日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
◎20代喫煙者の7割が依存症、しかし大半が保険適用外
20代喫煙者 7割が依存症 治療の保険適用 大半が基準外
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=21055
喫煙は、がんや心臓病の原因となるほか、自分ではたばこをやめられない「ニコチン依存症」にもなる。
治療は、1日に吸うたばこの平均本数と喫煙年数に応じて保険が適用されるが、若年者はこの条件を満たしにくく、禁煙治療に取り組む医師からは制度の改善を求める声が上がっている。
ニコチン依存症の人を対象にした禁煙治療は2006年から保険が適用された。治療では、張り薬や飲み薬などが使われる。
長年、禁煙治療に取り組む兵庫県立尼崎病院病院長の藤原久義さん(循環器内科)は、「ニコチン依存症は薬物依存症の一種で、治療を必要とする病気だ。若いうちから喫煙を始めた人ほど、ニコチン依存症になりやすい」と話す。
だが、保険適用となるのは、1日に吸うたばこの本数に喫煙年数をかけた数値が200以上の人に限られ、日に20本吸っても10年未満だと、保険による禁煙治療が受けられない。
製薬会社ファイザーが昨年10月、たばこを吸う20~29歳の男女1000人を対象に行った調査では、70%の人がニコチン依存症に該当し、そのうち、保険適用の対象となったのは、12%に過ぎな
かった。
ニコチン依存症かどうかについては、「自分が吸うつもりより、ずっと多くのたばこを吸ってしまうことがあるか」など、10項目の質問のうち5項目以上当てはまると依存症と診断する「スクリーニングテスト」で判断した。
アンケートでは、たばこを吸い始めた時期についても尋ねた。すると、小学生4%、中学生16%、高校生26%で、46%が高校を卒業するまでに吸い始めていた。
藤原さんは「未成年のうちから、禁煙指導を徹底する必要があるほか、若者でも保険で治療を受けられるように制度を改めるべきだ」と訴える。
日本循環器学会や日本癌(がん)学会など12学会でつくる「禁煙推進学術ネットワーク」は、今月から毎月22日を「禁煙の日」とすることにした。今後、全国でシンポジウムを開くなどして、喫煙が体に及ぼす悪影響などについて訴えていくことにしている。
(2010年2月21日 読売新聞)
20代喫煙者(薬事日報:無季言より)
http://www.yakuji.co.jp/entry18130.html
◆「20代喫煙者の約7割がニコチン依存症」「20代喫煙者の約半数が高校卒業までに喫煙を開始」などの結果が、ファイザーが20代男女1000人を対象に実施した実態調査で明らかになった
◆さらに、20代喫煙者の2人に1人が吸い始めたことを後悔し、約7割が過去に禁煙に失敗、そのうち6割はまた挑戦したいと考えていたことも分かった。一方、ニコチン依存症の場合は約7割が「すぐに禁煙できない」と回答。なかなか禁煙できない現状も示された
◆このような、なかなか禁煙できない人のニーズに応えるべく導入されたのが、禁煙治療の保険適用だと思う。しかし、保険適用の条件の一つにブリンクマン指数(1日の本数×喫煙年数)が200以上という基準が設けられているため、多くの若年者が保険適用対象外になってしまう問題点が指摘されている
◆父親や母親になる世代である20代男女の喫煙が、妊娠や乳幼児に与える影響は深刻であり、若年者の喫煙率を下げることは重大な課題となっている。禁煙治療を希望する若年者が保険適用を受けられるように、制度を柔軟に見直す必要があるのではないか。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=21055
喫煙は、がんや心臓病の原因となるほか、自分ではたばこをやめられない「ニコチン依存症」にもなる。
治療は、1日に吸うたばこの平均本数と喫煙年数に応じて保険が適用されるが、若年者はこの条件を満たしにくく、禁煙治療に取り組む医師からは制度の改善を求める声が上がっている。
ニコチン依存症の人を対象にした禁煙治療は2006年から保険が適用された。治療では、張り薬や飲み薬などが使われる。
長年、禁煙治療に取り組む兵庫県立尼崎病院病院長の藤原久義さん(循環器内科)は、「ニコチン依存症は薬物依存症の一種で、治療を必要とする病気だ。若いうちから喫煙を始めた人ほど、ニコチン依存症になりやすい」と話す。
だが、保険適用となるのは、1日に吸うたばこの本数に喫煙年数をかけた数値が200以上の人に限られ、日に20本吸っても10年未満だと、保険による禁煙治療が受けられない。
製薬会社ファイザーが昨年10月、たばこを吸う20~29歳の男女1000人を対象に行った調査では、70%の人がニコチン依存症に該当し、そのうち、保険適用の対象となったのは、12%に過ぎな
かった。
ニコチン依存症かどうかについては、「自分が吸うつもりより、ずっと多くのたばこを吸ってしまうことがあるか」など、10項目の質問のうち5項目以上当てはまると依存症と診断する「スクリーニングテスト」で判断した。
アンケートでは、たばこを吸い始めた時期についても尋ねた。すると、小学生4%、中学生16%、高校生26%で、46%が高校を卒業するまでに吸い始めていた。
藤原さんは「未成年のうちから、禁煙指導を徹底する必要があるほか、若者でも保険で治療を受けられるように制度を改めるべきだ」と訴える。
日本循環器学会や日本癌(がん)学会など12学会でつくる「禁煙推進学術ネットワーク」は、今月から毎月22日を「禁煙の日」とすることにした。今後、全国でシンポジウムを開くなどして、喫煙が体に及ぼす悪影響などについて訴えていくことにしている。
(2010年2月21日 読売新聞)
20代喫煙者(薬事日報:無季言より)
http://www.yakuji.co.jp/entry18130.html
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◆さらに、20代喫煙者の2人に1人が吸い始めたことを後悔し、約7割が過去に禁煙に失敗、そのうち6割はまた挑戦したいと考えていたことも分かった。一方、ニコチン依存症の場合は約7割が「すぐに禁煙できない」と回答。なかなか禁煙できない現状も示された
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●スマートフォンやiPadで喫煙コントロール
●Twitter利用 禁煙サポートサイト「キンツブ」
●「約8割が卒煙する」と専門医 禁断症状を軽減
●ドイツの保険会社、“新年に禁煙を決意した人”のカレンダー
●電子たばこや禁煙用あめにもエビデンスを―米医学研究所
●禁煙補助薬「チャンピックス」で自殺リスク8.4倍
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2010年02月19日 Posted bytonton at 20:24 │Comments(0) │禁煙
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