世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●愛媛/ 喫煙所は「立ち入り禁止」 県庁など一日全面禁煙

喫煙所は「立ち入り禁止」 県庁など一日全面禁煙/愛媛
【朝日新聞社】
http://mytown.asahi.com/areanews/ehime/OSK201105310128.html

 世界禁煙デーとなった31日、愛媛県庁では、庁舎敷地内を全面禁煙にした。県民の喫煙率の調査では、6年前と比べて男性で5.1%減、女性で0.6%減と、減少傾向にあるが、この日は昼休みに敷地外の喫煙所でたばこを吸う職員も多く見られた。禁煙浸透には時間がかかりそうだ。

 県庁では午前8時半から、4カ所ある喫煙所の灰皿に「使用禁止」と記された紙をはり、入り口にも立ち入り禁止の黄色いテープや世界禁煙デーを知らせるチラシをはった。県の地方局など関連約90施設でもこの日1日を全面禁煙とした。松山市も、庁舎や関連施設の喫煙場所32カ所に張り紙をして禁煙を呼びかけた。

 ところが、正午すぎになると、松山市三番町4丁目のテナントビル1階広場に愛煙家の人だかりができた。宙に何十もの紫煙がのぼる。全面禁煙を受けた県庁や市役所、県警本部から、昼休みを狙って、敷地外の喫煙所に逃避行してきた職員たちだ。満足そうにたばこを1本、吸い終えた男性は「吸いだめしとかんとな」と呟(つぶや)き、もう1本に火をつけた。

 2010年9月時点の県による県民健康調査(サンプル数は男性403人、女性512人)では、喫煙率は男性32.5%、女性3.7%。たばこの値上がりや禁煙世論の高まりを受けて、04年の調査(男性37.6%、女性4.3%)から減少している。

 だが、どうしてもやめられない人もおり、県健康増進課の築家洋介係長は「喫煙は、一つの疾病だととらえ、ニコチンパッチなど禁煙アイテムによる対処も考えた方がいい。ただ、禁煙デーはあくまでも禁煙の意識付けが目的、今すぐにそれ以上は求めません」と控えめに話した。

 また、県庁第1別館1階や松山市役所1階ロビーでは、たばこの害を伝える企画展も実施。市役所では禁煙週間最終日の6日まで、喫煙で黒く変色した肺の写真などを紹介。非喫煙者が吸わされる副流煙が主流煙より有害物質の濃度が高いことを示すパンフレットなども配布している。

(伊藤喜之、奥村輝)

【写真】「立入禁止」と書かれた規制線が張られた県庁の喫煙所、インパクトがある



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2011年06月02日 Posted bytonton at 14:14 │Comments(0)世界禁煙デー

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