世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●わずか6ドルで禁煙補助薬使い禁煙

わずか6ドルで禁煙補助薬使い禁煙
【Sankei Biz】
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/111013/cpd1110130503005-n1.htm

 たった6ドル(約460円)で禁煙が成功するかもしれない。

 米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンによると、740人の喫煙者を対象にしたブルガリアの製薬会社が開発した禁煙補助薬タベックス(Tabex)の臨床試験で、禁煙に成功した確率はプラセボ(偽薬)を服用した場合の3倍に達した。

 タベックスは植物をベースに製造された医薬品で、東欧では40年以上販売されている。研究者らは、禁煙にかける予算が限られている喫煙者にとってタベックスが役立つだろうとみる。

 世界保健機関(WHO)によると、喫煙に関連した死者数は約600万人で、大半は低・中所得諸国の国民だという。

 タベックスの承認を得る目的でソファーマのオグニアン・ドネフ最高経営責任者(CEO)とともに医薬開発会社、エクスタブを設立したリック・スチュワート氏は、エクスタブは追加的に1回以上の臨床試験を行い、2013年末までに承認を得たいとの考えを明らかにした。

 今回の試験では、25日間タベックスを服用した被験者の8.4%が1年間の禁煙に成功。プラセボを服用していた被験者の成功率は2.4%だった。だがタベックスを服用した喫煙者は胃腸障害を起こしていたことが報告されている。

 臨床試験を行ったユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの疫学・公衆衛生学部、ロバート・ウエスト氏は「タベックスは他の禁煙補助薬と同等の効果があるが、費用が少なくて済む。タベックスが経済的に厳しい喫煙者にとっても現実的な選択肢になり得ることが示されている」としている。

 インドでは20本のたばこの値段は約1.1ドル。ニコチン代替療法にかかる費用は約150ドルで、禁煙補助薬には最高200ドルはかかる。一方、タベックスを処方箋なしで購入できるポーランドやロシアでは、25日間服用した場合の費用がそれぞれ15ドル、6ドルだ。

 スチュワート氏によると、エクスタブは今後、米国、欧州、日本、その他発展途上国でタベックスの販売許可を申請する計画で、費用をたばこ1箱程度に抑えたいとしている。

 タベックスは、ニコチンと同じ作用があるキングサリの種子由来のシチシンを含有している。米国や欧州で使われている米製薬大手ファイザーの禁煙補助薬、チャンピックスもシチシンをもとに作られているが、1日3回、1週間服用した場合の費用は約63ドルになる。

(ブルームバーグ Marthe Fourcade)


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2011年10月20日 Posted bytonton at 14:48 │Comments(0)禁煙

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