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韓国人男性の喫煙率42．6％、OECDで最高
【YAHOO!ニュース】7月7日20時42分配信 聯合ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000032-yonh-kr
韓国の成人男性の喫煙率は6か月前よりやや下落したものの、経済協力開発機構（OECD）加盟国のなかでは依然、最高水準であることが分かった。
　保健福祉部は7日、先月末に全国満19歳以上の成人3000人を対象に上半期の喫煙実態を調査した結果、男性の喫煙率は42．6％で、昨年12月末より0．5ポイント下がったと明らかにした。
　男性の喫煙率は、2008年6月末の40．4％から2008年12月末は40．9％、昨年6月末は41．1％、昨年12月末は43．1％と上昇が続いたが、2年ぶりに下落に転じた。ただ、通常、上半期の喫煙率は実際より低く調査される傾向があり、喫煙人口の減少率を確認することは容易ではない。
　韓国の成人男性の喫煙率はOECD加盟国平均の28．4％（2007年）とは格段の差があった。OECD平均は、国民健康増進総合計画に伴う韓国のことしの喫煙率目標30％を大幅に下回っており、現在の禁煙政策の効率性に対する疑問も広がっている。
　調査の結果、喫煙者が初めて喫煙した年齢は平均21．2歳で、規則的な喫煙を始めた年齢は平均22．1歳だった。初めてタバコを吸ってから1年以内に習慣性喫煙者になったことになる。
　喫煙の理由として「ストレス」と答えた人の割合は、昨年12月末の32．6％から今回は29．4％に減少したが、「習慣だから」との回答は59．1％から61．7％に増えた。
　喫煙者の59．3％は「健康」などを理由に禁煙を試みたことがあり、男性（60．2％）が女性（45．2％）より多かった。また、喫煙者の59．4％が今後禁煙する意向を示した。年内に禁煙する意向を示したのは女性（14．3％）が男性（11．4％）より多かった。
　現在、非喫煙者のうち、21．4％が喫煙経歴があり、このうち62．0％は初めての禁煙に成功しており、社会的に禁煙が広がっていることがうかがえる。
　効果的な禁煙政策として、最も多かった回答は「禁煙区域拡大」（22．8％）だった。次いで「タバコの値上げ」（18．7％）、「喫煙取り締まりおよび処罰強化」（18．0％）、「禁煙キャンペーン」（16．3％）の順だった。
　保険福祉家族部は、習慣性喫煙が増えており、喫煙を疾病とみなし、ニコチン中毒を治療する概念としてアプローチする必要があると指摘し、価格政策と非価格政策を含む包括的な禁煙政策の推進が急がれるとの見方を示した。