日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
広がる大学内全面禁煙 健康増進策 福大と奥羽大/福島
広がる大学内全面禁煙 健康増進策 福大と奥羽大/福島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20100213-OYT8T00260.htm
県内の大学で、構内を全面禁煙にする動きが広がっている。先月から福島大、今月から奥羽大が全面禁煙に踏み切った。他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」の防止を定めた健康増進法が施行されて7年近くがたち、昨年末には、税制改正大綱で、たばこ税増税が決まった。こうした流れの中、大学側には、学生の健康も考え、禁煙に弾みをつけたいとの意図があるようだ。
■喫煙室外に煙苦情
2003年5月に施行された同法は、公共施設など多数の人が利用する施設の管理者は、努力義務として、受動喫煙を防止するための措置を講ずるよう規定している。県によると、中学と高校は、昨年5月の調査時点で、それぞれ82・9%、89・4%と、施設での全面禁煙が進んでいるが、成年と未成年が混在する大学で全面禁止に踏み切ったのは、06年4月に実施した県立医大(福島市)のみだった。
福島大(同)では、屋内の特定場所に喫煙室を設けるなどの分煙措置を講じてきたが、煙が外に流れると苦情が続出。さらに、未成年も含めた学生へのアンケート調査で、喫煙率が13・1%(男子20・2%、女子5・7%)だったことから、昨年1月に「1年後に全面禁煙にする」と学生に周知したうえで、先月、実施に踏み切った。昨秋、改めて学生側に全面禁煙措置を説明した際、「決定は一方的だ」などと不平・不満が出たが、実施後はルールは守られているという。
■希望者に医師の相談
郡山市にある歯科大の奥羽大でも昨年12月、学長が「禁煙推進宣言」をした。これまでは、段階的に喫煙場所を削減してきたが、医療系の大学として学生に本格的に禁煙を勧めるべきだとして、今月から全面禁煙にするとともに、禁煙希望者には、医師によるカウンセリングなどの支援を行うことにした。両大学とも、学生の健康やキャンパスの美化も念頭に置いている。
ただ、全面禁煙にすることによって、隠れて吸い、火事につながることも懸念される。先行して全面禁煙にした県立医大では、人が集まりやすい場所に禁煙マークを掲げているほか、月1回程度、キャンパス内の巡回活動を展開。喫煙する学生には、付属病院の禁煙外来を紹介している。それでも、隠れて喫煙する学生はいるという。
担当者は「施設の安全面から考えれば、喫煙室を認めた方がいいのかもしれない」としながらも、「敷地内には付属の病院があり、患者の健康のためにも全面禁煙は必要」とする。
■会津大は分煙
喫煙スペースを喫煙室2か所に制限している会津大(会津若松市)では、全面禁煙には慎重な姿勢。担当者は「学生がマナーを学び、学生の自覚を尊重することも大切」として、分煙で十分との認識を示す。
同じく分煙措置を講じているいわき明星大(いわき市)では「全面禁煙はメリットとデメリットの両面があり、他の大学の状況を見極めたい」としている。
【写真】掲示板に「全面禁煙」の通告文を張る職員(8日、福島大で)
(2010年2月13日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20100213-OYT8T00260.htm
県内の大学で、構内を全面禁煙にする動きが広がっている。先月から福島大、今月から奥羽大が全面禁煙に踏み切った。他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」の防止を定めた健康増進法が施行されて7年近くがたち、昨年末には、税制改正大綱で、たばこ税増税が決まった。こうした流れの中、大学側には、学生の健康も考え、禁煙に弾みをつけたいとの意図があるようだ。
■喫煙室外に煙苦情
2003年5月に施行された同法は、公共施設など多数の人が利用する施設の管理者は、努力義務として、受動喫煙を防止するための措置を講ずるよう規定している。県によると、中学と高校は、昨年5月の調査時点で、それぞれ82・9%、89・4%と、施設での全面禁煙が進んでいるが、成年と未成年が混在する大学で全面禁止に踏み切ったのは、06年4月に実施した県立医大(福島市)のみだった。
福島大(同)では、屋内の特定場所に喫煙室を設けるなどの分煙措置を講じてきたが、煙が外に流れると苦情が続出。さらに、未成年も含めた学生へのアンケート調査で、喫煙率が13・1%(男子20・2%、女子5・7%)だったことから、昨年1月に「1年後に全面禁煙にする」と学生に周知したうえで、先月、実施に踏み切った。昨秋、改めて学生側に全面禁煙措置を説明した際、「決定は一方的だ」などと不平・不満が出たが、実施後はルールは守られているという。
■希望者に医師の相談
郡山市にある歯科大の奥羽大でも昨年12月、学長が「禁煙推進宣言」をした。これまでは、段階的に喫煙場所を削減してきたが、医療系の大学として学生に本格的に禁煙を勧めるべきだとして、今月から全面禁煙にするとともに、禁煙希望者には、医師によるカウンセリングなどの支援を行うことにした。両大学とも、学生の健康やキャンパスの美化も念頭に置いている。
ただ、全面禁煙にすることによって、隠れて吸い、火事につながることも懸念される。先行して全面禁煙にした県立医大では、人が集まりやすい場所に禁煙マークを掲げているほか、月1回程度、キャンパス内の巡回活動を展開。喫煙する学生には、付属病院の禁煙外来を紹介している。それでも、隠れて喫煙する学生はいるという。
担当者は「施設の安全面から考えれば、喫煙室を認めた方がいいのかもしれない」としながらも、「敷地内には付属の病院があり、患者の健康のためにも全面禁煙は必要」とする。
■会津大は分煙
喫煙スペースを喫煙室2か所に制限している会津大(会津若松市)では、全面禁煙には慎重な姿勢。担当者は「学生がマナーを学び、学生の自覚を尊重することも大切」として、分煙で十分との認識を示す。
同じく分煙措置を講じているいわき明星大(いわき市)では「全面禁煙はメリットとデメリットの両面があり、他の大学の状況を見極めたい」としている。
【写真】掲示板に「全面禁煙」の通告文を張る職員(8日、福島大で)
(2010年2月13日 読売新聞)
●大学の喫煙者一掃大作戦(上)(下)
●兵庫/ 建物内の喫煙室閉鎖へ 神大医学研究科/兵庫
◎崇城大薬学部、学生の禁煙応援 治療費の7割援助
●大分大、敷地内全面禁煙化へ
◎大分大:敷地内を全面禁煙 来月1日から
●大分大、全キャンパス全面禁煙に 新年度から
●兵庫/ 建物内の喫煙室閉鎖へ 神大医学研究科/兵庫
◎崇城大薬学部、学生の禁煙応援 治療費の7割援助
●大分大、敷地内全面禁煙化へ
◎大分大:敷地内を全面禁煙 来月1日から
●大分大、全キャンパス全面禁煙に 新年度から
2010年02月15日 Posted bytonton at 19:04 │Comments(0) │大学
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