世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

ペットのためなら禁煙も 喫煙者の3人に1人 /米

健康顧みない喫煙者、ペットのためなら禁煙も=米調査
 [ワシントン 9日 ロイター] 米国で行われた調査では、自身の健康のための禁煙を望んでいない人でも、受動喫煙によるペットの健康被害を避けるためには禁煙を考えることが分かった。ヘンリー・フォード・ヘルスシステム(HFHS)のシャロン・ミルバーガー氏らの研究チームが9日、専門誌「タバコ・コントロール」で調査結果を発表した。
 研究チームは、主にミシガン州に住むペットの飼い主3293人を対象に行われたオンライン調査の結果を分析。それによると、喫煙する飼い主の28%が、受動喫煙が犬や猫などのペットにも悪影響すると知り禁煙を試みると回答。また、約11%が同じ理由で禁煙を検討するとしている。
 ミルバーガー氏は、ロイターの電話取材に対し「必ずしもペットを自分自身や自分の子ども以上に愛するというわけではなく、禁煙を考える動機の1つになる」と指摘。ペットの健康のためという理由は、新たな禁煙方法になる可能性があると述べた。
 同氏によると、米国にはペットを飼う人が約7100万人いるが、その約5分の1が喫煙者。

【写真】写真はパリで昨年9月、たばこの箱をくわえる税関の探知犬(2009年 ロイター/Charles Platiau)


喫煙者の3人に1人、「タバコがペットにも悪いのなら禁煙する」
【2月10日 AFP】健康に悪いと知りながらタバコがやめられない人でも、ペットの健康にも悪いと知ったならば禁煙するかもしれないとする調査結果が、10日の英医学誌「Tobacco Control」に掲載された。
 医療機器開発のヘンリー・フォード・ヘルス・システム(Henry FordHealth System、本社:ミシガン州デトロイト)は、ミシガン州南東部で犬、猫、鳥などのペットと暮らす成人を対象にタバコ習慣に関するネット調査を実施し、3293人から回答を得られた。
 回答者のうち21%が喫煙者で、1日平均13.5本、うち約半数を自宅で吸っていた。また、自分は吸わないが喫煙者最低1人と同居しているという人は27%だった。
 喫煙者に「受動喫煙がペットの健康を害すると知ったら、タバコをやめるか」と尋ねたところ、「やめる」と答えた人は約3人に1人の28.4%にのぼった。 
 一方、喫煙者と同居する非喫煙者のうち、「受動喫煙がペットの健康を害すると知ったら、タバコをやめるようパートナーを説得する」と答えた人は16.4%にとどまった。
 この論文によると、受動喫煙が人間のみならず屋内で飼われているペットの健康にも良くないことを示す研究結果は多数あるが、このことを知らない喫煙者は多いという。



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2009年02月11日 Posted bytonton at 09:11 │Comments(0)アメリカ

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