日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●たばこが値上げ 記者禁煙に挑戦
たばこが値上げ 記者禁煙に挑戦
【asahi.com】
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001010020003
大幅な増税でたばこが値上げされた1日、たばこ店や販売コーナーは、駆け込み需要でにぎわった先月までとは打って変わって閑散とした。この機会に禁煙に挑戦する人もいるはず。甲府共立診療所(甲府市)の「禁煙外来」を訪ねて話を聞き、愛煙家の一人として、禁煙に挑戦した。(菊地雅敏)
1日、意を決して甲府共立診療所の禁煙外来に向かった。同診療所によると、たばこの値上げが決まった今年春以降、問い合わせが急増。新規の患者を毎月7人ずつ受け付けているが、すでに12月まで予約で埋まっているという。
窓口で問診票をもらい、1日の喫煙本数や喫煙年数を記入。禁煙を試みて失敗したことはあるか、健康に問題が起きていると分かっていても吸うことがあったかなど10問の「ニコチン依存症テスト」に答える。5問以上該当すると「ニコチン依存症」だ。
私は1日2箱ほど吸い、何度か禁煙に失敗している。診察してくれた加賀美武医師は、はっきりとした口調で「立派な依存症ですね」。本気で禁煙する意思があるか、3カ月で5回受診できるかを確かめられ、禁煙宣誓書に署名した。「依存」の度合いに応じて、保険診療が適用されることもある。
まず、喫煙の害について説明を受ける。たばこには4千種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上は有害であることが判明していること。ニコチン、タールのほか、猛毒のポロニウムも含まれていることなど。
体内に取り込んでしまった有害物質の指標として、呼気中の一酸化炭素濃度を測定する。非喫煙者は3~4ppmだが、43ppmだった。一酸化炭素はニコチンとともに動脈硬化を進め、心筋梗塞(こう・そく)や脳梗塞(こう・そく)を引き起こす原因になる。
病院で処方するのは、体にはる薬か飲み薬。ニコチンガムは保険が適用されない。それぞれに一長一短あるが、禁煙時のいらだちなどを抑え、成功率が高いという「飲み薬」を選択。「吐き気」などの副作用の可能性があるという説明を受け同意した。 薬はあくまで補助的なもの。禁煙には意思が必要だ。「禁煙は長い間つきあった恋人と別れるようなもの。どこかにしこりは残ります。決意を固めてください」と加賀美医師。禁煙へのチャレンジがスタートした。今後2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に受診し、薬の処方を受け禁煙を目指す。
同診療所の場合、のみ薬を使うと保険適用で約1万8千円、適用されないと約6万1千円。はり薬は、保険適用で約1万2千円、適用外は約4万円の治療費がかかる。
◇たばこ店客足「さっぱりだ」
戦前からたばこを売っている甲府市北口3丁目のたばこ店。9月中は、3~10カートン(1カートンに10箱入り)をまとめ買いする客が相次いで訪れたという。1日は、「毎日1箱ずつ買う数人の常連さん以外は、さっぱり」と、店番の女性。
多くの常連客は、予約注文で3カ月分ほど買い込んだという。9月30日は、カートンが売り切れても、ばら売りを買う人が続々。店ではこれまで、1箱300円のたばこを3個パックや5個パックにするなどして売り、人気だった。300円のたばこが410円になると、「(値段の)切りが悪くて売りづらい」という。
【写真】新しい値札がはられた商品棚。前日に大量購入した人が多く、すき間が目立つ=甲府市北口3丁目のたばこ店で
【禁煙日記】1不安の船出
【朝日新聞社】
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001010010006
正直あんまり乗り気じゃない。というより「今回も失敗するのでは」という不安が強い。
居酒屋で一緒に飲んでいた年下の青年から「たばこ、吸えないでしょ」との挑発に乗って、喫煙人生は23歳から始まった。もう10年。当初「いつでもやめられる」と思っていたが、一番多い時で1日5箱、今でも1日1箱以上を吸ってきた。
津総局にいる記者9人のうち、今でもたばこを吸うのは私だけ。多くの人が禁煙に成功してきた。それだけに、紫煙を漂わせる私へは、後輩からも容赦ない突き上げがある。
9月30日、朝の時点で1箱のたばこ(ラーク12ミリロング)があった。「今日はこれで済まそう」と思ったが、午後6時にはなくなった。まだ6時間ある。ピース(10本入り)を買った。6年前に水戸総局で「禁煙記」を茨城版に書いた時も、「最後の1本」はピースだった。
この時は、本数を減らしながら、ニコチンガムやパッチも使った。でも今回は、1日からは吸わないことにする。「結局、最後は強い動機がないとできない」と医師から以前、言われたからだ。1本でも吸えば、禁煙にはならない。
1箱100円近い値上げはきつい。水戸時代は独身だったが、今は妻子がいる。年とともに体調への不安も募る。「強い意志」が持てているか分からないが、始めてみます。
【写真】最後の1本に火をつける県政C。
【写真】愛煙の日々よ。県政Cの背中に哀愁がただよう。
【写真】ほとんどフィルターまで吸い尽くした県政C。「もう吸いません」。
(10月1日、永友茂則)
【asahi.com】
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001010020003
大幅な増税でたばこが値上げされた1日、たばこ店や販売コーナーは、駆け込み需要でにぎわった先月までとは打って変わって閑散とした。この機会に禁煙に挑戦する人もいるはず。甲府共立診療所(甲府市)の「禁煙外来」を訪ねて話を聞き、愛煙家の一人として、禁煙に挑戦した。(菊地雅敏)
1日、意を決して甲府共立診療所の禁煙外来に向かった。同診療所によると、たばこの値上げが決まった今年春以降、問い合わせが急増。新規の患者を毎月7人ずつ受け付けているが、すでに12月まで予約で埋まっているという。
窓口で問診票をもらい、1日の喫煙本数や喫煙年数を記入。禁煙を試みて失敗したことはあるか、健康に問題が起きていると分かっていても吸うことがあったかなど10問の「ニコチン依存症テスト」に答える。5問以上該当すると「ニコチン依存症」だ。
私は1日2箱ほど吸い、何度か禁煙に失敗している。診察してくれた加賀美武医師は、はっきりとした口調で「立派な依存症ですね」。本気で禁煙する意思があるか、3カ月で5回受診できるかを確かめられ、禁煙宣誓書に署名した。「依存」の度合いに応じて、保険診療が適用されることもある。
まず、喫煙の害について説明を受ける。たばこには4千種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上は有害であることが判明していること。ニコチン、タールのほか、猛毒のポロニウムも含まれていることなど。
体内に取り込んでしまった有害物質の指標として、呼気中の一酸化炭素濃度を測定する。非喫煙者は3~4ppmだが、43ppmだった。一酸化炭素はニコチンとともに動脈硬化を進め、心筋梗塞(こう・そく)や脳梗塞(こう・そく)を引き起こす原因になる。
病院で処方するのは、体にはる薬か飲み薬。ニコチンガムは保険が適用されない。それぞれに一長一短あるが、禁煙時のいらだちなどを抑え、成功率が高いという「飲み薬」を選択。「吐き気」などの副作用の可能性があるという説明を受け同意した。 薬はあくまで補助的なもの。禁煙には意思が必要だ。「禁煙は長い間つきあった恋人と別れるようなもの。どこかにしこりは残ります。決意を固めてください」と加賀美医師。禁煙へのチャレンジがスタートした。今後2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に受診し、薬の処方を受け禁煙を目指す。
同診療所の場合、のみ薬を使うと保険適用で約1万8千円、適用されないと約6万1千円。はり薬は、保険適用で約1万2千円、適用外は約4万円の治療費がかかる。
◇たばこ店客足「さっぱりだ」
戦前からたばこを売っている甲府市北口3丁目のたばこ店。9月中は、3~10カートン(1カートンに10箱入り)をまとめ買いする客が相次いで訪れたという。1日は、「毎日1箱ずつ買う数人の常連さん以外は、さっぱり」と、店番の女性。
多くの常連客は、予約注文で3カ月分ほど買い込んだという。9月30日は、カートンが売り切れても、ばら売りを買う人が続々。店ではこれまで、1箱300円のたばこを3個パックや5個パックにするなどして売り、人気だった。300円のたばこが410円になると、「(値段の)切りが悪くて売りづらい」という。
【写真】新しい値札がはられた商品棚。前日に大量購入した人が多く、すき間が目立つ=甲府市北口3丁目のたばこ店で
【禁煙日記】1不安の船出
【朝日新聞社】
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001010010006
正直あんまり乗り気じゃない。というより「今回も失敗するのでは」という不安が強い。
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9月30日、朝の時点で1箱のたばこ(ラーク12ミリロング)があった。「今日はこれで済まそう」と思ったが、午後6時にはなくなった。まだ6時間ある。ピース(10本入り)を買った。6年前に水戸総局で「禁煙記」を茨城版に書いた時も、「最後の1本」はピースだった。
この時は、本数を減らしながら、ニコチンガムやパッチも使った。でも今回は、1日からは吸わないことにする。「結局、最後は強い動機がないとできない」と医師から以前、言われたからだ。1本でも吸えば、禁煙にはならない。
1箱100円近い値上げはきつい。水戸時代は独身だったが、今は妻子がいる。年とともに体調への不安も募る。「強い意志」が持てているか分からないが、始めてみます。
【写真】最後の1本に火をつける県政C。
【写真】愛煙の日々よ。県政Cの背中に哀愁がただよう。
【写真】ほとんどフィルターまで吸い尽くした県政C。「もう吸いません」。
(10月1日、永友茂則)
●スマートフォンやiPadで喫煙コントロール
●Twitter利用 禁煙サポートサイト「キンツブ」
●「約8割が卒煙する」と専門医 禁断症状を軽減
●ドイツの保険会社、“新年に禁煙を決意した人”のカレンダー
●電子たばこや禁煙用あめにもエビデンスを―米医学研究所
●禁煙補助薬「チャンピックス」で自殺リスク8.4倍
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2010年10月03日 Posted bytonton at 16:18 │Comments(0) │禁煙
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