世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

◎喫煙が就職に影響する可能性、30%の企業が影響

喫煙 企業30%採用に影響か
【NHKニュース】
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110105/t10013212541000.html
たばこを吸うかどうかが、大学生の採用に影響した可能性があるとする企業が30%に上ることが、厚生労働省の研究班が企業の人事担当者を対象に行った調査で分かりました。

この調査は、去年6月、厚生労働省の研究班がインターネットを通じて全国の企業の人事担当者を対象に行ったもので、838社から回答がありました。

この中で、大学生の採用を決める際に、たばこを吸うかどうかが影響したかを尋ねたところ、▽10.4%が「影響した」と答え、▽「少しは影響した」と合わせると30%に上る企業で採用に影響した可能性のあることが分かりました。

また、たばこを吸わないことを採用基準の一つとすることについては、▽8%が「今後は基準にしてもよい」、▽46%が「基準ではないが、考慮の対象にしてもよい」と回答し、過半数の企業が肯定的に捉えていることが分かりました。

これについて、研究班では、▽分煙化で喫煙のたびに席を離れると仕事の効率が下がることや、▽喫煙者は肺がんなどの危険が高く、医療費の負担が重くなることなどへの懸念が背景にあるのではないかと分析しています。

調査をまとめた国立がん研究センターの山本精一郎室長は「たばこを吸うことと仕事の能力とは関係はないが、採用に何らかの影響が出ている。就職活動を機会に喫煙の習慣を見直してほしい」と話しています。



たばこは就活にマイナス? =「好感持てない」過半数―人事担当アンケート・厚労省
【YAHOO!ニュース】時事通信 1月15日(土)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110115-00000012-jij-soci

 新社会人の喫煙に好感を持てない企業の人事担当者は過半数、採用基準として考慮もあり得る―。たばこと就職に関する厚生労働省研究班の調査で、こんな結果が出た。研究班の溝田友里国立がん研究センター研究員は「採用基準になっていなくても、喫煙は就職に何らかのマイナスの影響を与えていると考えられる」と話す。

 調査は昨年6月、企業の人事担当者2246人に依頼し、838人から回答を得た。回答者の4分の3が男性で、喫煙者が24%、過去喫煙していた人が35%、非喫煙者が41%だった。

 新社会人の喫煙に関する印象は「好感が持てない」が25%で、「どちらかといえば」を含め56%。「どちらともいえない」が43%で、好感が持てるとしたのはごく少数だった。

 新卒採用時に喫煙が影響する可能性は、「ある」と「少しはある」を合わせ49%、「ない」が51%で五分五分。

 「非喫煙者」を採用基準の一つとすることをどう思うかでは、85%が「妥当」「業種によっては妥当」と回答。自らの会社については、「採用基準としてよい」「考慮してもよい」が53%で、「取り入れる必要はない」の44%を上回った。 


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2011年01月12日 Posted bytonton at 19:47 │Comments(0)大学

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