世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

禁煙治療…多様に 保険適用で費用3分の1に

禁煙治療 パッチ、ガム、飲み薬…多様に 保険適用で費用3分の1に 
http://www.kumanichi.com/iryou/kiji/oshiete/oshiete.html
 受動喫煙防止への関心が高まる中、施設内を全面禁煙にする動きが広がっています。たばこ増税の話題もちらほら上っており、「この際、禁煙しよう」と、一念発起する人もいるでしょう。そこで今回は、医療機関で受けられる禁煙治療について伊津野良治医師(熊本市)に聞きました。
 禁煙を無理なくでき、しかも安上がりなシステムについてお話しします。
 特定健診の普及に努めているように、国は病気になる前の予防対策に力を入れています。禁煙についても同じです。ニコチンパッチといった禁煙補助剤などを二年ほど前から健康保険の適用にして、禁煙運動の後押しをしています。 「禁煙は大変」と誰もが言います。ニコチンの依存から抜け出すのは麻薬ほどではないにしても、イライラしたり、怒りっぽくなったりして、本人も周りも大変不愉快な思いをしなければなりません。そこで、禁煙補助剤は、ニコチンを皮膚に張り付けたりして吸収させ、それを少しずつ減量していくことで、段階的に禁断症状を和らげて、禁煙を成功させやすくしようという仕組みです。 上記のパッチ型のもののほか、ニコチンガム、最近では飲む薬もあります。おかげで禁煙成功率も上がっています。
 余談になりますが、たばこを吸う習慣には、ニコチンへの中毒以外に、口に何かくわえている唇への触感も影響しており、その意味でもパッチなどが有効なのです。
 禁煙治療にかかる費用は、これまで一人当たり標準で三万円ほど必要でしたが、二年ほど前から健康保険が適応可能となり費用は約三分の一に減りました。
 ただし、受診する医療機関に条件があり、例えば一酸化炭素濃度測定機器設置や全館禁煙などの条件が付いています。それでも県内七十八施設は保険で治療が受けられますので、探すのに困難といった問題はないでしょう。
 私としては、このような条件を早く撤廃して頂き、どこでもいつでも禁煙治療にかかれるようにして、禁煙の成果を上げたいと考えてい
ます。(内科医)
【写真】伊津野良治医師(熊本市)
(熊本日日新聞2009年2月20日付朝刊)


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2009年02月27日 Posted bytonton at 12:28 │Comments(0)禁煙

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