世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

【栃木】『廃業の危機』 葉タバコ農家、販売店が悲鳴

【栃木】来月、値上げ『廃業の危機』 葉タバコ農家、販売店が悲鳴
【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100924/CK2010092402000091.html
 10月1日から始まるたばこの大幅値上げを前に、県内の葉タバコ農家やたばこ店が悲鳴を上げている。健康志向の高まりや喫煙場所の減少など、ただでさえたばこへの風当たりが強まっている中でのさらなる逆風。「もうやっていけない」と廃業へ向けた動きも出始めている。 (小倉貞俊)
 日本たばこ産業(JT)によると、値上げ幅は一箱当たり百十~百四十円(一部銘柄を除く)。十月から一年間の販売量は、前年同期比25%減ると試算している。
 値上げを間近に控え、危機感を募らせるのはたばこの原料となる葉タバコの生産農家。「立ち行かなくなるのは時間の問題。息子にも継いでくれとは言えない」と、益子町の加藤栄一さん(55)は肩を落とす。
 本県はかつて、全国有数の葉タバコ生産地だった。六十年前は三万七千戸(総作付面積五千百ヘクタール)の生産農家があったが、現在は八十九戸(同百六ヘクタール)にまで減少。担い手の高齢化と後継者不足に加え、喫煙者の減少が衰退を促した。
 葉タバコの生産は、JTと農家が事前に作付面積などを取り決め、生産した分はJTがすべて買い取る仕組み。たばこが売れないとなれば、農家は減反を求められる。生産量が減れば生活できなくなるため、廃業を考えている農家もあるという。
 加藤さんは「たばこがバッシングされているが、たばこのおかげで税金が入るのも事実。農家のことも考えてほしい」と苦しい胸中を明かした。
 たばこ店への打撃も大きい。県たばこ販売協同組合連合会は「十月以降の売り上げは相当厳しく、廃業する店も多いのでは」と懸念する。
 予約注文を呼び掛ける紙を店頭に掲げていた宇都宮市元今泉のたばこ店経営高山良雄さん(69)は「今は数カ月分買いだめする人がいるけれど、十月からが怖い。値上がりを機に禁煙すると言うお客さんもいるし、店を続けていけるかどうか…」とため息をついた。

【写真】大幅値上げを間近に控え、「予約受付中」の紙を掲げるたばこ店



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2010年09月29日 Posted bytonton at 20:19 │Comments(0)●タバコ会社・関係団体

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