世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

兵庫/明石市庁舎内の禁煙加速 喫煙場所撤去へ

明石市庁舎内の禁煙加速 喫煙場所撤去へ/兵庫
【神戸新聞】
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0003235737.shtml
 受動喫煙防止に向けた取り組みとして、4年前に市庁舎内の全面禁煙に踏み切った明石市が、本年度に入って市役所の各出入り口に設置していた灰皿を撤去するなど、対策を徹底している。現在3カ所の喫煙コーナーのうち1カ所も撤去が決まった上、県内他市では勤務時間中の全面禁煙も始まるなど、喫煙職員への包囲網はじりじりと狭められている。(森本尚樹)
 市庁舎では2003年ごろまで自席での喫煙が容認されていたが、職員でつくる「安全衛生委員会」から受動喫煙防止の要請を受け、04年度から喫煙場所を各フロアの分煙スペースに限定した。06年度には分煙スペースを廃止して建物内の喫煙を禁止。現在、喫煙場所は駐車場1階のトイレ横と、本庁舎と議会棟の渡り廊下の一画、窓口南会議室棟1階の計3カ所のみとなっている。
 出入り口の灰皿は、来庁者が建物内に入る際にタバコの火を消してもらうために設置していたが、実態的に喫煙場所になり、ほかの来庁者から苦情が出たことから、今年4月以降、一部を除いて撤去した。
 さらに、市はこのほど、市役所隣の市立中崎小の通学路となっている渡り廊下の喫煙場所について、「流れ出た煙が児童に掛かっている」という苦情を受け、8月中にも撤去する方針を決めた。
 主に市職員が利用する窓口南会議室棟1階の喫煙場所も、不用の部屋とはいえ、本来禁止されている建物内にある。
 市管財課は「新たに経費を掛けて喫煙場所を設けるには、市民の理解を得られない」とし、今後の対応は「市民やほかの市職員に迷惑が掛からないことが大事で、周辺自治体の動向も見ながら検討したい」としている。
 加西市と宝塚市は6月から、職員の勤務時間中の全面禁煙を始めた。明石市職員室は「公務員には職務専念義務があるが、短い時間なので認めている。時代の流れもあるので、全面禁煙を検討する必要は感じている」と話している。

【写真】近く撤去されることになった市役所渡り廊下の喫煙場所。すぐ横が小学生の通学路になっている=明石市中崎1



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2010年07月27日 Posted bytonton at 16:46 │Comments(0)公共施設全面禁煙

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