世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

喫煙・飲酒胎児に影響

妊婦の健康管理(3)喫煙・飲酒胎児に影響
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20090327-OYT8T00369.htm?from=yoltop
  国が2000年に実施した乳幼児身体発育調査で、喫煙する妊婦は10%に上る。10年前の5・6%に比べ倍近い。このうち1日11本以上吸う妊婦は22%を占める。
 「喫煙する妊婦は、若いときから吸い始め、夫や両親が喫煙する人に多い。喫煙が悪いとの自覚はあるが、胎児へのリスクは考えない人が目立つ」。妊婦向け禁煙外来を04年に開設した大阪府立母子保健総合医療センター母性内科副部長の和栗雅子さんは指摘する。
 妊婦の禁煙指導が求められるのは、喫煙する女性の増加に加え、胎児の発育に影響することがわかってきたからだ。厚生労働省研究班によると、喫煙妊婦から2500グラム未満の低出生体重児が生まれる割合は、非喫煙妊婦の約2倍だ。赤ちゃんの体重も平均20
0グラム少ない。早産、自然流産の発生率も高まる。
 発育に影響するのは、たばこに含まれるニコチンと一酸化炭素によって血行が悪くなり、胎児が低酸素状態になってしまうためだ。そのため同センターでは、ニコチンの尿中濃度、一酸化炭素の呼気濃度を測定し、それを基に禁煙指導を行う。約8割が「妊娠初期に禁煙すれば胎児への影響は少ない」ということを理解し、一度は禁煙する。しかし、出産後まで禁煙が続く人は、喫煙する妊婦の約3割にとどまっている。
 一方、飲酒の影響も注目される。厚労省研究班によると、妊婦が1日にアルコールを60ミリ・リットル(グラス4杯のワインに相当)摂取すると、胎児の成長障害を引き起こす率が高まることがわかっている。
 国立成育医療センター周産期診療部長の左合治彦さんは、「胎児に影響のないアルコール摂取量は不明だ。少量でも胎児に影響を及ぼす恐れはある」と妊婦の飲酒は控えるよう警告する。
(2009年3月27日  読売新聞)


タグ :妊婦胎児

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2009年03月28日 Posted bytonton at 19:58 │Comments(0)知識

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