日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●兵庫県神戸市/ 公園でも吸わせない…断固全面禁煙化
公園でも吸わせない…断固全面禁煙化する神戸市/兵庫
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110520-OYT1T00300.htm
「世界禁煙デー」(31日)に合わせて、神戸市がスタートする庁舎内の全面禁煙化まで2週間を切った。
庁舎の禁煙化に踏み切る自治体は珍しくないが、神戸市の場合は、庁舎が「路上喫煙禁止地区」にあるため、庁舎の外側で一服することも難しくなる。全体の5分の1を占める喫煙派の職員からは「厳しすぎる」と悲鳴が上がるが、市は、唯一の“抜け穴”と見られた区域外の東遊園地での喫煙もメールで禁止するなど、断固とした姿勢で臨む構えだ。
市が、庁舎内の全面禁煙を発表したのは今年2月。3年前から検討を進めてきたが、厚生労働省が昨年出した「官公庁などは全面禁煙が望ましい」との通知が決め手となった。
現在、庁舎内に36か所ある喫煙スペースは廃止し、倉庫などに転用。「分煙」としてきた喫茶店も禁煙とし、たばこの自動販売機も撤去する。
県内では、県と30の市町がすでに同様の措置に踏み切っているが、異例なのは、神戸市の場合は、主要な庁舎(1、2号館)が、市が2008年に定めた路上喫煙禁止地区内にあることだ。自治体の中には、庁舎外の出入り口付近やベランダなどに灰皿を置くケースもあるが、神戸市は置かない考えで、たばこに火を付けただけで1000円の過料対象となる。
そうした中、「喫煙派のたまり場になるのでは」とささやかれていたのが、庁舎南側の東遊園地。路上喫煙禁止地区の指定外で、道路を1本挟んだだけの距離にあるからだが、市は16日の庁内メールで「東遊園地での喫煙も控えるように」とクギを刺した。
背景には、勤務中の職員の喫煙に対する市民の視線の厳しさもある。2008年から橋下徹知事の号令で禁煙化に踏み切った大阪府では、近くの路上で喫煙する職員が続出し、近隣住民らから苦情が寄せられる事態となった。
市は、勤務時間外の喫煙や、トイレなどでの「隠れたばこ」も厳しく対処する方針。地域保健課の担当者は「愛煙家には大変だろうが、これも時代の流れ」とする。
喫煙派の職員の間では戸惑いが広がる。50歳代の男性職員は「デスクで吸えた頃もあったのに、隔世の感がある。今でも完全に分煙しているのだから、そう迷惑がかかっているとは思わない」と不満顔。別の30歳代男性は「禁煙に踏み切る良い機会。とはいえ、吸う自由のない社会も息苦しい」と訴える。
一方、市民からは「当然」との声も。同市中央区の会社員男性(48)は「1日に何本も吸う職員は、吸わない職員に比べて勤務時間が少ないはず。勤務時間中は仕事に集中してほしい」と話した。
(上村真也)
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110520-OYT1T00300.htm
「世界禁煙デー」(31日)に合わせて、神戸市がスタートする庁舎内の全面禁煙化まで2週間を切った。
庁舎の禁煙化に踏み切る自治体は珍しくないが、神戸市の場合は、庁舎が「路上喫煙禁止地区」にあるため、庁舎の外側で一服することも難しくなる。全体の5分の1を占める喫煙派の職員からは「厳しすぎる」と悲鳴が上がるが、市は、唯一の“抜け穴”と見られた区域外の東遊園地での喫煙もメールで禁止するなど、断固とした姿勢で臨む構えだ。
市が、庁舎内の全面禁煙を発表したのは今年2月。3年前から検討を進めてきたが、厚生労働省が昨年出した「官公庁などは全面禁煙が望ましい」との通知が決め手となった。
現在、庁舎内に36か所ある喫煙スペースは廃止し、倉庫などに転用。「分煙」としてきた喫茶店も禁煙とし、たばこの自動販売機も撤去する。
県内では、県と30の市町がすでに同様の措置に踏み切っているが、異例なのは、神戸市の場合は、主要な庁舎(1、2号館)が、市が2008年に定めた路上喫煙禁止地区内にあることだ。自治体の中には、庁舎外の出入り口付近やベランダなどに灰皿を置くケースもあるが、神戸市は置かない考えで、たばこに火を付けただけで1000円の過料対象となる。
そうした中、「喫煙派のたまり場になるのでは」とささやかれていたのが、庁舎南側の東遊園地。路上喫煙禁止地区の指定外で、道路を1本挟んだだけの距離にあるからだが、市は16日の庁内メールで「東遊園地での喫煙も控えるように」とクギを刺した。
背景には、勤務中の職員の喫煙に対する市民の視線の厳しさもある。2008年から橋下徹知事の号令で禁煙化に踏み切った大阪府では、近くの路上で喫煙する職員が続出し、近隣住民らから苦情が寄せられる事態となった。
市は、勤務時間外の喫煙や、トイレなどでの「隠れたばこ」も厳しく対処する方針。地域保健課の担当者は「愛煙家には大変だろうが、これも時代の流れ」とする。
喫煙派の職員の間では戸惑いが広がる。50歳代の男性職員は「デスクで吸えた頃もあったのに、隔世の感がある。今でも完全に分煙しているのだから、そう迷惑がかかっているとは思わない」と不満顔。別の30歳代男性は「禁煙に踏み切る良い機会。とはいえ、吸う自由のない社会も息苦しい」と訴える。
一方、市民からは「当然」との声も。同市中央区の会社員男性(48)は「1日に何本も吸う職員は、吸わない職員に比べて勤務時間が少ないはず。勤務時間中は仕事に集中してほしい」と話した。
(上村真也)
●滋賀県大津市/ 市長室隣の喫煙室廃止、公用車はHVに
●栃木県宇都宮市/ 新年度から本庁舎全面禁煙
●千葉市/ 4月から建物内で 本庁舎など51施設
●自治体の受動喫煙対策 地域で差
●三重県警 警察施設が全面禁煙
●東広島市、喫煙室の大半中止
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2011年06月02日 Posted bytonton at 19:28 │Comments(0) │公共施設全面禁煙
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