日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●米国/ FDAがたばこパッケージへの絵柄入り警告を提案
FDAがたばこパッケージへの絵柄入り警告を提案/米国
【日本経済新聞】
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20101118hj001hj
米国食品医薬品局(FDA)は、たばこのパッケージに衰弱した肺癌(がん)患者、遺体安置所の遺体、人工呼吸器をつけた乳児(二次喫煙の結果と推測されるもの)など、喫煙の影響を表した恐ろしい写真やイラストを表示することで人々にショックを与え、禁煙を促す、あるいは喫煙開始を防止するという声明を発表した。今回の新たな「包括的喫煙規制戦略」には、このような絵柄写真(グラフィックフォト)のほか、「Smoking Will Kill You.(喫煙は死をもたらす)」などの強い警告文の表示も含まれるという。
「たばこの使用による膨大な数の疾患および死亡を減らすべく、FDAは重大な一歩を踏み出す」と、FDAのMargaret A. Hamburg博士は述べている。米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のLen Horovitz博士は「パッケージを見て、たばこが心疾患、肺癌、肺気腫、COPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめとする多くの疾患の原因となることを知ってほしい。1日に1~3本の喫煙でも心疾患リスクが3倍になる」と述べている。
今回の提案は、FDAによる大規模な反たばこ戦略の一環であり、2009年に連邦法により、FDAにたばこ製品の規制に関するさまざまな権限が与えられた結果でもある。2011年6月22日までに、FDAはパッケージに表示する9種類の「絵柄および警告文」を選択する予定で、たばこの広告にもこの警告の表示が義務付けられる。たばこ会社は2012年10月22日までに、米国内で販売するたばこのパッケージにもれなく警告を表示する必要がある。
米国心臓協会(AHA)CEOのNancy Brown氏は、この新しい提案を称賛し、「多くの米国人がたばこの誘惑に打ち勝ち、カウンセリングや薬剤治療などのエビデンス(科学的根拠)に基づく禁煙プログラムに参加するようになるよう期待している」と述べている。一方、AP通信によると、複数のたばこメーカーがこの新しいラベルの合法性を含めて訴訟を起こしており、米連邦控訴裁判所で係争中であるという。
この20年間に、カナダ、オーストラリア、チリ、ブラジル、イランおよびシンガポールなど、多くの国々でたばこ製品の絵柄入り警告が採用されている。例えばブラジルでは、乳児の遺体や壊疽を起こし爪先の黒くなった足の写真などが使用されている。カナダ、ウォータールーWaterloo大学(オンタリオ州)助教授のDavid Hammond氏によると、現在、米国でのたばこの警告表示は世界でも最も緩いもので、文字のみの警告は1984年以来ほとんど変更されていないという。「カナダでは毎日喫煙する人は人口の約13%だが、2000年に絵柄入り警告が採用されて以来5%減少した」と同氏は述べている。
【日本経済新聞】
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20101118hj001hj
米国食品医薬品局(FDA)は、たばこのパッケージに衰弱した肺癌(がん)患者、遺体安置所の遺体、人工呼吸器をつけた乳児(二次喫煙の結果と推測されるもの)など、喫煙の影響を表した恐ろしい写真やイラストを表示することで人々にショックを与え、禁煙を促す、あるいは喫煙開始を防止するという声明を発表した。今回の新たな「包括的喫煙規制戦略」には、このような絵柄写真(グラフィックフォト)のほか、「Smoking Will Kill You.(喫煙は死をもたらす)」などの強い警告文の表示も含まれるという。
「たばこの使用による膨大な数の疾患および死亡を減らすべく、FDAは重大な一歩を踏み出す」と、FDAのMargaret A. Hamburg博士は述べている。米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のLen Horovitz博士は「パッケージを見て、たばこが心疾患、肺癌、肺気腫、COPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめとする多くの疾患の原因となることを知ってほしい。1日に1~3本の喫煙でも心疾患リスクが3倍になる」と述べている。
今回の提案は、FDAによる大規模な反たばこ戦略の一環であり、2009年に連邦法により、FDAにたばこ製品の規制に関するさまざまな権限が与えられた結果でもある。2011年6月22日までに、FDAはパッケージに表示する9種類の「絵柄および警告文」を選択する予定で、たばこの広告にもこの警告の表示が義務付けられる。たばこ会社は2012年10月22日までに、米国内で販売するたばこのパッケージにもれなく警告を表示する必要がある。
米国心臓協会(AHA)CEOのNancy Brown氏は、この新しい提案を称賛し、「多くの米国人がたばこの誘惑に打ち勝ち、カウンセリングや薬剤治療などのエビデンス(科学的根拠)に基づく禁煙プログラムに参加するようになるよう期待している」と述べている。一方、AP通信によると、複数のたばこメーカーがこの新しいラベルの合法性を含めて訴訟を起こしており、米連邦控訴裁判所で係争中であるという。
この20年間に、カナダ、オーストラリア、チリ、ブラジル、イランおよびシンガポールなど、多くの国々でたばこ製品の絵柄入り警告が採用されている。例えばブラジルでは、乳児の遺体や壊疽を起こし爪先の黒くなった足の写真などが使用されている。カナダ、ウォータールーWaterloo大学(オンタリオ州)助教授のDavid Hammond氏によると、現在、米国でのたばこの警告表示は世界でも最も緩いもので、文字のみの警告は1984年以来ほとんど変更されていないという。「カナダでは毎日喫煙する人は人口の約13%だが、2000年に絵柄入り警告が採用されて以来5%減少した」と同氏は述べている。
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●ニューヨークの喫煙率、14%に低下
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2010年11月23日 Posted bytonton at 19:45 │Comments(0) │アメリカ
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