世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●JT タバコ23銘柄が廃止

喫煙者の受難続く! 23銘柄が廃止
【リアルライブ】
http://npn.co.jp/article/detail/73126660/

 タバコを製造販売するJT(日本たばこ産業)が、5月12日、全96銘柄のうち、販売量が少ないキャスター、チェリーなど23銘柄(※下記参照)を廃止すると発表した。

 JTは東日本大震災で工場などが被災し、生産能力が大幅に落ちた。このため、3月30日から4月10日まで出荷を停止。4月11日より、マイルドセブン、セブンスターなどの売れ筋銘柄に絞って出荷を再開した。現在は主要25銘柄に限って、出荷している状態。

 今後は6月6日よりピースなど11銘柄を、7月上旬よりキャビン・スーパーマイルド・ボックスなど22銘柄を、8月上旬よりキャスター・マイルド・ボックスなど15銘柄を、順次出荷予定。これで、出荷銘柄は73まで拡大する計画だ。

 被災した工場は、福島の郡山工場が5月末に、栃木・宇都宮の北関東工場が6月末までに復旧する予定で、8月には生産体制もおおむね通常に回復する見込み。

 その代償として、売れ行きの悪い23銘柄が廃止される。廃止される銘柄を吸っていた人にとっては、欠品の末のバッドニュースとなった。また、今後の出荷計画は決まったが、まだまだ需要相当量が流通するとは思えず、喫煙者にとって受難は続くことになる。

 ところで、JTでは4月の紙巻きタバコ販売実績が、前年同月比41.1%減と激落。60%を超えていた国内販売シェアは約20%までに落ち込んだ(4月実績)。吸いたいタバコが売っていないため、やむを得ず、ラーク、マールボロ、ケントなどの外国産タバコにシフトした顧客が、供給量回復後に国産タバコに戻ってくれるかどうか、JTにとっては心配のタネだろう。(蔵元英二)

※廃止となる23銘柄一覧
マイルドセブン・アクア・スカッシュ・メンソール7・ボックス、マイルドセブン・アクア・メンソール・ワン・ボックス、マイルドセブン・FK、マイルドセブン・スペシャルライト・ボックス、セブンスター・ブラック・インパクト、セブンスター・ライト・メンソール、セブンスター・ライト・メンソール・ボックス、ピアニッシモ・ウルトラ・ライト、キャスター、キャスター・ワン、キャスター・メンソール・ボックス、キャビン・プレステージ、ピース・ミディアム・ボックス、キャメル・フィルター・ボックス、キャメル・マイルド・ボックス、キャメル・メンソール・ボックス、キャメル・メンソール・ミニ(東京都限定販売)、ウィンストン・エクストラ3・ボックス、ベヴェル・フレアー・メンソール、フロンティア・メンソール・ボックス、サムタイム・ライト、チェリー、ハイトーン(沖縄県限定販売)


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2011年05月28日 Posted bytonton at 18:38 │Comments(0)●タバコ会社・関係団体

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