世界で推定毎年20万人の労働者が職場での受動喫煙により命を落としている。受動喫煙に安全なレベルはない。全面禁煙の実施が受動喫煙の被害から人々を守る唯一の効果的な方法だ。(by WHO)

日本も加盟しているWHOの「タバコ規制枠組み条約」では、「2010年2月までにすべての公共の建物内の完全禁煙」をガイドライン(指針)としています。子ども、家族、自分、大切な人がタバコの被害を受けない社会作りが必要だと思います。

                
 動画CMコンテスト受賞作品(NPO法人日本禁煙学会)


   

●たばこ駆け込み、禁煙商戦、、葉タバコ農家や販売店不安

たばこ特需、禁煙商戦も活発に 10月1日値上げ控え
【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091101000573.html
 たばこ増税に伴うたばこの大幅値上げを10月1日に控え、駆け込み需要が急増している。コンビニなどは値上げ前の買いだめを取り込もうとキャンペーンを実施。喫煙をやめる人を当て込んだ「禁煙商戦」も活発になっている。
 JTは、代表的銘柄の「マイルドセブン」を1箱300円から410円に値上げするなど大半で110~140円引き上げる。フィリップ・モリス・ジャパンも「マールボロ」を120円値上げし440円にする。
 過去最大の値上げ幅になるため、まとめ買いに走る喫煙者は多い。日本たばこ産業(JT)は、1カ月分に相当する販売が駆け込みで上乗せされるとみている。スーパー大手のダイエーは今月25日までカートン販売の予約を受け付ける。
 値上げを機に禁煙する人が増え、処方せんなしに買える禁煙補助薬の売り上げ増も期待できる。スイス系の製薬会社ノバルティスファーマは「大きな商機」として、薬局の買い物かごに入れる禁煙補助薬のチラシを数十万枚用意する。
 健康食品などのマルマンは、「禁煙パイポ」の8~9月の売り上げが前年同期比で約2倍になると見込む。


たばこ値上げ募る不安 葉タバコ農家や販売店 10月1日実施/長崎
【西日本新聞】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/196985
 たばこ税の増税に伴い、10月1日からたばこが大幅に値上げされる。喫煙者が禁煙に踏み切ったり吸う本数を減らしたりして、たばこ消費量が大きく減少するのは確実。販売店や葉タバコ生産農家などにも大きな影響が出るとみられる。
 値上げ幅は、1本当たり3・5円の増税に加え、日本たばこ産業(JT)がコスト上昇分を上乗せする。マイルドセブン(現在300円)は410円に、セブンスター(300円)は440円となり「過去に例のない大幅なもの」(JT)という。JTは10月以降の1年間で販売数量が25%減少すると見込む。
 県内のたばこ販売店は、コンビニなどを含め約3千店。店頭では、値上げを知らせるポスターや、9月中の予約を受け付けるチラシが置かれている。県たばこ販売組合連合会の樋口雅弘事務局長は「9月末まで駆け込みで買う人は多いだろうが、10月以降は売り上げが激減する」とみる。
 県内では五島地区や島原地区などで葉タバコが生産され、昨年の収穫量は好天の影響で2240トン(前年比9・9%増)となり、全国8位。ただ農家戸数は460戸で、年々減少している。五島市の葉タバコ農家、平道比利さん(66)は「農家の高齢化が進んでおり、国民のたばこ離れが進めば、生産者はさらに減る」と懸念する。
 県内の08年度のたばこ税収入は、県が27億2370万円、市町が74億8158万円で、計約102億円。それぞれ県税の2・3%、市町村税の5・2%を占めた。10月以降、自治体に入るたばこ千本当たりの税収は40%増加する。しかし消費の落ち込みが増税分を上回る可能性もあり「税収の予測はつかない」(県税務課)。
 一方で、値上げを機に禁煙する人は多いとみられる。禁煙問題に詳しい県医師会の中川元治常任理事は「これまで吸い続けた人も、たばこをやめれば健康面の効果はすぐ出てくる。遅すぎることはない」と禁煙を呼び掛けている。
=2010/09/12付 西日本新聞朝刊=
【写真】たばこ値上げを知らせるポスターが張られた長崎市内のたばこ店


たばこ販売、2年4カ月ぶり増 値上げ前駆け込みで
【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E2E2E0818DE3E2E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195577008122009000000
 日本たばこ協会が10日発表した8月の国内たばこ販売数量は203億本と、前年同月を1.9%上回った。販売数量が前年同月を上回るのは2年4カ月ぶり。喫煙人口の減少や喫煙規制の強化などで落ち込みが続いていたが、10月のたばこ税増税に伴う大幅値上げが近づき、買いだめの動きが早くも広がったようだ。
 前回、販売数量が上向いたのは2008年4月。この際も、たばこ自動販売機用成人識別ICカード「taspo(タスポ)」の本格導入を翌月に控え、駆け込み需要があった。8月は販売金額も1.8%増え3073億円となった。
 コンビニエンスストアやスーパーは、店頭販促物を掲げて早めの購入を促しており、9月は販売数量がさらに伸びるとみられる。ただ、たばこ価格が平均4割上がる10月以降、反動で大幅に落ち込むのはほぼ確実で、日本たばこ産業(JT)は来年9月までの1年で販売量が25%減ると予想している。



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2010年09月14日 Posted bytonton at 22:30 │Comments(0)タバコ税

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