世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

◎英国/ 60代以上の女性、肺がん罹患者が3倍に増加

60代以上の女性、肺がん罹患者が3倍に増加/英国
【Online ジャーニー】
http://www.japanjournals.com/index.php?option=com_content&view=article&id=270:37-60&catid=37:uk-today&Itemid=96

英国の中高年女性の肺がん患者数が激増していることが明らかになった。「メトロ」紙が伝えた。

今月9日の「ノー・スモーキング・デー」に先立ち、慈善団体「Cancer Research UK」が発表した統計調査によると、60代以上の女性が、肺がんを発病したのは、1975年に年間およそ5,700人だったのに対し、2008年には15,100人以上になったという。80歳以上の女性では、同時期に800人から4,700人と約6倍に増加している。

女性全体では、1975年の7,800人から2008年には17,500人以上が肺がんの診断を下されている。

一方、同時期の男性の統計によると、60代以上の肺がんのケースは、年間23,400人から19,400人へと減少しており、対照的な結果がでている。

「Cancer Research UK」では、「がんの発病までは数十年かかるので、今回の調査で女性の肺がん率が上昇したのは、20~30年前の喫煙パターンが反映された結果だ」と話す。

男性の喫煙率が最も高かったのは1940年代~1950年代に対し、女性の場合は1960年代~1970年代だったという。

女性の肺がん率は、今後減少するとみられ、40~49歳の女性の肺がん率は、すでに1975年から2008年の間に5分の1程減少している。

「Cancer Research UK」のジーン・キング氏は「英国では5人に1人が依然として喫煙しており、喫煙者の禁煙支援を続けることが重要である」とコメントしている。


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2011年03月13日 Posted bytonton at 16:03 │Comments(0)イギリス

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