世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●【静岡】街のたばこ店、駆け込み特需の恩恵薄く

【静岡】街のたばこ店、値上げに音上げ 駆け込み特需の恩恵薄く「もう店たたむ」
【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100926/CK2010092502000207.html
 10月1日に迫ったたばこの値上げが、愛煙家に親しまれてきた“街のたばこ屋さん”の経営を直撃している。街角の自動販売機が主力だけに、まとめ買いする駆け込み需要の恩恵は薄く、売り上げが落ち込んだ2年前のタスポ導入に今回の値上げが追い打ちを掛ける格好。「もう店をたたむ」との声も聞こえる。一方、値上げ額が発表された4月以降、病院の禁煙外来を受診する人が増え、たばこ離れを象徴しているようだ。(報道部・赤野嘉春)
 「小遣いにもならない。もう潮時だ」。浜松市中区栄町の男性店主(82)は、9月末での閉店を決めた。「タスポが利用されるようになって店先の自販機で売れるのは1日2、3箱で、店売りを合わせても知れてる」と苦笑いした。
 数100メートル離れた同区元魚町の女性店主(70)も閉店する。自販機3台と店売りで、1カ月100万円近くあった売り上げは40万円ほどに落ち込んだ。「値上げをきっかけに禁煙するという客も多い。コンビニも増え、もう商売にならない」と嘆いた。
 外国たばこも含めて400銘柄を販売するオグラヤ(浜松市中区葵西)の小倉千枝さん(81)は「値上げでどれくらいお客が減るか分からない」と気をもむ。8月下旬からまとめ買いの予約注文を取り始め、2000カートン(1カートン10箱)程度を受注したが、4年前の値上げ時に比べると駆け込み需要も振るわない。「増税分が公共の喫煙所設置などに使われるなら納得できるが、何に使うんだろうね」と嘆く。
 店頭で100箱注文した男性(59)は「値上げで安定した税収が下がるんじゃないか」とぼやいた。
 磐田市から湖西市までのたばこ店が加盟する浜松たばこ販売協同組合によると、タスポ導入前まで1200あった加盟店が、今年3月末で843店に減少。8月末までに816店に減った。
 浜松市西区雄踏町の加藤医院では、禁煙外来の受診者が増えている。
 「禁煙できないのはニコチン中毒という病気のせいです」-。加藤一晴院長(48)が喫煙の健康被害をレクチャーした後、禁煙補助剤を処方する。1カ月10人前後だった初診が、7月以降2倍に急増した。20年以上、1日20本吸っていたという男性(43)は「禁煙から2週間目ですが、吸いたいという気持ちにならない。今回はやめられそうです」と笑顔を見せた。
 今回のたばこ増税は1本につき過去最大の3・5円。大半の銘柄が1箱100円以上値上がりする。製薬会社ファイザー(東京都)が喫煙者を対象にした全国アンケートでは、禁煙に挑戦する意思を持っている人が53・3%に上り、静岡県は52・5%だった。
【写真】値上げが間近に迫り駆け込み需要に備えるたばこ販売店=浜松市中区葵西で(川戸賢一撮影)



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2010年09月29日 Posted bytonton at 20:48 │Comments(0)●タバコ会社・関係団体

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