世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●米国/ 喫煙者5年で300万人減も経済負担は年15兆円

喫煙者5年で300万人減も経済負担は年15兆円 米国
【CNN.co.jp】
http://www.cnn.co.jp/usa/30003924.html

米国の喫煙者は2005年から10年の間に300万人減少し、喫煙率は約1.5%下がったことが米疾病対策センター(CDC)の報告で明らかになった。1日30本以上のたばこを吸う人の割合は05年に13%だったが、10年には8%まで低下した。

CDCの報告書は、たばこが米国人の健康に及ぼす害に加え、経済的負担にも言及している。喫煙に関連する医療費や生産性低下による損失は、米国全体で年間約1930億ドル(約15兆円)に上るという。

CDCのトーマス・フリーデン局長は「たばこを吸っている人がただちに禁煙しない場合、喫煙者の約3分の1はたばこが原因で亡くなる可能性が高いことを考えれば、100万人以上の命が救われたことになる」と話した。

CDCで喫煙と健康に関する研究を率いるティム・マカフィー氏によると、60年代半ばに医務総監の報告書で喫煙の害が指摘されて以来、米国人の喫煙率が下がり続けているのは、主として社会的影響によるとみられる。各地で喫煙を規制する法律が施行されたほか、たばこ税が引き上げられて、喫煙者は肩身が狭くなった。

しかし、喫煙が予防可能な病気や障害、死を引き起こす最大の原因であることには今も変わりがないという。喫煙者は米国人全体の2割近くを占め、そのうち78.2%が毎日たばこを吸っている。たばこが原因で死亡する人は年間44万3000人に上るとみられている。

05~10年に1日1箱以上たばこを吸う人は減少したのに対し、1日の本数が2分の1箱以下にとどまる人は増加していた。フリーデン氏は、本数を減らしてもたばこが寿命を縮めたり老化を早めたりする害はなくならないとして、禁煙を呼び掛けている。


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2011年09月10日 Posted bytonton at 15:15 │Comments(0)アメリカ

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