世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

◎仏/ 煙草の箱を”無印”に。進む「禁煙大国化」

煙草の箱を”無印”に。進む「禁煙大国化」(仏)
【Techinsight】
http://japan.techinsight.jp/2010/09/euhatsubreakingnews_tabakopackagenotouitsuka_100913445.html
「百害あって一利なし」と言われているタバコ。今世紀に入って健康志向がますます高まるにつれ、フランスではそんなタバコ離れを勧める動きが盛んであるが、さらに、タバコの箱を無印にして購買力を低下させようという案がアルザス地方の国会議員から提出された。
フランスでは近年、喫煙者が禁煙して成功するCMや、禁煙パッチの宣伝、さらには2008年からレストランや公共の場での禁煙が法律で定められ、単価も予定では今年11月にさらに値上がりし(一箱約700円)、喫煙者の肩身が狭くなってきている。
そしてここに来て、それを後押しするかのように全てのタバコのパッケージからメーカー名を外し無表示化して販売するという法律が、アルザス地方の国会議員から提案され議論を呼んでいる。
それは、タバコ製造会社全てに、スタンダード化した無色のパッケージでの販売と喫煙の悪影響を訴える写真付きのメッセージを添えることを義務づけるというもの。タバコの広告が禁止になってから、製造会社の宣伝はパッケージ上に限られていて、特に見た目を大切にする女性や若者向けに、おしゃれなデザインが主流となっていただけに、この法律が適用されれば、アクセサリーとして喫煙している人々のタバコ離れは確実で、製造会社にとって大打撃を受けることは間違いない。
タバコ産業界は、これは、タバコ離れを助長し、偽タバコの需要を促進させることになると反論している。現在既に、密輸で入荷されているアフリカ産や中国産の偽タバコは、ニコチンや混合物の検査がないため、安全性への保障はなく、路上販売で格安で、しかもメーカーのパッケージそっくりで売られているので問題になっている。この偽タバコが若者の間でさらに主流になれば、国民の健康に逆効果をもたらすと懸念しているというのである。
1箱700円程もするタバコを買うぐらいなら、そのお金でおいしいランチでも食べればいいのにと客観的に思うのは記者だけだろうか。日本に続き、世界第2位の長寿大国フランスでの健康の話題は、食べ物、ヴァカンスに続いて、尽きることがない永遠のテーマと言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 福山葉月)



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2010年09月16日 Posted bytonton at 17:43 │Comments(0)フランス

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