世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●アラブ首長国連邦/ 生徒喫煙率71% 調査で警鐘鳴らす

生徒喫煙率71% 8割が14歳前に吸いはじめ 調査で警鐘を鳴らす/アラブ首長国連邦
【断食コム】
http://www.fast-fasting.com/news_qjZZ1OKm3.html

たばこが健康に及ぼす影響は、今やどの国でも注目の話題だがUAE(アラブ首長国連邦)では、若い学生の喫煙率が、飛躍的にあがっているそうだ。

UAEでは、若者への、喫煙リスクに対する警告の意味も含めたアンケート調査を実施している。最初は、2005年に、また、2回目は、昨年、厚生省とGSHS(Global School-based Student Health Survey:13歳から15歳の学生を中心に、健康習慣などにかかわる調査を行う団体)、そしてアメリカのCDC(疾病対策センター)とともに行われた。

進む若年齢化
「Khaleej Times」が発表した、昨年のアンケート結果によるとUAE(アラブ首長国連邦)の、82.1%の学生(男女)が、たばこを吸い始めたのは14歳以下であることが判明したそうだ。ちなみに、2005年に実施された同じアンケートでは、13歳以下で吸い始めたものは、39%だったという。

性別で見ても、男子は83.7%(2005年当時39.2%)、女子は79.4%(2005年36.7%)と、喫煙をはじめた年齢が、飛躍的にあがっているのがわかる。ちなみに、このアンケートは、2005年には15,790人が2010年には2,581人が、回答した。

また、ドバイ(ドバイアラブ首長国連邦)の地域衛生局が、私立の学校に対して行ったアンケートによると、生徒の71%は喫煙者だという。このアンケートは、2009年10月から2010年4月の「タバコフリードバイ」キャンペーン(*1)中に、2,457人に対して行われたものだ。

(*1)ドバイでも、若者の喫煙も、大人同様問題視しており、国内から喫煙をなくそうという、健康志向の意識改革目的で行われたもの。このキャンペーンのプロジェクトマネージャー、マハ・アリ・ハッサン医師は次のように述べている。

「禁煙をサポートするための施設は増えてきています。改革に向けて、今後は、学校レベルで、行動を続ける必要があります。」


喫煙(ニコチン依存症・中毒)の害といわれる病気
肺癌(がん)他多種のがん、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、喘息(ぜんそく)、気管支炎、呼吸器疾患、咳(せき)、痰(たん)、胸の痛み、高血圧、高コレステロール、妊婦は、流産・早産などの出産異常や、未熟児、奇形児、異常児


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2011年02月18日 Posted bytonton at 19:49 │Comments(0)その他の中東

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