世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●英女性の肺がんによる死亡率はEUで最悪

減量目的で喫煙―英女性の肺がんによる死亡率はEUで最悪
【ジャーニー】
http://www.japanjournals.com/index.php?option=com_content&view=article&id=151:210eu&catid=37:uk-today&Itemid=96

ダイエットを目的に喫煙をする女性が多いためか、英国では女性の肺がんによる死亡率が欧州内で最も高いという。「デイリー・メール」紙が伝えている。

ミラノ大学とローザンヌ大学では、1970年から2007年までのEU諸国内のがんによる死亡率を調べ、2011年のがん死亡率を推測。研究結果を『腫瘍学年報』に発表した。

これによると、肺がんのために亡くなった女性の率は、2007年までの10年間では英国がEU諸国で最も高く、2007年には10万人当たり20.57人。今年はほぼ横ばいの20.33人と推測されているが、それでも、欧州で最も低いスペインの6.48人に比べると3倍以上の多さだという。

英国では、がんで亡くなる女性について、最も多い原因は肺がんとされる。
英国で、2007年に肺がんで亡くなった女性は1万4,900人だったが、今年は1万5,632人と推定されている。

研究者は、女性の喫煙率が20世紀後半から男性に比べて増加しているのは、痩せることを目的に喫煙を始める女性がいるからだと指摘している。

しかしながら、喫煙を始めてから肺がんを患うまでの時間は、遺伝的な理由から、男性よりも女性のほうが短く、肺がんリスクは女性のほうが高いことも警告されている。

一方、英国で男性が肺がんで亡くなる率は2007年には10万人中33.13人だったが、今年は28.29人に減るとみられている。死亡数も19,700人から1万8,245人に減少。

EU内の全体的ながんによる死亡率をみると、今年のがんによる死亡率は2007年に比べて、男性で7%、女性で6%、それぞれ、減少する見込みで、がんによる死亡総数はおよそ130万人と推定されている。




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2011年02月16日 Posted bytonton at 17:38 │Comments(0)イギリス

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