世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

禁煙できないタバコ顔に救世主!

禁煙できないタバコ顔に救世主!【独女通信】
http://news.livedoor.com/article/detail/4324796/
 外ではタバコを吸わない瞳さん(会社員・29歳)は、「あなたってタバコ吸うでしょ?」と仕事先で知り合った女性に指摘をされた。
「若いのに肌があれているから」悪気のない正直な言葉だけに瞳さんはショックを受けた。最近化粧ののりも悪いし、眼尻にチリメン皺が目立つ。タバコは肌によくないとは知っていたが、このままではタバコ顔になってしまうかもしれない。
今年から、1日1箱を1日10本に減らしたが、やめることはできなかった。イライラしたり落ち込んだ時にタバコを吸うことで気持ちは楽になった。瞳さんにとって心を安定させてくれるタバコと別れることができるだろうか?
「禁煙はそんなに深刻に考える必要はありませんよ。一人でできなければ医師に相談をしてください」というのは、雲雀ヶ岡クリニックで禁煙外来を開設している松久隆之院長。大切なのはどうしてやめたいのか。禁煙の理由をはっきりとさせ、モチベーションを高めることだそうだ。以前は健康保険が使えなかった禁煙治療だが、2006年度より保険適用が認められるようになり、受診しやすくなった。早速、禁煙外来ではどんな治療をするのかを松久院長にお聞きした。
「まず、これまでの喫煙習慣、どんな銘柄を吸っていたかなど詳しく問診を行い、ニコチン依存症を判定するテストをします」初診で大切なのはカウンセリングを受けること。その後、禁煙すると決めたら、禁煙開始日を設定する。この時に「私は今までタバコを吸ってきましたが○年○月○日より、以下の理由で禁煙することを誓います」という、禁煙宣誓書にサインをする。これもモチベーションを高めるわけだが、
「ねじり鉢巻きでする必要はありませんからね。思いつめるとできなかった時、自分を責めることになりますから」禁煙成功者の多くは、成功までに平均3~4回のチャレンジをしているそうだ。
松久院長もかつては喫煙者で苦労して禁煙をされた経験がある。楽な気持で禁煙を続けてほしいという。
禁煙を始めるとタバコが吸いたい、イライラ、落ち着かないなど離脱状態がでてくる。それを緩和させるために薬による治療も行う。
ニコチンパッチといって、ニコチンを含んだ貼り薬を体に貼り、少しずつニコチンを吸収させ、離脱症状を緩和させながら禁煙にもっていく方法です。もうひとつ、最近は、ニコチンを含まないファイザー社のチャンピックスという経口禁煙補助薬を用いることが多いですね。
チャンピックスはニコチンの代わりに、脳にあるニコチン受容体という部位に結合して、禁煙時に現れる離脱症状を軽くします。もしチャンピックスを服用中に喫煙してしまってもタバコをおいしいと感じなくなります」喫煙者が風邪の時にタバコを吸うとおいしくないと感じるような感覚だそうだ。
保険診療におけるチャンピックスを服用する場合は、12週間にわたる禁煙治療を受け、計5回通院する。処方だけでなく、息に含まれる一酸化炭素の濃度の判定や医師からのアドバイスを受ける。タバコは紫外線と同じように肌の老化を早める。皮膚レプリカの画像解析による喫煙者の顔の皮膚を見せて頂いたが、深い皺、浅黒い肌、口元の縦皺など吸わない女性の皮膚との違いは顕著だった。また、タバコを吸うと、歯肉へのメラニン色素の沈着や、歯へのタールの沈着をおこしやすく、タバコを吸わない人に比べて、歯肉炎などの歯周疾患にかかりやすくなるそうだ。タバコは百害あって一利なし。やめるなら一日でも早い方がいい。松久院長から禁煙に成功した患者さんの話をお聞きした。
「効率よく仕事ができるようになったそうです。喫煙に取られていた時間がなくなり、いらいらするたびにタバコを吸っていたが、タバコをやめてからいらいらしなくなった。今まで煙草に支配されていた自分から逃れることができたそうですよ」タバコに費やしていたのはお金だけはない。喫煙していた時間も禁煙することによって、生み出されるのだ。どうしても禁煙ができないと悩む独女たち、以下に厚生労働省既定の保険診察による禁煙治療の条件を提示しておく。

1. ニコチン依存症と診断されていること(TDSテストで5点以上)
2. 喫煙指数(1日の喫煙本数_喫煙年数)が200以上
3. 標準治療プログラム(12週間で5回の受診が必要)を文書により同
意を得ている
4. 外来患者(入院中は不可)
5. 前回の禁煙指導から1年以上空いていること
 
タバコ代を治療代に使ってみてはいかがだろうか? (オフィスエムツー/佐枝せつこ)

■取材協力 雲雀ケ岡クリニック




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2009年09月06日 Posted bytonton at 21:57 │Comments(0)禁煙

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