世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

長寿猫の家庭に喫煙者はいない

家族に愛煙家がいると
【朝日新聞社】
http://www.asahi.com/kansai/sumai/nyaruhodo/OSK201006180040.html
 「たばこをやめたい」と思っている人は多いだろう。がんとの因果関係も指摘され、実際、私のまわりでも禁煙を試みている人がいる。簡単ではない。でも、苦しいときこそ、飼い猫のことを思い浮かべたらどうでしょう。
 臨床獣医師になって20年以上になるが、猫の寿命が飛躍的に延びた。当時は10歳くらいだったのに、今は13、14歳。長い猫では20年以上も生きる。長生きの理由はいろいろだろうが、飼い主のライフスタイルとも関係があるのかと思い、3年前に十数匹を調べてみた。すると、長寿猫の家庭には喫煙者がいなかった。
 もちろん、猫が飼い主のたばこを黙って吸うという話ではない。問題になるのは、空気中に広がる副流煙だ。猫は、ぺろぺろと舌で毛繕い、いわゆる「グルーミング」をする。単独で獲物を狙うために、自分のにおいを消そうと念入りだ。夢中でグルーミングをするあまり、煙を口に入れてしまう。このときに不純物が入ると舌や口の中に腫瘍(しゅよう)ができやすくなるのだが、それが寿命の長さに関係してくるのではないかと思った。
 自分の健康だけを考えてもたばこはやめられない。でも、愛する飼い猫の健康まで、自分の喫煙習慣が害していることを知ると、さすがにやめられるのではないか。
 しかも、最近は室内飼いの猫が増えている。そんななかでは、喫煙が余計に猫の生活に影響を与える。密閉された部屋で、猫と一緒にゴロゴロしながらたばこを吸うと煙が毛に付くのでやめて下さい。あなたの猫もつらい思いをする。これは、猫に代わって獣医師からのお願いなの。(獣医師・石井万寿美)


タグ :ペット

同じカテゴリー(禁煙)の記事
 ●スマートフォンやiPadで喫煙コントロール (2012-02-12 13:43)
 ●Twitter利用 禁煙サポートサイト「キンツブ」 (2012-02-12 13:28)
 ●「約8割が卒煙する」と専門医 禁断症状を軽減 (2012-01-08 16:34)
 ●ドイツの保険会社、“新年に禁煙を決意した人”のカレンダー (2012-01-05 11:44)
 ●電子たばこや禁煙用あめにもエビデンスを―米医学研究所 (2011-12-25 00:00)
 ●禁煙補助薬「チャンピックス」で自殺リスク8.4倍 (2011-11-12 17:17)

2010年06月20日 Posted bytonton at 13:14 │Comments(0)禁煙

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
長寿猫の家庭に喫煙者はいない
    コメント(0)