日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。
動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)
●タバコ農家4割廃作の意向 販売減、大震災も影響
タバコ農家4割廃作の意向 販売減、大震災も影響
【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091601001068.html
葉タバコを生産する全国38府県の農家のうち約4割の4106戸が、2012年以降の耕作をやめる意向であることが16日、全国たばこ耕作組合中央会(東京都港区)のまとめで分かった。日本たばこ産業(JT)の廃作の募集に応じたもので、耕作面積も全体の3割強に当たる4412ヘクタールの減少となる方向だ。
昨年10月のたばこ税増税や、健康志向の高まりで国内のたばこ市場が縮小しているのが要因。東日本大震災と福島第1原発事故を受け、東北地方を中心に耕作断念を余儀なくされたケースもありそうだ。
中央会が全国21組合を通じて集計した。対象農家は1万650戸。
葉タバコ農家、半数が廃作希望/宮崎
【朝日新聞社】
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001109160001
全国2位の生産量を誇る県内の葉タバコ。この生産農家の約半数が、日本たばこ産業(JT)の募集に応じ、栽培をやめる(廃作)こ
とを希望している。県たばこ耕作組合によると、農家の多くは農薬規制や天候不順などから、ここ数年、収量の減少に悩まされていたとい
う。
県によると、県内の葉タバコの生産量は3121トン(2010年)で、熊本県に次いで全国2位。同組合によると、今年産の生産農家は795戸で作付面積は1474ヘクタールだった。
葉タバコの栽培は、1月下旬ごろに種をまき、5月下旬から7月いっぱいが収穫時期だ。農家は栽培にあたってJTと契約。乾燥させ
た葉を取引し、質によって、A2100円、B1500円などと価格が決まる仕組みになっている。災害や病気が発生した場合の補償もあり、大きな赤字を抱えない作物だったが、値上げや需要減で供給過剰になる恐れがあるため、JTは先月、10アールあたり28万円の協力金を支払うとして、農家に廃作を募った。
「何を作ろうかなという感じ。主作物で作ってきたものだから、作らないのは寂しい」
宮崎市佐土原町の長友孝幸さん(49)も、廃作を決めた一人だ。
祖父の代から続く栽培は40年以上。今年は約210アールに作付けし、家族4人で収穫した。だが、収量は同組合の生産目標10ア
ールあたり260キロに届かない見通しだ。ここ数年は農薬の規制などで病気が発生し、収量や質が落ちているうえ、今年は春先に県全域で病気が大発生。さらに、台風6号で残る葉も落とされた。
また、周りの農家がやめると、乾燥機などの共同施設が使えなくなり、自前の施設を増やす必要がある。敷地に置かれた葉タバコ専用の収穫や農薬散布用の機械は、使い道がなくなるかも知れない。
「年配の人には決心がつく機会だったかも知れないが、自分たちは『うーん』という感じ。残ったからといって、収量が良くなることはない。新たに経費をかける魅力まではない」と長友さんは語る。
たばこの値上がりや健康志向で、「タバコを作っているとは答えにくくなった」と引け目を感じるようになったことも、廃作を決めた理由の一つ。ただ、葉タバコに代えて何を作るかは、まだ決めていない。
今も千切り大根やコメは作っているが、夏場に収穫できる作物は限られる。転作する葉タバコ農家が同じ作物を集中して作ったら、値
崩れするかも知れない。「借りている農地を返し、少ない面積でキュウリやピーマンを作ろうか」。「少しずつ、考えながら作ってもいい」
とも思っている。
県によると、耕作面積の53%は借地で、廃作によって耕作放棄地となる可能性があるため、8月23日、関係団体などと対策会議を
立ち上げ、栽培をやめる農家の転作や栽培を継続する農家の共同利用施設の再編などの支援策を検討し始めた。
県内の葉タバコの農業産出額は58億円、作付面積は1579ヘクタール(10年)で、いずれも全国2位。
【写真】葉タバコの収穫に使う機械。代わりに作る作物次第では、使わなくなる恐れもある
【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091601001068.html
葉タバコを生産する全国38府県の農家のうち約4割の4106戸が、2012年以降の耕作をやめる意向であることが16日、全国たばこ耕作組合中央会(東京都港区)のまとめで分かった。日本たばこ産業(JT)の廃作の募集に応じたもので、耕作面積も全体の3割強に当たる4412ヘクタールの減少となる方向だ。
昨年10月のたばこ税増税や、健康志向の高まりで国内のたばこ市場が縮小しているのが要因。東日本大震災と福島第1原発事故を受け、東北地方を中心に耕作断念を余儀なくされたケースもありそうだ。
中央会が全国21組合を通じて集計した。対象農家は1万650戸。
葉タバコ農家、半数が廃作希望/宮崎
【朝日新聞社】
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001109160001
全国2位の生産量を誇る県内の葉タバコ。この生産農家の約半数が、日本たばこ産業(JT)の募集に応じ、栽培をやめる(廃作)こ
とを希望している。県たばこ耕作組合によると、農家の多くは農薬規制や天候不順などから、ここ数年、収量の減少に悩まされていたとい
う。
県によると、県内の葉タバコの生産量は3121トン(2010年)で、熊本県に次いで全国2位。同組合によると、今年産の生産農家は795戸で作付面積は1474ヘクタールだった。
葉タバコの栽培は、1月下旬ごろに種をまき、5月下旬から7月いっぱいが収穫時期だ。農家は栽培にあたってJTと契約。乾燥させ
た葉を取引し、質によって、A2100円、B1500円などと価格が決まる仕組みになっている。災害や病気が発生した場合の補償もあり、大きな赤字を抱えない作物だったが、値上げや需要減で供給過剰になる恐れがあるため、JTは先月、10アールあたり28万円の協力金を支払うとして、農家に廃作を募った。
「何を作ろうかなという感じ。主作物で作ってきたものだから、作らないのは寂しい」
宮崎市佐土原町の長友孝幸さん(49)も、廃作を決めた一人だ。
祖父の代から続く栽培は40年以上。今年は約210アールに作付けし、家族4人で収穫した。だが、収量は同組合の生産目標10ア
ールあたり260キロに届かない見通しだ。ここ数年は農薬の規制などで病気が発生し、収量や質が落ちているうえ、今年は春先に県全域で病気が大発生。さらに、台風6号で残る葉も落とされた。
また、周りの農家がやめると、乾燥機などの共同施設が使えなくなり、自前の施設を増やす必要がある。敷地に置かれた葉タバコ専用の収穫や農薬散布用の機械は、使い道がなくなるかも知れない。
「年配の人には決心がつく機会だったかも知れないが、自分たちは『うーん』という感じ。残ったからといって、収量が良くなることはない。新たに経費をかける魅力まではない」と長友さんは語る。
たばこの値上がりや健康志向で、「タバコを作っているとは答えにくくなった」と引け目を感じるようになったことも、廃作を決めた理由の一つ。ただ、葉タバコに代えて何を作るかは、まだ決めていない。
今も千切り大根やコメは作っているが、夏場に収穫できる作物は限られる。転作する葉タバコ農家が同じ作物を集中して作ったら、値
崩れするかも知れない。「借りている農地を返し、少ない面積でキュウリやピーマンを作ろうか」。「少しずつ、考えながら作ってもいい」
とも思っている。
県によると、耕作面積の53%は借地で、廃作によって耕作放棄地となる可能性があるため、8月23日、関係団体などと対策会議を
立ち上げ、栽培をやめる農家の転作や栽培を継続する農家の共同利用施設の再編などの支援策を検討し始めた。
県内の葉タバコの農業産出額は58億円、作付面積は1579ヘクタール(10年)で、いずれも全国2位。
【写真】葉タバコの収穫に使う機械。代わりに作る作物次第では、使わなくなる恐れもある
●葉タバコ栽培再び 放射性物質対策を徹底
●葉タバコ農家:JT勧奨で廃作、転作9割
●薬草の山間地栽培推進 葉タバコに替わる作物/ 美馬市
●葉タバコ跡地どうする――全国で4400ヘクタール廃作
●補助金漬けのたばこ農家 廃作でも補助金を希望
●葉タバコ農家 青森/宮崎
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●葉タバコ農家 青森/宮崎
2011年09月21日 Posted bytonton at 10:03 │Comments(0) │●タバコ会社・関係団体
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