世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

◎公園でも進む灰皿撤去 宮城

公園でも進む灰皿撤去 宮城
【YAHOO!ニュース】産経新聞 1月26日(水)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110126-00000071-san-l04

 仙台駅西口の喫煙所の移設を求めていることが明らかになった仙台市青葉区。受動喫煙防止の観点から公園でも灰皿の撤去を進めている。昨年11月には市中心部の公園で3基を撤去。ポイ捨てが微増したものの苦情はゼロという結果も出た。担当者は「受動喫煙への理解が深まった証拠」と受け止め、将来的には4カ所の公園で灰皿の全廃を目指すことにしている。

 宮城県庁や仙台市青葉区役所に隣接する勾当台公園。七夕まつりや光のページェントといったイベントの会場にもなるなど、多くの市民が集うオアシス的な存在となっている。

 園内にはかつて19基の灰皿があった。しかし、屋内の禁煙化が進み、園内に喫煙者が集中するようになると、煙害への苦情が相次いだため、平成21年以降、12基を撤去した。

 全廃を目指すきっかけになったのは、昨年2月の厚生労働省の通知。健康増進法では屋外の公園は対象外だが、「屋外であっても子どもの利用が想定される公共的な空間では、受動喫煙防止のための配慮が必要である」とあった。

 同11月には人通りの多い3基を撤去、残した4基も喫煙者以外の公園利用者があまり近づかない場所にそれぞれ移動させた。

 同区公園課はポイ捨てが急増し、喫煙者からの苦情もあると懸念。3基を撤去した11月1日の前後2週間、清掃業者の協力で園内のポイ捨てと、灰皿に捨てられた本数を調べた。

 ポイ捨ては10月18~31日の削減前が5346本(1日平均382本)、11月1~14日の削減後が5561本(同397本)で微増にとどまった。灰皿1基当たりの1日平均本数も削減前202本が削減後185本に減少する結果となった。

 同課の大泉毅主幹は「灰皿が減った分、残った4基に集中して全体数は変わらないと予想していた。むしろ1基当たりの本数が減少し、全体数がほぼ半減したのは意外。受動喫煙防止に喫煙者を含む市民の理解が深まったとしか考えようがない」と分析する。

 苦情もゼロで、逆に「非常に空気がきれいになってうれしい」という内容のメール1通が届いた。うれしい誤算に昨年12月28日には青葉城跡の青葉山公園で11基から一気に3基まで減らしたが、「これまでに苦情はない」(大泉主幹)。

 勾当台公園で残った4基の灰皿を利用していた喫煙者に率直な感想を聞くと、「屋内はほとんど禁煙になっているから減らされるのは厳しい」(59歳の男性会社員)、「吸う人のマナーが悪いから制限が厳しくなる」(21歳の女性アルバイト)という声も漏れたが、最後は「仕方ないね」とあきらめ顔だった。

 公園課は今後、勾当台公園のほか、規模の大きい青葉山公園、台原森林公園、新伝馬町公園の計4カ所で段階的に灰皿を減らし、将来的には全廃を目指す意向だ。公共の場では屋内外を問わず、禁煙が当たり前の時代に入ったようだ。(石田征広)



喫煙所移設 市が要求 仙台駅西口「煙たい」 苦情絶えず
【YAHOO!ニュース】産経新聞 1月26日(水)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110126-00000073-san-l04

 JR仙台駅西口の高架デッキにある喫煙所で煙害への苦情が絶えないとして、デッキを管理する仙台市青葉区が設置者の日本たばこ(JT)仙台支店に移設を求めていることが25日、分かった。JT側は回答を保留。受動喫煙防止の動きが広がる中、屋外での煙害対策として協議の行方が注目される。

 同区は平成17年12月、デッキでの歩きたばことポイ捨てを防止しようと、JT側に市道であるデッキの一部占有許可を与え、2カ所に灰皿3基を設置した。

 この結果、2基が置かれた正面の喫煙所には電車内の禁煙から解放された愛煙家が詰めかけ、常時、煙が立ち込める状態になった。同区には月に数件、「たばこ臭い」「煙たい」という声が寄せられ、風向きによっては駅構内に煙が流れ込む問題も生じている。

 市には路上喫煙を禁止した条例などがないため、歩きたばこやポイ捨ての防止には喫煙所が必要なことも事実。

 ただ、昨年2月に厚生労働省が公共的な場所での全面禁煙を求める通知を出したことを受け、同区も問題の灰皿2基の移設を求めることを決断した。

 占有許可は1年ごとの更新で、3月で期限が切れる。区道路課は「今の場所のままで灰皿2基の占有許可を継続するのは難しい」として、JT側に移設を要求。

 JT仙台支店は回答を保留しており、産経新聞の取材にも「現在の場所で改善策を検討している。今後の協議にも真摯(しんし)に応じたい」としている。


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2011年01月28日 Posted bytonton at 19:00 │Comments(0)公園

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