)が、TV局各社のスポンサーになり、莫大なお金を出しているので、どのTV局のニュース番組でも、取り扱うことができないのです。ちなみに、タバコ会社がいかなる名目においても、スポンサーとなることを条約では禁止しています。されも、守られようとはしていません。

どうか、国民の皆さんに、このような現実を知って欲しいです。
そのために、このブログをつくりました・・。



シンガポールで1月から禁煙強化 
シンガポール政府は12日、来年1月から公共の場所における禁煙措置大幅に強化すると発表した。聯合早報(電子版)が伝えた。

 同国では既に冷房付きの室内スペースなどが禁煙となっているが、今回の措置で禁煙区域がほぼ全ての室内に拡大される。
 新たに禁煙となるのは、冷房設備がない室内(商業施設、地下・立体駐車場、フェリーターミナル、ホテルのロビー、エレベーターホールなど)、既に禁煙となっている建築物の出入り口から5メートルの範囲など。



同じカテゴリー(シンガポール)の記事
 ●シンガポール/ 禁煙場所の拡大計画、市民から意見聞き取り (2011-11-27 17:17)
 ●シンガポール/ 未成年へのたばこ販売、罰則を強化 (2011-06-02 15:15)
 「電子」たばこ、扱いに警告/シンガポール (2009-12-28 20:00)
 たばこ規制を強化=若年層の喫煙増加で-シンガポール (2009-08-04 17:20)
 「喫煙対策先進国」シンガポール、さらに徹底強化 (2009-01-06 15:48)

2008年12月14日 Posted bytonton at 14:16 │Comments(0)シンガポール

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
シンガポール/さらに禁煙強化
    コメント(0)