世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●広島/ 駅周辺 歩きたばこ10月から禁止

三原駅・本郷駅周辺 歩きたばこ10月から禁止/広島
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20110426-OYT8T01119.htm

 三原市のJR三原、本郷両駅周辺での「歩きたばこ」が、10月から禁止される。同市議会で3月に可決された「きれいな三原まちづくり条例」で、両駅周辺を喫煙制限区域とし、屋外では灰皿のない場所でたばこを吸うことを禁じ、違反者には最高2万円の過料を課すことを定めた。罰則付きの同様の条例は、県内では広島市に次いで2例目。ごみの不法投棄も禁止しており、三原市の担当者は「歩きたばことともに、たばこやごみのポイ捨ても減らしたい」と相乗効果を期待している。(河部啓介)

 喫煙が制限されるのは両駅周辺の人通りが多く、公共施設も集まっている地域。市職員が巡回し、条例に違反する人には命令や勧告を行い、従わないなど悪質な場合は過料を課す。

 三原駅前の制限区域内で市民の意見を聞いてみた。商店を営む女性(60)は「歩きながら吸うから捨てたくなる。吸い殻のポイ捨てが多く、毎日掃除が大変。改善につながってほしい」と歓迎。これに対し、たばこ店主の女性(70)は「喫煙者のマナーは年々向上している。条例まで作って規制しなくても」と険しい表情を浮かべた。

 屋外に設置された灰皿のそばで煙をくゆらせていた、広島市西区、京本守雄さん(66)は「広島市に比べて三原市では灰皿が少ないように感じる。マナーは大事だが、喫煙者へのフォローもしっかりとしてほしい」と注文を付けた。

 三原市は今後、喫煙制限区域が分かるよう看板や旗を設置。三原さつき祭り(5月28、29日)などのイベントでチラシを配ったり、幹線道路沿いや鉄道沿いに看板を設置するなど、条例についての周知を図る。

 市環境政策課の鳩野努係長は、「市民一丸となってマナー向上に努め、他地域にも良い影響を与えられるようにしたい」と意気込んでいる。



 2003年に「ぽい捨て等の防止に関する条例」を制定した広島市では、街の中心部に設けた喫煙制限区域を3人1組の指導員が巡回し、喫煙を発見した場合、1000円の過料を課している。

 同市業務第1課によると、10年度は225件の違反者に過料を課した。条例施行後、過料の累計は1581件に上るという。

 条例施行後、区域内でのごみのポイ捨てが施行前に比べて8割も減少したといい、同課は「歩きたばこを規制することで、たばこのポイ捨てが減り、ごみのポイ捨て減少にもつながったのではないか」と分析している。

【写真】喫煙が禁止される場所で、ポイ捨てされたたばこ。火がついたままのものもあった(JR三原駅前で)

(2011年4月27日 読売新聞)


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2011年05月06日 Posted bytonton at 19:26 │Comments(0)路上喫煙規制

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