世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●禁煙薬 生産追いつかず、新規患者へ販売休止

禁煙補助薬の新規患者への処方延期を依頼-ファイザー
【YAHOO!ニュース】医療介護CBニュース 10月13日(水)16時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101013-00000003-cbn-soci
 ファイザーは10月12日、たばこ税の増税を受けて禁煙外来の受診者が増加したことから、同社の禁煙補助薬チャンピックスの新規患者への処方を延期するよう医療機関などに依頼したことを明らかにした。チャンピックスは、12週間で5回の禁煙指導を受ける禁煙治療プログラムに基づいて処方されることから、既に同薬による治療を開始している患者に確実に供給するためで、新規患者に処方できる供給体制が整うのは来年1月になる見込みだ。
 同社によると、今年8月までの供給量は毎月約7万人分だったが、9月には約17万人分と大幅に増加し、10月は6日の時点で約8万人分を供給している。広報担当者は「10月の増税以降に、6、7月の約2倍の供給量になることを見込んでいたが、9月時点で想定を上回って増加した」と話している。
 禁煙外来で処方される医療用医薬品としては、同薬のほか、ノバルティスファーマのニコチネルがある。同社の広報担当者は、ニコチネルの9月の供給量は前年同月比で約70%増加しており、品薄ではあるが、今のところ欠品はないとしている。


禁煙したいが、薬がない! 値上げで患者増、供給不足
【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101201000721.html
 製薬大手ファイザーは12日、ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙補助薬「チャンピックス錠」について、要望に応じた供給ができない状態と発表した。10月からのたばこ増税を機に禁煙外来を受診し、禁煙治療を受ける人が増えた影響という。
 8月までは毎月約7万人分を供給していたが、9月は約17万人、10月は6日時点で既に約8万人分になった。同社は、新規の治療希望者への処方を延期するよう医療機関などに要請。増産に努めているが、新規患者に供給できるのは来年初めになる見込み。
 舘ひろしさん出演のテレビCMを前倒しで終了するなど、薬のPRを含んだ啓発活動も自粛する。
 ファイザーによると、この薬は飲み薬で、脳のニコチンを受け取る部分をブロックし、たばこを吸ってもおいしく感じなくなる効果があるという。少量で1日1回から始め、次第に回数と量を増やし、3カ月間続ける。
 週2回、禁煙外来を開いている東京医大病院総合診療科の平山陽示准教授によると、これまで新規の患者は次の週には予約ができたが、現在は1カ月半待ちの状態。


禁煙薬生産追いつかず、新規患者へ販売休止
【YAHOO!ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000971-yom-bus_all
 米製薬大手ファイザーの日本法人は12日、禁煙外来の患者などに処方される禁煙補助薬「チャンピックス錠」の生産が間に合わなくなったため、新規の患者への販売を休止すると発表した。
 10月からたばこが大幅に値上げされた影響で、禁煙外来の患者が急増したためとみられる。
 ファイザーによると、今年6月から補助薬の需要が増え、9月の供給量は約17万人分と8月の約7万人から急増した。10月は6日間だけで約8万人に達し、予測を大幅に上回ったため、来年1月まで新規の患者への出荷を見合わせることにした。治療中の患者への販売は続けるという。
 ノバルティスファーマ(スイス)が禁煙外来用に販売している禁煙補助薬も9月の出荷量が8月から倍増し、品薄の状態が続いているという。


9月のたばこ販売実績前月比88%増 禁煙補助薬は品薄に
【YAHOO!ニュース】オリコン 10月13日(水)6時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101012-00000023-oric-ent
 日本たばこ協会は12日、9月の紙巻きたばこ販売実績が前月比88%増の374億本だったと発表した。たばこ増税を前にした駆け込み需要が原因とみられ、販売代金は同87.8%増の5671億円。また、買い溜めに走る人がいる一方、値上げを機に禁煙を決意した人も多く、ファイザー製薬は同日、経口禁煙補助薬『チャンピックス錠』が品薄になっていると発表。すでに治療を行っている患者への供給を最優先と考え、新規患者への処方を延期するよう、医療機関、薬局、医療関係者に要請したとしている。
 日本たばこ協会の月次販売実績は2007年より統計の公表を行っているが、9月に打ち出した販売本数、販売代金は過去最高を記録。しかし、増税後の販売数量は大幅に減少すると思われる。
 一方、ファイザー製薬が製造輸入販売を行っている禁煙補助薬は、今年8月までで毎月約7万人分を供給してきたが、増税前の“駆け込み禁煙”希望者が殺到し9月は約17万人分に膨れ上がった。さらに10月は、6日の時点でこれまでの月平均分を超える約8万人分を供給。当初の予測を上回り、需要に製造が追いつかない事態になっている。同社は当面啓発広告を自粛するとともに、来年1月から新規患者への治療を開始できるよう、生産量拡大に向け体制を整えるとしている。


禁煙ちょっと待って!? 治療補助薬が不足、HPも閉鎖
【asahi.com】
http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY201010120182.html
 飲むタイプの禁煙補助薬「チャンピックス」を販売するファイザー(本社・東京)は12日、新しい禁煙希望者の同薬による治療を延期するよう医療機関に依頼したと発表した。今月のたばこ値上げを機に医療機関の禁煙外来を受診する人が増え、供給できない事態となった。当面は禁煙啓発の広告も自粛する。
 同社は8月まで毎月約7万人分を供給していたが、たばこの値上げ前の9月は約2.5倍の17万人分になった。さらに、10月は6日時点ですでに約8万人分を供給するなど、予測を超える売り上げになっているという。
 同社は俳優の舘ひろしさんが登場する禁煙啓発サイトも「工事中」として一時閉鎖することにした。生産体制を拡大し、新規の患者への供給は来年1月ごろになる予定。「多大なるご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」としている。
 保険の対象となるニコチンパッチ「ニコチネル」を販売するノバルティスファーマでも、9月の売り上げが8月の約2倍。10月も好調で品薄になっているという。(小坪遊)


禁煙治療急増で処方薬が品薄に
【NHKニュース】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101013/t10014542901000.html
今月1日からたばこが大幅に値上げされたことを受けて、禁煙治療を受ける人が急増していることから、治療中の禁断症状を抑えるために病院で処方される医療用の薬が品薄になっています。病院などで禁煙治療を受けると、治療中の「いらいら」といった禁断症状を抑えるため、ニコチン入りのはり薬などの医療用の薬が処方されます。製薬大手の「ファイザー」によりますと、たばこが大幅に値上げされた今月1日から6日までだけで、通常の1か月分に当たるおよそ8万人分の薬が販売され、供給が追いつかない状態が続いているということです。薬が安定的に供給できるようになるのは、来年1月以降の見通しで、病院などに対して新規の禁煙患者の受け入れを自粛するよう呼びかけています。また「ノバルティスファーマ」も薬が品薄になっているため、出荷を制限しているということです。薬の供給が元に戻るのは来月中旬以降になるとしています。一方、ドラッグストアなどで手に入る禁煙補助薬も販売が伸びており、製薬メーカー各社は薬の輸入などを増やして供給体制の強化を急ぐことにしています。


禁煙補助薬チャンピックス 来年1月まで新患に使用できず 需要過多で
【ミクスOnline】
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/39739/Default.aspx
ファイザーは10月12日、禁煙治療の開始時に用いる禁煙補助薬チャンピックス(一般名:バレニクリン酒石酸塩)の「スタート用パック」の出荷を停止すると発表した。事実上、新規患者にチャンピックスが使えなくなる。理由は、10月のたばこ税増税で新規患者が急増し、すでにチャンピックスで治療を始めた患者への薬剤供給に支障をきたしかねないと判断したためだ。同社によると、2011年1月から新規患者に処方できるよう供給体制を整えるとしている。チャンピックスは8月まで毎月約7万人(新規・継続患者の合計)に使用されていた。これが9月は約17万人に増加。更に10月は6日現在で約8万人に上り、たった4営業日で8月までの月実績を超え、9月の半月分の実績に迫る状況になった。同社広報部は、「予想をはるかに上回る状況。このまま増加し続ければ、供給不足によって治療継続に支障が出かねない」と話している。先週中頃からチャンピックスの流通に問題が出ているとの指摘があった。同社は地域偏在の可能性もあるとして注視していたが、今週になって、チャンピックスで治療を始めた患者の治療継続を最優先することを理由に、新規患者への処方延期を求める方針を決めた。具体的には治療開始時に用いる「スタート用パック」の出荷停止のほか、新規患者の誘導につながる、俳優の舘ひろしさんを起用した「医師と禁煙しよう」とのテレビCMなどDTCも自粛する。チャンピックスは通常、治療開始1~3日目は0.5mgを1日1回、4~7日目は0.5mgを1日2回、8日目以降は1mgを1日2回服用する。スタート用パックは治療開始1日目~14日目までを1つのPTPシートにまとめたもの。


突然の欠品、禁煙挑戦者「拍子抜け」 補助薬、ファイザーが販売一時中止
【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A90889DE3E4E0E1EAE1E2E2E3E0E3E2E0E2E3E29BE2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819696E3E0E291E58DE3E0E3E2E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
 米医薬大手の日本法人、ファイザー(東京・渋谷)が12日、同社の経口禁煙補助薬「チャンピックス」の新規患者向け販売を一時中止すると発表したのを受け、一部の医療機関が禁煙外来を中止するなど波紋が広がっている。10月からの大幅なたばこ増税を機に禁煙に挑戦する人が増え、供給が需要に追いつかない状態という。同社の突然の発表に「飲む補助薬」で禁煙を決めた人には「たばこ絶ち」と「治療待ち」の二重の我慢が続きそうな様子だ。
 「拍子抜けというか意欲がそがれそうだ」。東京都品川区の会社員、佐藤歩さん(33)は経口薬での禁煙を決意し、7日に都内の禁煙外来を訪れたがチャンピックスによる治療は受けられないと断られたという。仕方なく張り薬での禁煙に切り替えた。
 「チャンピックス」はファイザーが日本で初の飲む禁煙補助薬として2008年に製造輸入販売を開始した。12日の発表によると、たばこ増税を控えて禁煙外来の需要が増加し、8月は月約7万人分だった供給量が、9月には17万人分に達した。10月も6日時点ですでに8万人分になったという。
 禁煙外来を開設している銀座並木通りクリニック(東京・中央、三好立院長)にチャンピックス欠品の知らせが届いたのは5日。突然だった。昼に院外薬局から「在庫なし」との連絡が入ったのに続き、夜には三好院長あてに中央区の医師会所属の医師から「チャンピックスが品薄で供給のめどが立たない」とのメールが届いた。
 同院では知らせを受けた翌日、ファイザーの担当者に説明を求め、安定供給のめどが立たないとの回答を得た。たばこが値上げされた10月1日以降、禁煙外来はそれ以前の2倍の1日あたり5~6人の初診患者を受け付けるほど盛況だった。しかし、三好院長は「患者に継続して治療が提供できない」などの判断から7日に初診受け付けを中止。当面、張り薬だけの禁煙外来に限定する。
 処方せん薬局も対応に苦慮している。薬局アポック銀座ガス灯通り支店(東京・中央)にも事前の連絡はなく、「(欠品への)対応はできなかった」(西山万紀薬局長)。需要増を見込み9月末に多めに注文したので継続処方の患者向けの在庫は確保しているが、今後の見通しは立たないという。ファイザーの欠品発表を受けて「きちんとした説明が欲しい」(西山薬局長)と訴える。
 厚生労働省はファイザーの報告を受けた6日から複数回にわたって同社に安定供給と円滑な流通を確保するよう口頭で指導してきた。だが、同社によると、初診患者にチャンピックスを安定供給できるのは来年1月という。すでにテレビコマーシャルを自粛し、禁煙ウエブサイトも閉鎖。さらに24時間対応の相談窓口の設置も検討しているという。


禁煙治療飲み薬不足 医療機関受け付け困難/富山
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20101012-OYT8T01118.htm
 禁煙治療に使われる飲み薬が不足し、治療の受け付けが困難となる医療機関が県内で相次いでいることが12日、わかった。たばこ値上げをきっかけに、禁煙治療を受ける患者が急増しており、医療機関は入荷待ちの状態だ。
 品薄となっている飲み薬は、製薬会社「ファイザー」(東京)が販売する禁煙補助薬「チャンピックス」。同社が昨年4月に作成した冊子によると、ニコチンが切れた時のいらだつ症状を抑える効果があり、医師の処方で12週間にわたって服用する。
 ファイザーによると、同薬を全国で毎月平均約7万人分供給してきたが、たばこ値上げを前にした9月は注文が急増して約17万人分に上り、今月は6日現在で既に約8万人分に達している。全国的に在庫が不足し、新規患者への処方が難しくなっており、正常化には来年1月までかかる見通しという。
 富山市千石町の「富山医療生活協同組合 富山診療所」では、同薬の在庫が残り少ないため、今月から禁煙治療の新規受け付けを中止した。6日、同社から「出荷が間に合わない」と電話があり、8日、ファイザー社員が訪れ、「迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪したという。同診療所では先月、月平均の2人を大きく上回る12人から治療の申し込みがあり、宮腰幸子事務長は、「禁煙を決意する人がせっかく増えているのに残念」と話した。
 このほか、同市北部のクリニックでは、先月30日に新規受け付けを中止。すでに3人の患者に治療を断った。6日にファイザーから在庫がないとの連絡を受けたが、男性院長は「通知が遅い。事前にわかっていれば違う対応をとれた」と憤った。同市北部の別の医院でも、既に通院している患者分しか在庫がないといい、同薬を出荷する卸業者は「10月に入り、入荷がぴたりと止まった」と話す。
 ファイザー製品広報部は「治療を受ける皆様、医療関係者に多大なるご迷惑をおかけすることになり、おわび申し上げます」とコメントした。
【写真】品薄となっている飲み薬「チャンピックス」(12日、富山市の薬局で)
(2010年10月13日 読売新聞)




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2010年10月17日 Posted bytonton at 07:41 │Comments(0)禁煙

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